こんにちは、オーガニック&フェアトレードシアバターShea Dream® の伊藤です。
最近、お茶のお稽古で、「花月」というお点前を習い始めました。
「花月」は、簡単に言うと、5人一組がチームになって、それぞれが札を引き、お点前のパートを分割して、リレー形式にお役をつとめていく(亭主・正客・連客)というものです。
社中・皆が同レベルで、かつ手早く無駄なくテンポよく進めていかなくてはいけない、鍛練の為の点前で、お客様をおもてなしする通常の点前とはスタンスが違います。
お稽古中に、先生が仰いました。
「花月は、役割を順番に交代していく。それは「相手の立場を知る」という禅の教えから来ているんだよ」
はっとしました。
相手の立場を知る、考える、、、
簡単なようでいて、実は難しく、普段自分の言い分や考えの押し付けばかりで、全然できていないなぁと気付きました。
ちょうど、先日、あるお取引の仲介(両方とも知り合いでしたので、イトーは無償ボランティアでした)で、悩んでいた事がありました。
親しい方Aさんにお知り合いBさんの商品をご紹介し、両者でお取引がありました。
ここで、イトーはお知り合いBさんには日頃からお世話にもなっていたので、特にコミッション等は頂いておりません。
ところが、このお取引で商品に不具合が発生し、両者の言い分はまったくの平行線に![]()
ボランティアのイトーを通して、伝言ゲームでのやり取りがしばらく続きました。
両方の言い分もわかるし、どちらも知っている方なので、イトーは伝言ゲームの板挟みになり、毎回連絡が来るたびに、正直どうしたらいいものかなぁ、、、と辛くなってきてしまいました。
特に、Bさんにご紹介したAさんの方が、私にとって長年とても親しい間柄の方でしたので、どちらかというと私もAさん寄りに立っていたようで、「Aさんはこうおっしゃっているのに、どうして伝わらないのかしら」という思いが知らず知らずのうちにBさんにもきっと伝わっていたのでしょう。
事態は膠着状態になってしまいました![]()
そんな時、茶道のお稽古場で、花月のお点前のお稽古中に教えて頂いた禅の精神、
ずばり「相手の立場を知る」
すっと腑に落ちました。
「なんでわかってくださらないのだろう?!」
という考え、立ち位置がそもそも大間違いであり、
「そうよね、Bさんの立場に立ってみたらば、この商品でこの会社ポリシーや品質・価格、商品への想いなど、考えればきっと納得できない面もあるわよね」
となり、そういう相手への共感や想いも、例えメール数行にさえ伝わってきます。
結果、AさんBさんお互いが納得する着地点が見え、無事ケースクローズとなりました。
今回は「禅」の精神から、相手の立場に思いを馳せながら物事を進めるという、貴重な気付きを頂く事が出来ました。
と、そんな折、我がマンションの管理組合の議事録を見ていて目が点になる事が![]()
我が家の窓から見える木々に、カラスが巣を作っているようで、親鳥たちがせっせとお家を作っていたり、「あ、もうタマゴあるのかな?もう赤ちゃん中にいるのかな?」と日々ほんわかした気持ちで眺めていたのですが、何と、ウチのマンションの年配の住人の方にとっては、非常に目障りなようで、その木が生えている向かいの建物の所有者に、巣の撤去を要請するとのことでした。
え?!
ちなみにその木は道を挟んで随分向こう側にあり、もちろん他人の敷地です。
しかも、お写真見てわかるでしょうか、巣の位置する場所は、歩道や路面からは随分高く(ビルで言うと8階位)、普段人の同線と被るような場所でもないようです。
撤去要請理由としては「カラスは害鳥だから、増えてこっちに危害があると危険だし困る」という事なのだそうですが、都会の片隅でたった一つ、人の手の届かない高い所にせっせと作ったマイホームを、そこの土地の持ち主でもない人間様が勝手にぐしゃぐしゃと壊す権利がはたしてあるのだろうか?と疑問に思いました。
多分この方は、色々な事を全てご自分中心に考えてしまっているので、すべての事に対して生き難さ、たとえ窓から見える道の向こうの鳥の巣でさえも、心を苛立たせてしまうのでしょう。
おそらく学校がそばにあれば、子供達の笑い声も騒音としてクレームになるのでしょうか。
よく「自分の周囲=今の自分」と申します。
自分の周りの現象は、全て自分で作り出しているのです、ですから、考え方、生き様によって生き難くもなり、輝き溢れる日々にもなれるのです![]()
例え相手がカラスであろうと虫であろうと、「相手を知る」事で、世界がより生き易く変わっていくようで、花月のお点前では禅からとても大切なエッセンスを学びました。
また、お稽古に行くのが楽しみです。
ではまた![]()



