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[テーマ]
フードテック・代替タンパク市場の中核を成す
代替肉/代替シーフード業界の事業環境と展望
~30社のグローバル先進事例を考察して
新規参入・事業化のポイントを探る~
http://click.ssk21.co.jp/c?c=271771&m=9942494&v=c2927b5e
[講 師]
野村アグリプランニング&アドバイザリー株式会社
調査部長 佐藤 光泰 氏
[日 時]
2021年9月14日(火) 午後2時~5時
[会 場]
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4F
[重点講義内容]
植物肉や培養肉などの代替肉は、昨今、国内外で大きな注目を
集めている分野であるが、いわゆる“代替食品”と言われる市場は
日本でも古くから存在した。マーガリンやカニカマ、大豆ミート、
米粉、発泡酒などがそうであり、主に価格面(一部、アレルギーや
健康などの機能面)に着目した商品開発が行われてきた。
欧米や中国などの他国でも、大豆ミートなどの代替食品は
だいぶ前から発売されていた。
2010年代後半から欧米を中心にこの分野に注目が集まり
始めた理由として大きく3つが考えられる。一つ目は、消費者の
健康への意識の高まりである。2010年以降、米国でも健康への
意識の高まりによるベジタリアンやビーガンが増加している。
実際、2009年には全人口の1%程度(約300万人)であった
米国のベジタリアンやビーガン層は、2020年にはおよそ10%
(約3,000万人弱)に増加したと推計しており、市場のすそ野が
拡がっている。二つ目は米国の若者を中心としたリベラル層による
環境や動物福祉などの社会問題への関心の高まりである。いわゆる
「ミレニアル世代」の増加である。背景には2015年9月の
国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の影響
が大きい。実際、畜産業が地球環境に与える影響は小さくない。
FAO(国連食糧農業機関)によると、人為的に排出されている
温室効果ガスの14.5%が畜産業に由来し、毎年、家畜から放出
されるメタンガスは、石油に換算すると南アフリカ国に電力を供給
する量に匹敵するという。植物性由来の代替肉を通常の畜産と比較
すると、温室効果ガスは90%程度、必要な水は99%それぞれ
削減できると言われている。また、昨今、欧米の消費者において、
健康や環境問題以上に高い関心を持つのが「動物福祉」である。
2015年以降、躍進を続ける植物肉や培養肉のスタートアップには、
ビル・ゲイツ氏やレオナルド・ディカプリオ氏などの米国の著名人が
多く投資を行っているが、彼らの関心は環境や動物福祉の問題解決
であり、言い換えると持続可能な畜産製品の生産システムの構築に
期待を寄せている。
この分野が注目を集める三つ目の理由は、テクノロジーの向上による
「味」の劇的な改善である。昨今の植物肉のブームを巻き起こした米国の
スタートアップであるビヨンド・ミート社やインポッシブル・フーズ社の
製品が消費者の支持を集めた最大の理由でもある。これまでの大豆
ミート製品は食品スーパーの売り場の隅にある“もどき食品コーナー”
で売られていたが、ビヨンド・ミート社の植物肉は全米スーパーとして
初めて、ホールフーズ・マーケットの「精肉売り場」で販売された。
これまであった大豆ミートなどの“もどき肉”とは一線を画した商品性
であることが伺える。また、味の改善だけでなく、同社の製品は精肉
売り場で「生」の状態で販売されている点も画期的と言える。
消費者へ本物の肉と同様に、家のフライパンなどで焼く一連の調理体験
までを再現しているからだ。このような代替肉の登場は、もともと健康や
環境、動物福祉などに高い意識や関心を持つ消費者の食生活を転換させる
大きな契機となった。
このような理由から、代替肉市場は今後も大きな盛り上がりを見せること
が確実視されるが、同様に、代替肉の「魚」版である代替シーフードへの
期待も高まりはじめている。代替シーフードは、植物原料のみで製造された
植物性シーフードと魚から採取した細胞を培養した製造される培養
シーフードから構成されるが、今後、代替肉と同様な理由で注目を集めよう。
演者は、代替肉を中心とする代替タンパク市場の2020年の
グローバル市場を約1兆円(105円/米ドル前提)と推計しているが、
今後、43%の年平均成長率(CAGR)で成長し、2030年には
約36兆円に達するものと予想している。
本セミナーでは、まず、市場規模の面で、フード&アグリテック業界の
中核を成す代替タンパク市場の事業環境や構成テーマを説明する。次に、
代替タンパク市場で高い成長が期待される代替肉(植物肉・培養肉)と
代替シーフード(植物魚・培養魚)について、グローバル先進事例を
解説し、同市場の事業動向と展望を俯瞰する。最後に、新たに同市場に
参入する際のポイントや有望シーズ、基本構想・戦略設計の方法に
ついて述べる。
1.フードテック最注目の代替タンパク市場
(フード&アグリ分野の市場環境と構成テーマ)
2.代替肉(植物肉・培養肉)のグローバル先進事例(20社)
3.代替シーフード(植物魚・培養魚)のグローバル先進事例(10社)
4.代替肉・代替シーフード分野の新規参入・事業化のポイント
5.質疑応答/名刺交換
[PROFILE 佐藤 光泰(さとう みつやす)氏]
2002年に早稲田大学・法学部卒業後、野村證券へ入社。2005年に
野村リサーチ&アドバイザリー株式会社へ出向し、農水産業・食品・
小売セクターの産業調査・企業アナリストの業務に従事。2010年に
野村アグリプランニング&アドバイザリー株式会社へ出向し、農水産業・
食品セクターの調査・コンサルティング業務に従事(現在に至る)。
著書「2030年のフード&アグリテック
~農と食の未来を変える世界の先進ビジネス70」など