【農林水産省/京都大学/NTT持株/NTTデータ経営研究所/和郷園】
AgTech(農業×テクノロジー)×エネルギー
~農業事業への新たな可能性~
http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_17335.html
[講 師]
農林水産省 食料産業局 バイオマス循環資源課 再生可能エネルギー室
課長補佐 川島 有子 氏
日本電信電話(株) 研究企画部門 サービスプロデュース担当
担当部長 久住 嘉和 氏
農事組合法人 和郷園 副代表理事 向後 武彦 氏
(株)NTTデータ経営研究所 社会・環境戦略コンサルティングユニット
マネージャー 齊藤 三希子 氏
京都大学 エネルギー理工研究所 特任教授 柴田 大輔 氏
[日 時]
2017年11月7日(火) 午後1時~5時
[会 場]
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2 友泉西新橋ビル4F
[重点講義内容]
人工知能や情報科学、ロボティクスをはじめとした先端技術を
農業に応用させることを「AgTech(農業×テクノロジー)」
と呼んでいる。AgTechは、①世界の爆発的な食料需要増加に
対する解決策、②環境配慮や健康志向の高まり、③労働力不足への
解決策など、社会問題解決策のひとつとして期待されている。
AgTechが既存市場に普及することにより、イノベーションを
引き起こす可能性が高まっているが、エネルギーに関する視点が
欠如しており、持続可能な農業には至らないと思われる。
日本の農業において、テクノロジーだけではなくエネルギーの視点を
取り込むことにより、農業に新しい可能性が広がっていることに
関してご紹介する。
<1>農林水産業等におけるICT/AIなどを活用した
推進の方向性と農山漁村の再生可能エネルギー振興策について
天野 絵里 氏【13:00~13:35】
我が国の農林水産業及び食品製造業は、他の産業と比較して労働
生産性が低い状況にある。一方、ICT、ロボット、AI等による
技術革新は、従来にないスピードとインパクトで振興しており、
この技術革新を的確に捉え、生産性向上を推進する必要がある。
また、地球環境保全の動きや東日本大震災の教訓を背景に再生可能
エネルギーを推進する法体系が整備されてきており、農山漁村地域
においても、農林漁業の生産力増大、生活の環境改善に向け、
電気導入の取り組みが求められている。
本講演では、エネルギーの地産地消の推進による地域内経済循環を
加速化するとともに、その取組の持続性を確保するための施策に
関して説明する。
1.政府全体の動き
2.ICT/AIなどを活用した推進の方向性
3.農山漁村の再生可能エネルギー振興策について
4.質疑応答/名刺交換
<2>NTTグループの農業×ICT最前線
久住 嘉和 氏【13:45~14:30】
NTTグループは「2020」 「地方創生」を契機とした新たな
市場開拓を加速させるため、グループ横断プロジェクトによる幅広い
事業主体とのパートナリングを推進しており、農業もグループ20社
以上が連携してさまざまな取り組みを行っている。様々な企業と
連携し、NTTグループや研究所のIoTやAI(corevo)
を組み合わせ、農作業のさらなる効率化や高品質化、プラント監視
業務の省人化等の実現により、個社ではなし得なかった新たな
価値創造をめざしている。
本講演では、NTTグループがこれまで通信事業で培ってきたICT
を活用し、日本電信電話(株)が牽引するグループ横断プロジェクト
にて農業×ICTの実際の取り組み・成果について紹介する。
1.NTTグループの取組みについて
2.目指している次世代農業システムについて
3.プロジェクトについて
4.今後の展開
5.質疑応答/名刺交換
<3>農事組合法人 和郷園における農業ICTクラウドサービス活用事例
向後 武彦 氏【14:40~15:25】
農事組合法人 和郷園は、創設以来、農業生産者の自律を合言葉に
活動を続けている。 時代のニーズを取り入れ、生産者の技術向上
はもちろん、GAPの取り組み、加工事業、販売事業、リサイクル
事業、海外展開と、農業を軸に活動の幅を広げてきた。
本講演では、農事組合法人 和郷園がこれまで取組んできた農業
ICTクラウドサービス活用事例にて農業ICTの実際の取り組み・
成果について紹介する。
1.和郷園の取組みについて
2.農業ICTクラウドサービス活用事例
3.農作業の省力化、品質、収量の向上に関する成果
4.質疑応答/名刺交換
<4>地域活性化につながるAgTech(農業×テクノロジー)
齊藤 三希子 氏【15:35~16:10】
我が国は、農業を新たな“成長エンジン”と位置付け、戦後以来の
大改革を進めており、農業を地域の基幹産業に戻すべく、規制緩和
だけではなく、ICTを活用した農業の高度化・知識産業化を
推し進めている。地域活性化につながるAgTechとするため
には、農業の知識産業化・情報産業化だけではなく、農業に電力
ビジネスを取り込むことが重要である。
本講演では、日本の農業において、ICTだけではなく電力
ビジネスを取り込むことで、農業に新しい可能性が広がっている
ことに関してご紹介する。
1.AgTechとは
2.弊社の取組み事例の紹介
3.全国の農業分野における電力ビジネスの活用事例
4.今後の展開
5.質疑応答/名刺交換
<5>農業生産と再生可能エネルギー生産をテクノロジーにより両立させる
柴田 大輔 氏【16:20~17:00】
食料安全保障のために、国内での食料生産を一定以上に保つことは
重要であるが、農業での収益性の低さから後継者が育ちにくく、
農業従事者の高齢化に伴って、農業が抱える諸問題が顕在化して
きている。これらの問題を解決する手段として、農産物生産を
維持しながら、収益性の高い再生可能エネルギーを生産するという
考え方がある。
本講演では、農業生産と再生可能エネルギー生産を両立させるための
技術的、経済的、制度的な課題を解説し、京都大学が中心となって
進めている、グリーンエネルギーファーム構想について、テクノロジー
融合と関連させて紹介する。
1.農業生産と再生可能エネルギー生産の両立について
2.グリーンエネルギーファーム構想について
3.持続可能で効率的な新しい農業技術開発について
4.今後の展開
5.質疑応答/名刺交換
[PROFILE 川島 有子(かわしま ゆうこ)氏]
2001年4月 農林水産省入省。2011年4月 国際部
国際協力課 海外技術協力官。2011年9月 国際部
国際経済課 国際専門官。2017年10月 現職。
[PROFILE 久住 嘉和(くすみ よしかず)氏]
1995年 日本電信電話(株)に入社。以降、主にNTT
コミュニケーションズで設備企画、外資営業、企業買収、
グローバル事業展開、技術開発戦略などを経て、2014年8月
より現職(NTT研究企画部門プロデュース担当部長)
[PROFILE 向後 武彦(こうご たけひこ)氏]
1986年 高校卒業後就農
1991年 産直販売を始める
1996年 (有)和郷設立
1998年 生産農場を法人化(有)向後農場を設立 代表取締役
1998年 農事組合法人 和郷園を設立 副代表理事
1999年 野菜残渣処理開始、リサイクル事業開始
2003年 冷凍工場さあや’Sキッチン稼動
2004年 野菜カットセンター稼動
2009年 (株)郷(ふるさと)専務取締役
2011年 和郷AGS(株)設立設立 代表取締役
2012年 (株)和郷 常務取締役
2014年 (株)福井和郷設立(和郷子会社)
[PROFILE 齊藤 三希子(さいとう みきこ)氏]
国内システムインテグレーター、国内シンクタンクを経て、
2014年4月より現職。再生可能・未利用エネルギーを
活用した持続可能な地域モデル創出、農業等の地域資源を
活用した地域活性化の仕組みづくりなどに従事。
[PROFILE 柴田 大輔(しばた だいすけ)氏]
1983年4月 日本学術振興会研究員、京都大学食糧科学研究所
研修員。1984年9月 パデュー大学生化学部門 博士研究員。
1989年4月 (株)三井業際植物バイオ研究所主任研究員、
グループリーダー。1999年4月 かずさDNA研究所主席研究員
(現在、バイオ研究開発部長)。