2018年度同時改定を見据えたこれからの病院経営
-中医協の議論を読み解き、今後の方向性を明らかにする-
http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_17291.html
[講 師]
国際医療福祉大学大学院 教授
中央社会保険医療協議会
「入院医療等の調査・評価分科会」会長 武藤 正樹 氏
東邦大学 医学部 医療政策・渉外部門 特任教授・名誉教授
中央社会保険医療協議会「DPC評価分科会」会長 小山 信彌 氏
医療法人平成博愛会 博愛記念病院 理事長
一般社団法人日本慢性期医療協会 会長 武久 洋三 氏
[日 時]
2017年9月19日(火) 午後1時~5時
[会 場]
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2 友泉西新橋ビル4F
[重点講義内容]
<1>2018年診療報酬改定と入院医療の行方
武藤 正樹 氏【13:00~14:15】
2018年診療報酬改定の入院医療に関して、専門的立場から
技術的な課題の検討と整理を行っているのが中医協専門組織
「入院医療等の調査・評価分科会」である。本講演では分科会の
これまでの議論を振り返り、同時改定への入院医療における
以下の課題を考えて行きたい。
1.7対1入院基本料について
2.地域包括ケア病棟について
3.療養病床について
4.入退院支援について
<2>2018年度診療報酬改定とDPCの行方
小山 信彌 氏【14:20~15:35】
2018年度改定では、当初DPC普及のために導入された
「調整係数」が消失する。この係数は、DPC制度導入により
病院が減収にならないように設定された経緯がある。
消失に向けた議論が進み、基礎係数、機能評価係数Ⅱを用いての
置き換えの議論が進み、過去3回の改定で75%まで減少し、
今回の改定で完全に消失する予定である。その中で、基礎係数、
機能評価係数Ⅰ、Ⅱ、激変緩和措置の今後の方向性について述べる。
1.調整係数の置き換え
2.基礎係数
3.機能評価係数Ⅰ
4.機能評価係数Ⅱ
5.激変緩和措置
<3>2018年診療報酬改定と慢性期医療の行方
武久 洋三 氏【15:45~17:00】
2018年は6年に1度の診療報酬・介護報酬同時改定の年である。
近々に日本の病院は「高度急性期病院(広域急性期)」と
「地域多機能型病院」の2つに大別されるだろう。
高度急性期病院同士の競争が激しくなり、「急性期指標」という
客観的な指標によって、中途半端な自称急性期病院が医療界から
追放されるだろう。これからは同じ構想区域内での競争となるのだ。
慢性期病院は地域の中で慢性期状態の患者の急変に対応していかなければ
ならない。いつまでも老人収容所の機能のままの病院は、淘汰されるだろう。
急性期指標が明確化されると慢性期指標も明確化されるだろう。
良い病院、選ばれる病院とは、「迅速で適切な治療で病気を治してくれて
はやく日常に帰してくれる」ことに尽きる。病院として生き残っていく
ための今後の方向性について述べる。
1.地域多機能型病院
2.急性期指標
3.治療しない肺炎
4.多職種連携
5.介護医療院
[PROFILE 武藤 正樹(むとう まさき)氏]
1974年新潟大学医学部卒業/1978年新潟大学大学院医科研究科
修了後、国立横浜病院にて外科医師として勤務。同病院在籍中、
1986年~1988年までニューヨーク州立大学家庭医療学科に留学/
1988年 厚生省関東信越地方医務局指導課長/1990年国立療養所
村松病院副院長/1994年国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長/
1995年国立長野病院副院長/2006年より国際医療福祉大学
三田病院副院長・国際医療福祉総合研究所長・同大学大学院教授/
2007年より(株)医療福祉経営審査機構CEO/
2012年6月より現職。
【政府委員】医療計画見直し等検討会座長
(厚生労働省2010年~2011年)/
入院医療等の調査評価分科会会長(中医協2012年~)/
「療養病床の在り方検討会」構成員(厚生労働省2016年)
[PROFILE 小山 信彌(こやま のぶや)氏]
1972年 東邦大学医学部卒業/1995年 東邦大学医学部 教授/
1997年 東邦大学医学部付属大森病院副院長/2000年 東邦大学
医学部付属大森病院 病院長/2006年 東邦大学医療センター大森病院
心臓血管外科部長/2013年 東邦大学名誉教授、東邦大学医学部
医療政策・渉外部門 特任教授
厚生労働省 診療報酬調査専門組織(DPC評価分科会)分科会会長
(H29.7まで)・診療報酬調査専門組織(医療技術評価分科会)
分科会長代理・診療報酬調査専門組織(コスト調査分科会)委員・
医薬品流通改善懇談会委員/日本私立医科大学協会 業務執行理事(病院担当)
[PROFILE 武久 洋三(たけひさ ようぞう)氏]
1966年岐阜県立医科大学卒、大阪大学医学部付属病院インターン終了。
徳島大学大学院医学研究科卒、徳島大学第三内科を経て、現在、
医療法人平成博愛会理事長、社会福祉法人平成記念会理事長等を務める。
病院(一般・医療療養・回復期リハ)・介護老人保健施設・介護老人
福祉施設・ケアハウスなどを経営。
日本慢性期医療協会会長・日本病院団体協議会議長・厚生労働省
社会保障審議会医療保険部会委員・中医協・入院医療等の調査・
評価分科会委員・社会保障審議会介護給付費分科会委員経済産業省
医療産業研究会委員・ヘルスケア産業プラットフォーム推進委員・
医療・介護周辺サービス産業創出調査事業評価委員、日本病院会理事
他多くの公職を現任。
【著書】「よい慢性期病院を選ぼう」「よいケアマネジャーを選ぼう」、
「介護認定調査正しい受け方・行い方」「介護保険・施設への緊急提言」、
「在宅療養のすすめ」「高齢者用基本治療マニュアル64」
(いずれも株式会社メディス)