保健医療分野におけるAI活用の意義と可能性 | 新社会システム総合研究所 公式ブログ

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【厚生労働省/京都大学/慶應義塾大学】
保健医療分野におけるAI活用の意義と可能性
-ライフサイエンスにおけるAI戦略・AI創薬
-AIを用いた症状評価の定量化
http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_17142.html

[講 師]
厚生労働省 大臣官房 厚生科学課 
 バイオテクノロジー専門官 井上 大輔 氏

京都大学 大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 
 ビッグデータ医科学分野 教授 奥野 恭史 氏

慶應義塾大学 医学部 精神・神経科学 専任講師 岸本 泰士郎 氏

[日 時]
2017年5月25日(木) 午後1時~5時

[会 場]
紀尾井フォーラム
千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート1F

[重点講義内容]
<1>保健医療分野におけるAIの活用について
井上 大輔 氏 【13:00~14:10】

AIは、保健医療に大きな変革をもたらすと考えられ、
患者・国民の個々のニーズにきめ細かく応えるサービスや生産性の
向上など、これまでにない新たな価値の創造が可能となることが
予想される。人工知能に関する競争が既に始まっているが、
日本には、他国に類を見ない程の大量の保健医療データが眠っている
点で強みがある。また、ディープラーニングについては、
競争が世界各国で開始されたばかりで、日本が世界をリードする
ことが可能である。
厚生労働省では、AIの活用によるメリットを、患者・国民が
しっかりと享受できる社会の実現に向けて、課題の洗い出しと
対応策を検討するため、「保健医療分野におけるAI活用推進
懇談会」を本年1月に設置した。今回は、本懇談会での議論を
紹介する。

1.保健医療分野におけるAIの活用の意義
2.AIの活用に向けた研究開発基盤等の整備
3.AIの活用に向けた質・安全性確保
4.AIの活用が想定される領域
5.質疑応答/名刺交換

<2>AI創薬の現状と可能性
奥野 恭史 氏 【14:25~15:35】

世界的なAIブームの潮流に乗り、ライフサイエンス分野での
AIへの期待が高まる一方である。このような中、ライフ分野を
対象としたAI開発を産学、異業種連携で進めるため、
我々はライフ・インテリジェンス・コンソーシアム(LINC)を
立ち上げた。
LINCは、京大・理研などのアカデミアの支援のもと、
IT業界と、製薬・化学、医療・ヘルスケア、食品の
ライフサイエンス分野の企業など約70社・団体がタッグを
組むことで、AI戦略による保健医療分野・関連産業の振興を
目指すものである。本講演では、LINCによる取り組みに
ついて紹介するとともに、AIの創薬応用の現状と未来に
ついて議論する。

1.製薬業界の現状
2.AI創薬の具体的事例
3.産学連携(LINC)のAI開発
4.ライフサイエンスにおけるAIの課題
5.世界をリードするライフサイエンスにおけるAI戦略
6.質疑応答/名刺交換

<3>精神科領域におけるAIを用いた新時代の試み
岸本 泰士郎 氏 【15:50~17:00】

精神科領域はYear Lived with Disabilityに
おいて他の医学領域を抑え第一位、我が国の患者数は認知症を
含めると700万人以上と見積もられている。
経済費用はうつ病だけで2.7兆円、認知症だけで14.5兆円を超え、
最も克服が必要とされる医学領域と言っても過言ではない。
しかし、精神科領域における研究開発は多くの壁に直面してきた。
その一つが、症状評価における客観性や定量性の乏しさである。
演者のグループでは、こういった状況を打開する一つの
アプローチとして、AIを用いた医師の暗黙知の形式知化に
取り組んでいる。具体的には、患者の声、会話速度、体動、
表情変化などを解析し、精神科医がうつ病患者の重症度として
重要視する精神運動抑制を定量化しようとする試みである。
また、言語に現れる症状に注目し、自然言語処理を用いた
精神疾患の特徴量の抽出研究も行っている。
講演では、研究開発の背景、海外での類似の取り組みや、
開発の経過などを紹介する。

1.開発背景
2.海外の類似の取り組み
3.研究開発コンセプトと経過
4.質疑応答/名刺交換


[PROFILE 井上 大輔(いのうえ だいすけ)氏]
1981年8月 京都生まれ。2004年3月 京都大学薬学部卒業。
2006年3月 京都大学大学院薬学研究科修士課程修了。
2006年4月 医薬食品局総務課(厚生労働省採用)。
2008年4月 独立行政法人医薬基盤研究所。
2010年7月 保険局医療課。2012年8月 医政局総務課。
2014年10月 医薬食品局安全対策課。
2016年1月 大臣官房厚生科学課。

[PROFILE 奥野 恭史(おくの やすし)氏]
1993年 京都大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科進学。
2000年博士(薬学)学位取得。2001年 京都大学化学研究所
バイオインフォマティクスセンター 博士研究員、助手。
2003年 京都大学大学院薬学研究科 助手、准教授。
2008年 京都大学大学院薬学研究科 寄附講座 特定教授。
2013年 先端医療振興財団 先端医療センター研究所
シミュレーション創薬グループ 客員グループリーダー(併任)。
2013年 理化学研究所 計算科学研究機構 客員主管研究員(併任)。
2014年 京都大学大学院医学研究科 寄附講座 特定教授。
2014年 理化学研究所 生命システム研究センター 客員主管研究員(併任)。
2015年 先端医療振興財団 クラスター推進センター
インシリコ創薬拠点形成推進グループ 部長(併任)。
2016年 理化学研究所 健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス
推進プログラム 融合研究推進グループ 副グループディレクター(併任)。
2016年 京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 教授(現職)。
【受賞】
2001年度 第43回市村学術賞。
2009年度 文部科学大臣表彰 科学技術賞(科学技術振興部門)。
2008年度 日本薬学会 奨励賞。
2008年度 第8回バイオビジネスコンペJAPAN 優秀賞。
2006年度 日本薬学会 薬学ビジョン部会 部会賞。

[PROFILE 岸本 泰士郎(きしもと たいしろう)氏]
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