排熱利用発電が動き出す
~注目されるバイナリー発電の技術開発と
見えてきた工場排熱や下水汚泥処理への適用~
http://www.ssk21.co.jp/seminar/re_S_15044.html
[講 師]
森豊技術士事務所 代表 工学博士 森 豊 氏
三井造船株式会社 機械・システム事業本部
企画管理部(事業開発グループ) 主管 河地 良彦 氏
メタウォーター株式会社 プラントエンジニアリング本部
資源再生技術部 第一グループ 係長 技術士 木村 英人 氏
[日 時]
2015年2月24日(火) 午後1時~4時30分
[会 場]
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2 友泉西新橋ビル4F
[重点講義内容]
<1>バイナリーサイクル発電による熱利用技術の動向と展開
森 豊 氏【13:00~14:00】
最近、未利用エネルギーや再生可能エネルギーの有効利用の観点から、
バイナリーサイクルによる発電が注目を集めている。
バイナリーサイクルの基本原理や特徴を解説するとともに、
現在市場投入している種々のバイナリー発電設備についてその特徴を
紹介する。また、工場廃熱について種類と分布、及びバイナリー発電の
適用性について概要を説明する。
1.バイナリーサイクルについて
2.バイナリーサイクルの基本原理と特徴
3.バイナリーサイクル発電設備の動向
4.地熱、温泉熱発電への適用
5.工場排熱の種類と分布
6.工場排熱への適用
7.課題とまとめ
8.質疑応答/名刺交換
<2>VPCバイナリー発電装置の開発と中低温排熱利用技術
河地 良彦 氏【14:10~15:15】
三井造船は、70~250℃の中低温熱エネルギーから電力を回収する
VPC(Variable Phase Cycle)を採用した
バイナリー発電装置を開発しました。同じ熱源からより多くの
熱エネルギーを回収できるシステムで、出力範囲は電気事業法規制
緩和対象を中心に50~1000kWです。ガスエンジン排熱、
工場排熱、地熱、温泉水などに適用できます。
1.VPCバイナリー発電装置開発の経緯
2.VPC(熱サイクル)の説明(ORCとの比較)
3.VPT(Variable Phase Turbine)の構造
4.VPCバイナリー発電装置の特長
5.VPCバイナリー発電装置のシリーズ化
6.VPCバイナリー発電の適用事例
7.質疑応答/名刺交換
<3>下水処理場へのバイナリー発電の適用
木村 英人 氏【15:25~16:30】
我が国の下水処理システムはエネルギーを大量に消費しているが、
大震災以降の不安定な電力需給環境やエネルギーコスト高騰により、
下水処理に要するエネルギー消費の一層の低減が求められている。
中でも下水汚泥は約7割が焼却されており、その排熱を利用する技術が
期待される。
本講演では、バイナリー発電を下水汚泥特有の条件に最適化した技術の
有効性と実証成果について解説する。
1.下水処理における省エネ・創エネ
2.バイナリー発電技術について一般概要
3.アンモニア-水サイクルの説明(ORCとの比較)
4.下水処理場の熱源・冷却源の特徴
5.導入するアンモニア-水サイクルの説明
6.下水処理場への適応
7.導入効果
8.質疑応答/名刺交換
[PROFILE 森 豊(もり ゆたか)氏]
1976年 早稲田大学理工学部卒業
株式会社荏原製作所にて流体機械、バイナリーサイクル発電、
燃料電池コージェネシステムの設計開発を担当。
2008年より森豊技術士事務所にて技術コンサルタントを務める。
技術士(機械)、博士(工学)、早稲田大学非常勤講師
[PROFILE 河地 良彦(かわち よしひこ)氏]
1977年三井造船(株)入社、以来、化学プラントのプロセス設計、
エネルギー、環境関係のプロセス開発、事業開発に従事。
[PROFILE 木村 英人(きむら ひでと)氏]
1992年 東京水産大学水産学部卒業(現、東京海洋大学)
1992年より都市ごみ焼却施設の排熱発電設備を含む
基本設計・実施設計を担当。
2011年よりメタウォーター株式会社にて、アンモニア-水サイクルを
用いたバイナリーサイクルを下水汚泥焼却の排熱に最適化する
開発・設計を担当。技術士(衛生工学)