開業要件緩和・参入の加速となるか?
訪問看護事業経営 成功の秘訣
トップ企業が明かす差別化戦略
開催日時 2011年8月5日(金)午後2時~午後5時
会場 SSK セミナールーム
重点講義内容
訪問看護は、従来から地域ケアや地域医療成立のためのコアたるサービスであり、
その普及が政府により声高に叫ばれてきた。
しかし、現実にはここ10年間その数は ほとんど増えておらず、
開設と撤退が多くのところで繰り返されてきた。
この分野において、今回ご紹介する二社は独特の経営、差別化戦略を成功させ、
その展開を拡大してきた。この成功の秘訣を、ご報告いただくこととした。
詳しくは
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_11240.html
<1>先端技術をコアとした差別化経営
ミレニア・ホールディング株式会社 訪問看護事業部 部長
新山 賢司 (しんやま けんじ)氏
【14:00~15:00】
ミレニアはその事業を米国において展開し、創傷ケアにおける最先端の技術力を
有して いる。その技術ノウハウを、日本では主要な病院に指導、展開する事業を
中核に持っている。
同社は、この高い創傷ケア技術を訪問看護においても有しており、日本では数少ない疾病管理型(創傷ケア管理)の特徴を有している。このノウハウゆえに、必然的に看護師における高い観察力を有することとなり、これが看護師への求心力となっている。また、この差別化は いわゆるニッチトップの分野を確保し、ステーション規模を
大きくする効果を生んでいる。
1.米国最先端技術の病院への提供
2.技術を強味とした訪問看護
3.病院との密接な訪問看護
4.経営実態
5.未来への技術戦略
<2>現場からの技術開発をコアとした拡大戦略
セントケア・ホールディング株式会社 執行役員 訪問看護支援部
岡本 茂雄 (おかもと しげお)氏
【15:10~16:00】
全国31カ所に訪問看護STを持つ強みを生かし企業会計に基づく精緻な経営分析からの最適規模・最適稼働率などのベンチマークによる経営管理、「質」をお題目ではなく人事考課指標としても取り入れ給与や処遇に反映する経営、名古屋大学医学部の山内教授や東京 医科歯科大学の山本教授などとの共同による先端技術開発とその最先端技術の活用、この三大方針により訪問看護事業の規模を大幅に拡大してきた。
特に、各種開発成果については現場での活用や検証を基本とし、このことが看護師の高い定着率につながっている。いわゆる、開発への現場参加型事業が、訪問看護の成功の秘訣となっている。
1.訪問看護を取り巻く市場動向
2.看護師の特性に基づく労務戦略
3.現場と経営の一体感の創生
4.セントケアの経営実態
5.未来:地域包括ケアにおける訪問看護
<3>看護師視点での戦略・施策について
セントケア・ホールディング株式会社 訪問看護支援部 課長・看護師
吉村 奈央 (よしむら なお)氏
【16:10~17:00】
各種開発が、どのような視点でテーマ設定がされ、そこからどのような成果が生まれてき たか、現場にはどのような形でその成果を提供してきたかなどを、事例に添って報告する。
訪問看護経営の最大の課題は、看護師確保にある。本セッションでは、看護師として職場の魅力や、自己実現の視点において訪問看護経営や戦略をどうとらえてきたかを、お話しする。
1.現場参加の「想像」の創造
2.ケースから生み出す標準化
3.現場経験知の可視化
4.現場とSVとのマネジメント共有
5.成果型から、成長型へ
講師プロフィール
新山 賢司(しんやま けんじ)氏
2000年 徳山大学 経済学部卒業
Fullerton Collegeにて、Business Computer Information System Certificate取得
2003年-2005年 米国Eagle USA社ウェブ戦略チーム
2007年-2009年 株式会社ミレニア 入社
フットケア部門長として足測定器システム及び機能的インソールの国内における事業企画・運営を担当。
2009年-現在 訪問看護事業部にて、都内6ヶ所で訪問看護ステーションとサテライトを運営。収支構造の改善を図ると共に、看護の質管理を行うため臨床部門と連携したミーティングを定期開催。
岡本 茂雄(おかもと しげお)氏
大学卒業後、クラレにおいて介護ショップを事業化。その後、三菱総合研究所において介護・医療分野に おける行政の各種事業計画を策定。さらに、明治生命グループ(現明治安田生命)においてケアプラン策定システムの開発ならびに事業化、疾病予防サービスの開発ならびに事業化などを手がける。
2007年10月からセントケアHD。2009年10月には訪問看護を強化するため訪問看護事業部を創設(現訪問看護支援部)、訪問看護分野の経営データの分析とノウハウ化、各種訪問看護分野の技術開発を推進する。
主な著書に「訪問看護アセスメント・プロトコル」中央法規、
「生活習慣病対策のための疾病予防支援サービス」日経新聞、などがある。
吉村 奈央(よしむら なお)氏
東海大学医学部付属病院にて外科・内科混合病棟にて勤務。
2006年より、セントケア株式会社(現セント ケア・ホールディング株式会社)の訪問看護ステーションの管理責任者として看護現場に従事。その後、訪問看護におけるアセスメント体系の構築を目指し、名古屋大学医学部の山内豊明教授をメンバーとした訪問看護新アセスメント体系の開発チームに参画。
現在は、 ①心の支援体系の構築、②家族看護手技の開発などを中心に訪問看護の質の向上に取り組む。