夕方の宮崎市の中心街橘通りを歩いていても何だかやっぱり活気がない。
小雨の降る影響かも知れないけど、街も人もどよんとして沈んだ感じがした。
大地震が人々に与えた悲しみは深く、
震源地から遠く離れたここ宮崎でも、まだまだ暗い影を落としているようです。
そんな中で、当初のバンドライブではなくなったけど、
それでも単独でライブを決行しようと決めた三宅伸治の心中たるや、
相当の葛藤と勇気が必要だったに違いない。
開場の時間ちょうどに会場に到着するも人影はなく、
オープニングアクトのトオル君の演奏が始まってもまばらな客席。
そうだよなぁ。
この時期、まだ音楽を聴こうなんて気持ちにはなれないよな。
僕だってそうだった。
ライブ終了後に取材にいらしてた月刊チャージのライターさんが言っていた
「もったいないですね。こんないいライブなのに。」
本当にそう。
ここからはネタバレです。
(ネタバレというほどの内容じゃないんだけど一応注意喚起)
三宅伸治50歳を記念して作られた4枚組50曲入りニューアルバム"夢の歌”
をひっさげてのツアー。
この日も三宅伸治はパワフルで優しくてソウルフルな歌を届けてくれました。
もちろんニューアルバムの曲もたっぷりとやってくれたんだけど、
その中でも「ウィンタールードメロディー」はお気に入りの曲だったので
ライブで聴けて良かった♪
東日本大地震から3日後に作って翌日にはレコーディングし、
チャリティー目的で会場で販売している「生きよう」
今回は僕もライブ会場でコーラスに参加できました
It’s All Right
僕の心
さぁ行こう
ウィンタールードメロディー
春
生きよう
ブルースを生きる
It’s Alright
R&Rの時間
ベートーベンをぶっとばせ
新フェニックスマン
たたえる歌
JUMP
何もなかった日
*順不同他多数
他多数って(笑)
自分に突っ込むけれどまぁいいじゃん。
そうそう、中止になってしまったビーフジャンキーズのチャリティーライブのことは
このブログでもご報告しましたが、
僕自身残念だったのはもちろんだけど、
あのメンバー全員のスケジュールを合わせて再び宮崎でなんてもう無理だろうと、
内心思っていました。
ライブ前にマネージャー氏にそんな話をすると、
「いいや、諦めてはいないですよ。」と。
それはライブ中の三宅のMCでも語られました。
「宮崎でやれることを楽しみにしてたのでメンバーみんなが残念がってる。」
「でもいつかきっとやろうと言ってる」
彼らがやるって言えばできそうな気がしてくるから単純な僕。
諦めないんだ。
やるって決めたらそう簡単には諦めないんだ。
そんなメッセージの曲は三宅の曲にもたくさんあるのにね。
何を聴いていたんだという話。
まだまだ楽しみが続きます。
三宅伸治のツアーもまだまだ続きます。
沈んだ気持ちが重石になって、腰をあげるには
ヨイショと少しばかり自分に気合いを入れなくちゃならないけれど、
帰りは心も身体もずっと軽くなっているはずです。
どうぞお近くまで来る際は足を運んでみてください。
“夢の歌”
本当の先行販売。
正式リリースは4月6日ですが、ライブ会場では先行して販売しています。
豪華4枚組!僕は白がお気に入り♪
普段着としても使えそうなデザインと良い生地だったので(笑)
バックプリントは「Forever Young」