秦基博君のライブツアーに参加しました。
これから先はその感想とネタバレも含まれます。
ツアーは始まったばかり。
なのでセトリなどの内容を知りたくない方は閲覧しないようにしてください。
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会場の入り口のドアを開けると、そこは客席の最後方で
今日の自分の席を見下ろせる場所でした。
うわぁ~、あんなところから今日は観れるわけ?
別々にチケットを取ったにも関わらず奇跡的に同じ1列目で
しかも通路を挟んで隣同士になったMさんらと、
少々興奮気味に客席に間の階段を下りていく。
着席するとステージまでは1.5m 立つと1m。
ステージ中央に置かれた秦君が使用するスタンドマイクまで3mの距離。
ち、近すぎる。
ステージには向かって左奥にキーボード、その手前にEギターとパーカッション類。
右奥にドラムがあって、その手前にベースという配置です。
開演前にスタッフが各楽器の音確認をしていたのだけど、
その音がスピーカーからではなく楽器そのものから聴こえてくる位置だということにも
隣のMさんと共に興奮する。
午後7時を少し回ったところでバンメンが登場しイントロ演奏。
客席も立ち上がりそのリズムに合わせて拍手で秦君を待つ。
秦君の登場で拍手が歓声に変わり、
一気にヒートアップして、初っ端からぶっ飛ばしていくかと思いきや、
オープニングナンバーはミドルナンバーの今日もきっと。
これアルバムDocumentaryの中からの曲だけど僕も好きな曲です。
いや~、それにしても今日も秦君の声は圧巻でした。
少しかすれ気味な中低音域から、少し顔を傾けながら出す高音域は、
高くなるにつれ透明度を増す。
僕はこの声で一発で心持って行かれちゃったんだよね。
2006年のオーガスタキャンプ。
その頃は既にスキマスイッチは注目しているアーティストで、
そのスキマスイッチが出ているオーガスタキャンプのライブを見るために
TVの録画をしていたら、オープニングアクトとして秦君が登場したんですね。
何万人だろう。
相当に広い屋外の会場で大観衆を前にギター1本で登場して、
その声だけで大観衆を黙らせた。
そんな印象でした。
「熊本~」とか「秦基博で~す」とかゆる~い感じの雄たけびの後に続けて
Halation ~ SEA ~ 29番線 ~ 青い蝶 ~ アゼリアと放課後 と続く。
サラッと書いてますけど実は今回のライブ、
アルバムDocumentaryは早々に手にしてたもののまだまだ聴き込み不足で、
曲は覚えていても曲名を全然覚えてなかったんですね(^_^;)
まぁでもライブが終わったら、MさんやKさんらとオフ会がてら
復習すればいっかーと思ってたんだけど、
実際はこの二人もほとんどセトリを覚えてなかったという(笑)
なので今回のセトリだけはほとんど他力本願です。
アゼリアと放課後・・・好きだなぁ。僕にとっては心地よいメロディーです。
ここまでで一旦バンメンが引っ込んで、客席にも座るように促し、
弾き語りコーナーです。
これもライブが終わってから他の方のレポートで分かったんだけども、
このコーナーは日替わりのようですね。
この日は風景でした。
風景は僕のこのブログでもずっと前に紹介したことがあるんですよね。
恋人を想いながら見る穏やかで柔らかな冬の風景を歌ってるんだけど、
その風景のように優しい気持ちになれる曲で、僕もお勧めの曲です。
秦君はGREEN MINDがそうだし、MAXIシングルにも弾き語りバージョンを入れたり、
それが原点でもあるんだけど、やはり弾き語りが好きなんだよね。
フルバンドの演奏にも決して負けない、声量と迫力と主張を持った声だけど、
ギターだけのシンプルな演奏ではその微妙な声のアクセントまで聞こえてくるから、
曲が更に深まる気がする。
やはり秦君と弾き語りは切り離せないものかも。
ただ残念でもあるんだけど弾き語りはこれだけで再びバンメンの登場。
ん?何か他の会場では2曲やったとか? まぁいいけど(笑)
君がいた部屋 ~ 猿みたいにキスをする ~ Selva
スローなナンバーが続くコーナー。
波の効果音がずっと流れるなかで
バンマスのEギターの久保田さんが駆使する多彩なパーカッション類のプレイに見とれてました。
猿みたい・・・はCDではラップが入るんですよね。
今日はピアノのミキオさんがやってました。これが良かった~。
ミキオさん祭りの序章と言ったところでしょうか。
*伊東ミキオさんは熊本の出身で今日のライブでは随分とフィーチャーされてました。
熊本弁もバンバン飛び出して。
ただ、せっかく横断幕まで出てきたのに「熊本の星 井藤ミキオ」と
肝心の名前が誤字だったというオチでしたが。
またまた秦君のゆる~い感じの「熊本~、楽しんでくれてますか~」から
オーディエンスも再びスタンダップして
oppp ~ パレードパレード ~ 夜が明ける ~ 透明だった世界
秦君がギターを抱えて真正面まで来るんだけど、
そのギターまでの距離は1mちょっと。
僕はといえば、恋する乙女のようにうつむき加減で、秦君が足で払うギターコードを
見つめていたという(笑)
あと秦君が振り返った時にジーンズの太ももあたりに3センチほどの穴が開いてるのを
見つけたんだけど、すぐにあれはデザインだと気付いたり。
前々回のブログにも書いてるけれど、
今回のライブは一段と目から入ってくる情報が多すぎてなかなか曲に集中できなくて、
途中目を閉じたりもしたんだけど、そうすると寝てるように思われないかとまた目を開けたり。
1列目って案外疲れるもんですね(笑)
「時間をかけてアルバムを制作したことで自分の一番伝えたい言葉を歌に出来ました。」
という秦君のMC。
あまり自分の曲について語らない秦君だけど、
それはライブでの聴き方についてもそれぞれ自由に聴いてくださいと言ってる彼の
共通するポリシィみたいなものなんだろうか。
言いたいことは書いた。後はそれぞれで解釈してください。
そんなところかな。
そう言えば、ライブ後の復習会にならなかったオフ会でも話題にもなったたんだけど、
秦君のライブでは、決まり事になってるコール&レスポンスもないし、
振り付け(笑)みたいなもんも無いんだよね。
あくまで各自の自由なスタイルでってことみたいです。
「このメンバーでアルバムを作ってこのバンドしか出せない音があります。
このバンドでこの曲をやります。」という秦君の紹介で始まったアイ。
アイ ~ ドキュメンタリー ~ メトロ・フィルム
怒涛の3曲って感じですね。
この3曲の登場でまさかとは思ったけど、曲間に秦君の「今日はありがとう~」の声。
えっ!もう終わり?もうそんな時間?
元々MCでそう長くは語らない秦君だけど、
今回のライブではご当地ネタもなく特に喋ってないんだけど、
それにしたって時間の経つ感覚の早い事。
声だって絶好調のままだしもっとやってよ~って感じでした。
アンコールに応えて再び登場した秦君はお決まりのツアーT姿。
ん、ちょっと丈が短い?
そう思ってたら、すかさず本人が「クリーニングで縮んだわけじゃありません」って(笑)
で、グダグダなツアーグッズの告知の後に来年のGREEN MINDの告知が。
「陸の孤島の宮崎でやります」
おいおい!ヾ(・_・;)陸の孤島って(笑)
確かにそうなんだけども、君の目の前にいるおっさんはその宮崎から来てるんだし。
でもね、こうも言ってくれたんです。
「どうしても生まれ故郷の宮崎でやりたくって」
嬉しいじゃないですか。胸が熱くなりました。
「絶対行く~よ」と声を掛けたかったけど、そんな勇気もなく。
En.My Sole,My Soul ~ キミ、メグル、ボク ~ 朝が来る前に
朝が来る前に・・・情感がこもってて僕はもうめまいがしそうだった。
まだまだ聴きたい気持ちもあったけど、楽しい時間はいつか終わりが来るんだよね。
基本的に1ツアーで1会場参加が僕の信条なんだけど、
まだまだこれから続くドキュメンタリーツアー、また行きた~い(笑)
今回のライブ、席位置がもたらす影響も多分にあるんだろうけど、
ド迫力のバンドの演奏で、ドラムやベースの音はズンズンお腹に響いてくるし、
それから僕は携帯電話を胸のポケットに入れていたんだけど、
バンド全部の楽器がフォルテシモの音を出している時は、
途中で何度か電源が入ってるんじゃないかと確認したぐらいの振動でした。
僕の隣に居た女性は何度かその音に驚いて小さく跳ねるのを僕は見逃してない。
それでいて秦君のボーカルはマイクから顔が離れるとマイクを通さない生声が聴こえて来て
なんとも贅沢なライブだでした。
どうもありがとう~。
ライブ終了後の写真です。