hit manの独白日記
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「水星の魔女」2期終了後の感想文

もう「水星の魔女」の感想文は書かないと以前のブログで書きましたが、まあ一応2期の最終回も終わったということで、全体の感想文でも書こうと思います。

 

 

巷では大人気の内に最終回を迎え、その最終回もなんと死者が出ないハッピーエンドという終幕でした。

 

しかもその最終回ではMSが1機たりとも戦わないというガンダム作品に於いてとんでもない出来事でした。

 

新しい試みがいくつもあった本作ですが、だからといってそれが秀作になるとも限りません。

 

というか、個人的な意見として、皆さんこの「水星の魔女」って物語を理解できましたか?

 

もちろん難解が売りのガンダム作品ですが、本作はその難解さがどこか雑過ぎて私なんか2期の後半はもうどうでもいいという気分で視聴していました。

 

いや、確かに24話で完結しようとするとどうしても詰め込みになるのは理解できます。

 

本来ガンダム作品は50話とかの長いスパンでじっくりとドラマを観させる性質のものだと思うんです。

 

しかし、それを差し引いても、例えばクワイエットゼロとかの単語が出だした辺りから、もう私レベルの読解力では追い付かなくなって行き、それは恐らく視聴者の大半もそうなのでは?と思いました。

 

ただ、YouTubeの考察動画は大盛況みたいで、でもそれは誰かに解説して貰わないと理解できない視聴者が沢山いたという証左でもあると思うんです。

 

これを「SNSとセットになった新しい時代の視聴法」なんて言えばカッコいいのかもしれませんが、オッサンとしては辞書を片手に小説を読むようなもので、とても不親切で直感的に楽しめないな、と思わざるを得ませんでした。

 

 

■過去に例を見ないポンコツ過ぎる主人公

 

24話が終わり、まあ突っ込みどころ満載の本作です。

 

というか、やはり伏線を回収しまくった「進撃の巨人」が秀作過ぎて、どうしても比較してしまうのですが、この「水星の魔女」はあまりにも投げっ放しの伏線が多く、しかしそれが3期に繋がる保険になるとも思えないという、なんとも言えない消化不良なんですよね。

 

例えば、エアリアルは誰が造ったのかとか、株式会社ガンダムの意義とか、ガンド医療とか、スペーシアンとアーシアンの確執とか、貧困と兵士の相関関係とか、なんかガンダムの過去作品からその辺は想像してね、的なものが多く見受けられた気がします。

 

でもまあ、その辺は置いといても、どうしても理解できないのが主人公スレッタの存在です。

 

1期では「器」として全く成長しないまま終わり、それが2期でどう変化するのか楽しみでしたが、結局最後まで「物語の中心にいない」という、主張をしない、思想がない、はっきり言って影の薄い存在のままでした。

 

というか、この「水星の魔女」の主人公ってプロスペラでしたよね。

 

 

最初から最後までどのシーンでもプロスペラは絡んでいて、最期は救いもあるという。

 

で、スレッタはそのプロスペラの娘ってだけで、恐らくプロスペラを主人公にして物語を書き直したらスレッタの登場シーンなんかは、Zのフォウや逆シャアのクェス、ユニコーンのマリーダなんかの足元にも及ばない、ほとんどモブ扱いになるのでは?と思う程です。

 

何よりタイトルの「魔女」はプロスペラであり、スレッタではないんですよね。

 

こんなにインパクトのない主人公もいないというか、あっても良いのでしょうか?

 

 

■ガンダム史上初の女主人公

 

これは前段に付随するものですが、結局女性を主人公にしたり同性愛や同性婚をガンダムで表現する意味って何だったんでしょうか?

 

私にはその理由が全く見つけられません。

 

 

一応、ラストではスレッタとミオリネがべったりとくっついて仲睦まじい姿を映していましたし、お互いの左手の薬指には指輪が見えましたが、私にはこれまでの物語の経緯から、むしろこうなるのが不自然に見えて仕方ありません。

 

同性でも異性でも、お互いが魅きつけ合うからこそ恋愛感情が生まれる訳で、本作ではこのスレッタとミオリネの両者間のその描写が全くと言っていいほど皆無でした。

 

この辺は絶対に端折ってはならない箇所であり、そこまで視聴者にぶん投げるのはあまりにも暴力的で残念です。

 

 

■モビルスーツの大安売り

 

ガンダム作品は俗にいう「ロボットもの」にカテゴライズされますが、私的には戦争を介した青春群像劇だと思っています。

 

アムロやカミーユ、ジュドウやバナージ、シャアでさえそれを見事に体現しました。

 

そして彼らをより引き立たせたのがMSの存在であるのは周知の事実です。

 

主人公と双璧をなす主人公機があってこそのガンダム作品といっても過言ではないでしょう。

 

しかし本作では最後の最後で主人公機が交代するという、もうね78ガンダムに敬意もクソもないな、って思ってしまいました。

 

 

しかもエアリアルのビットまで纏って、まるでフルアーマー化ですよ。

 

 

で、所々レインボーに光って、まあバンダイもこれだけで最終形態的なレインボーバージョンみたいな名前で売り出すんでしょうね。

 

いずれにせよ、敵機も1話で姿を消したり、とにかくMSが安くなったなあ、って感じです。

 

 

■まとめ

 

本作はSNSを騒がせて巷の人気になったという、これまでにない作品でした。

 

でも前述通り、視聴した後に考察動画で復習しないと理解できないという、人によってはそれが楽しい作業かも知れませんが、オッサンには苦行でした。

 

主人公にも主人公機にも入り込めず、只々謎を解く推理小説のような作品の作りに、1期の頃はそれが楽しいとも思っていたのですが、新しい事実が発覚する度に頭の整理が追い付かなくなって行き、正直な話、2期の後半は放送日にすら視聴していませんでした。

 

私は脱落まではしませんでしたが、世間では途中から観なくなった人も結構いたみたいです。

 

よーく分かります。だってムズかったもん笑

 

ネットでは3期目とか劇場版を期待している層もあるみたいですが、実際はどうなんでしょうね。

 

 

一応、エアリアルら主要機はパーメットが粒子レベルまで分解して消えてなくなったんですけど。

 

いずれにせよ、続編があったとしても私は有料の内は多分視聴しないと思います。

 

いや、無料でも「また難解な謎解きかあ」と、躊躇して視聴しなさそうです笑

 

やっぱアナザーは苦手です。

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