
ニュースで鉱業法改正と出ていました。
→◎海底資源大国ニッポン、鉱業法61年ぶり改正へ-眠る300兆円照準
海洋資源の有効活用は、広大な海に囲まれた日本の生命線だと言えます。
日本の周辺海域には世界で最大の「メタンガスハイドレート」が眠っています。
このシャーベット状のメタンガスの水和物は、
液体ガスよりも採掘・運搬を安定しておこなえるため、
流通させることが出来るようになれば、
日本は世界でも屈指のエネルギー大国になる可能性を秘めています。
もともとはヨーロッパで、冬季に天然ガスパイプラインが不通になるという事故が起こり、
この現象の研究が始まりました。
普通、天然ガスは、気体や液化天然ガスを想像すると思いますが、
偶然発見されたこの「水和物」は、かご状の水分子に取り込まれて固形化しています。
「冷蔵庫でオレンジジュースを凍らせたジャリジャリとしたシャーベット」
を想像してもらえると現物に近いと思います。
天然ガス水和物(メタンガス・ハイドレー)の利点を簡単に述べると、
①液体や気体のガスに比べて運搬時に安定性が高い。
②分解した時の不純物が水だけである。
③天然ガスは原油に比べて燃焼時の大気汚染物質が少ない。
といった点を挙げることができます。
この水和物を人工的に作り出すことはなかなか難しく、
一定以上の圧力と低温が必要になります。
しかし、メタンガスハイドレートの研究が進んだことで、
エネルギー燃焼時に排出される地球温暖化物質を、
二酸化炭素水和物として深海に投棄するプランも可能で、
温暖化ガス規制に結論を出せるかもしれません。
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…というのが、一昔以上前の私の知識です。
数年に一度程度クローズアップされるこの技術は、
国家的プロジェクトであるためか政権が交代するたびに忘れられ、
今ではエネルギー危機論が巻き起こるたびに現れるという始末。
そして他の先端技術の例に漏れず、
日本はこの分野の研究でも先進国だという皮肉な状態にあります。
現在TPPやFTAに関連して、日本の外交・交渉力が問われていますが、
日本のエネルギー自給の低さは食料自給の低さより常に危険な問題です。
前大戦で日本が何故アメリカと戦うはめになったのか?という理由は、
複合的で一つの問題だけを取り上げることは難しいのですが、
「狂信的な軍隊が暴走してやっちまった」などという短絡的な訳でもありません。
当時、中国大陸の権益を巡ってヨーロッパに出遅れた日本とアメリカは、
新進国家として対中貿易で凌ぎを削っていました。
経済の面からみると、大恐慌後の両国は経済摩擦が強まり、
移民の禁止や資産の凍結、そしてシーレーンの封鎖に至って、
原油備蓄が1年に満たない日本は先制攻撃を決意することになります。
自分たちが生まれる少し前の歴史であるのに既視感を感じることと思います。
国際的な交渉のテーブルの端っこに座ることを認められていた有色人種国家は
日本だけであった半世紀以上前の世界の状況と現在で変わった点は、
キャストが同じながらパワーバランスが変化したことぐらいです。
昨年の尖閣を巡る問題の本質は、まさに東シナ海ガス田開発と
台湾海峡の制海権を巡る日・米・中の思惑が交錯した瞬間でした。
数世紀ぶりに国際舞台のメインストリーム躍り出た中国は、
ご存知の通り「新興市場」筆頭として急拡大しています。
しかしエネルギー自給に至っては先に述べた戦前の日本より悪く、
原油備蓄は3ヶ月分に満たないとみられています。
これが中国政府が日本に対して100%妥協しない理由なわけです。
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…と、こんな事を外務大臣辞任にかこつけて、
ボンヤリと思うわけです。
日本人が思考停止に陥る在日というキーワードと共に
解決すべき問題は山積です。
そして、右往左往する政治家たちの姿こそ、
私を含めた日本国民の最大公約数なのです。
あそこで頭を下げるのも私であり、
ショッパイ質問をしたり顔で繰り返すのも私。
それを得意げに吊るし上げるマスコミも私、
その報道を胡散臭げに見つめるのも私。
救いは、多くの人が他人ごとではないと、
自覚したことでしょうか…
この危機感が、地球を半周して日本へ到達し、
形を変えた「ジャスミン革命」なんじゃないかな?
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歴史の上では常に
エネルギー利権と富、
経済・外交と戦争は
隣り合わせにあったという事を
忘れるべきではないと
思うのです。


※この記事は、
私のボンヤリとした記憶に基づいてお送りしました。
内容の正確性については、各々判断しやがれっ (`・(ェ)・´)ゞ













