ざっくり言うと、金融緩和催促相場→インフレ警戒→やるやる詐欺か?…の巻き
欧州の中銀総裁や重債務国の首脳がここ数年の金融危機に際して、以前より経済・金融に対して専門性を持ち、また、危機対応の臨時政府だという性格から組織のプライドよりもより実効性のある政策・外交を迅速に行えるようになっていると感じる。そして学者然としたリーダーよりも金融の専門家がトップに就任する傾向が、市場が加熱する前に冷水を浴びせるすべを知っていて、セリング・クライマックスやオーバーシュート防いでいる、いわば市場の機先を制していると言っていいのかもしれない。
ただし、マクロは改善しているどころかより悪化したり不安定さが増していて、リーマン・ショック直後から財政出動を繰り返してきた各国地域当局の財政悪化は深刻化している。財政健全化と景気浮揚策を宣言することによる口先介入以外に効果的な施策もなく、手段も限られてきていることから、各国地域の中央銀行への圧力が高まっている。
しかし、ECBがユーロ防衛のためにあらゆる手段を尽くすと宣言したわけだが、先進国のそれはどこもバランスシートを拡大し続けているため、もし世界最大級の中銀組織が崩壊したらと考えると、恐怖心は拭えない。もし、ポンド危機がユーロをターゲットに再現されたら?近年、ヘッジファンドや投資銀行への規制強化や社会絵的な締め付けや、サーキットブレーカー制度・カラ売り規制など、マーケットの急変を防ぐ意識が高まっているが、流動性の低下を招いている可能もあり、金融不安の一因となっている。
――――――――――――――――――――――――――――
ニュース/要人発言
【日本】
ブルームバーグ
・日本勢がインド、インドネシア、ベトナムの3カ国4案件のアジア高速鉄道計画獲得の可能性
ロンドン五輪
・サッカー男子、日本がモロッコに1-0で勝利
日ハム
・斎藤が2軍降格へ、不振ではプロ2年目で初
【アジア・オセアニア】
中国
・JBpress「成長鈍る中国、地方政府が景気刺激策に着手」
韓国
・全国民対象に精神疾患検診へ ストレス社会を反映
サムスン
・4-6月純利益は5.19兆ウォン(市場予想 5.54兆ウォン)
・4-6月の携帯電話販売で世界首位
【欧州】
◇欧州株式市場=続伸し1週間ぶり高値で引け、ECBの追加行動期待高まる
◎メルケル独首相とオランド仏大統領が電話会談
◎モンティ伊首相はオランド仏大統領と7月31にパリで会談を行う予定
スペイン
・IMF=成長率見通し、マイナス幅を2倍に修正
ドイツ連銀
「ESMに銀行免許を付与することは依然反対」
「ECBの債券購入、危機対応の最善策ではない」
「EFSFによる債券購入には反対しない」
【米国】
アップル
・指紋認証技術のオーセンテック買収へ
シェブロン
・4-6月期の1株当たり利益3.56ドル(予想3.22ドル)
――――――――――――――――――――――――――――
欧州金融不安は抜本的な問題解決には至らないが、ECB総裁や各国首脳の「できる限りのことを頑張ってやる」的発言を好感し、二週間のリスク回避トレンドから反転。しかし、マクロの悪化に歯止めがかからず、欧米共に中央銀行による金融緩和を待つ催促相場となっている。その為、今週の英・欧・米の中央銀行による金融政策決定会合とその後の要人発言には注目が集まる。
特に米国では、製造業に関する指標と週末の雇用統計の結果によっては、バーナンキFRB議長からQE3に関する発言があるかないかがとても重要で、それいかんで残る日本と中国の金融政策の行方が左右される。
又、中国の製造業・非製造業の指標も、アジアからオセアニアはもちろん欧米の景気の今後を左右し、中国国内のインフレ圧力と政情不安など、隣国の安全保障のモンダイと無縁ではなくなる為、要注意。
今週の重要指標
7/30(月)
日 鉱工業生産‐6月
7/31(火)
欧 財政収支・4‐6月期
8/1(水)
中 製造業PMI‐7月
伊 財政収支‐7月
米 ISM製造業‐7月
米 ADP雇用統計
米 FOMC:結果公表
8/2(木)
欧 イタリア・スペイン首相会談
企 BNPパリバ、RBS:決算発表
英 政策金利発表、資産購入枠公表
欧 ECB理事会:政策金利発表
欧 ドラギECB総裁:会見
米 製造業受注指数‐7月、他
8/3(金)
中 非製造業PMI‐7月
欧 PMI
米 雇用統計‐7月
米 SM非製造業景況指数‐7月
――――――――――――――――――――――――――――
7/30(月)の予定
07:45 NZ 住宅建設許可‐6月
08:50 日 鉱工業生産‐6月
16:00 欧 スペインGDP・4‐6月期
17:30 英 消費者信用残高‐6月
17:30 英 マネーサプライM4‐6月
18:00 欧 ユーロ圏 消費者信頼感、経済信頼感‐7月
19:00 英 CBI流通取引調査‐7月
23:30 米 ダラス連銀製造業活動指数‐7月
――――――――――――――――――――――――――――
市場結果(7/27)
◇日本
日経平均株価:8,566.64(+123.54)
TOPIX:8,710(+265)
シカゴ日経先:8685(大証:+125)
◇アジア/新興国市場
上海総合指数:2,128.77(+2.77)
香港ハンセン指数:19,274.96(+382.17)
シンガポールST指数:2,998.49(-6.08)
インドSENSEX指数:16,839.19(+199.37)
ブラジルボベスパ指数:56,553(+2,550)
◇欧州株式市場
英FT100:5627.21(+54.21)
仏CAC40:3280.19(+73.07)
独DAX :6689.40(+106.44)
◇米主要株価
ダウ平均株価:13075.66(+187.73)
S&P500種 :1385.97(+25.95)
ナスダック :2958.09(+64.84)
――――――――――――――――――――――――――――
商品/債券/為替(7/27)
☆NY金 =1オンス:1618.00ドル(+2.90)
☆NY銅 =1ポンド:342.60セント(+3.25)
★NY原油=1バレル:90.13ドル(+0.74)
●日本国債=2年債:0.10%(0.10%)・10年債:0.75%(0.74%)
●米国債 =2年債:0.24%(0.23%)・10年債:1.55%(1.44%)
●欧州債 =ECBが債券購入との観測で、スペインとイタリア債上昇
◆NY外為=ユーロが週間で上昇、独仏のユーロ防衛宣言を好感
◆VIX指数=16.70(-0.83)
☆CRB指数=299.60(+2.10)
――――――――――――――――――――――――――――
指標結果(7/27)
日本
・全国消費者物価指数-6月(前年比):-0.2% (前:0.2%/予:0.0%)
[除食料エネ](前年比):-0.6% (前:-0.6%/予:-0.5%)
[除生鮮食品](前年比):-0.2% (前:-0.1%/予:0.0%)
・小売業販売額‐6月
(前年比) :0.2% (前:3.6%/予:1.1%)
・大型小売店販売額‐6月
(前年比):-2.6% (前:-0.8%/予:-1.6%)
中国
・工業利益[年初来]‐6月(前年比):-2.2% (前:-2.4%)
フランス
・消費者信頼感指数‐7月:87 (前:89/予:90)
ドイツ
・消費者物価指数‐7月
(前月比):0.4%(予:0.4%/前:-0.1%)
(前年比):1.7%(予:1.7%/前:1.7%)
イタリア
・景況感‐7月:87.1 (前:88.7/予:88.5)
スペイン
・失業率‐2Q:24.63% (前:24.44%/予:24.70%)
スイス
・KOFスイス先行指数‐7月:1.43 (前:1.15/予:1.20)
米国
・GDP‐2Q(前期比年率) :1.5%(予:1.4%/前:1.9%)
・個人消費‐2Q(前期比):1.5%(予:1.3%/前:2.5%)
・ミシガン大学消費者信頼感指数‐7月:72.3(予想:72.0/前:72.0)
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欧州の中銀総裁や重債務国の首脳がここ数年の金融危機に際して、以前より経済・金融に対して専門性を持ち、また、危機対応の臨時政府だという性格から組織のプライドよりもより実効性のある政策・外交を迅速に行えるようになっていると感じる。そして学者然としたリーダーよりも金融の専門家がトップに就任する傾向が、市場が加熱する前に冷水を浴びせるすべを知っていて、セリング・クライマックスやオーバーシュート防いでいる、いわば市場の機先を制していると言っていいのかもしれない。
ただし、マクロは改善しているどころかより悪化したり不安定さが増していて、リーマン・ショック直後から財政出動を繰り返してきた各国地域当局の財政悪化は深刻化している。財政健全化と景気浮揚策を宣言することによる口先介入以外に効果的な施策もなく、手段も限られてきていることから、各国地域の中央銀行への圧力が高まっている。
しかし、ECBがユーロ防衛のためにあらゆる手段を尽くすと宣言したわけだが、先進国のそれはどこもバランスシートを拡大し続けているため、もし世界最大級の中銀組織が崩壊したらと考えると、恐怖心は拭えない。もし、ポンド危機がユーロをターゲットに再現されたら?近年、ヘッジファンドや投資銀行への規制強化や社会絵的な締め付けや、サーキットブレーカー制度・カラ売り規制など、マーケットの急変を防ぐ意識が高まっているが、流動性の低下を招いている可能もあり、金融不安の一因となっている。
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ニュース/要人発言

【日本】
ブルームバーグ
・日本勢がインド、インドネシア、ベトナムの3カ国4案件のアジア高速鉄道計画獲得の可能性
ロンドン五輪
・サッカー男子、日本がモロッコに1-0で勝利
日ハム
・斎藤が2軍降格へ、不振ではプロ2年目で初
【アジア・オセアニア】
中国
・JBpress「成長鈍る中国、地方政府が景気刺激策に着手」
韓国
・全国民対象に精神疾患検診へ ストレス社会を反映
サムスン
・4-6月純利益は5.19兆ウォン(市場予想 5.54兆ウォン)
・4-6月の携帯電話販売で世界首位
【欧州】
◇欧州株式市場=続伸し1週間ぶり高値で引け、ECBの追加行動期待高まる
◎メルケル独首相とオランド仏大統領が電話会談
◎モンティ伊首相はオランド仏大統領と7月31にパリで会談を行う予定
スペイン
・IMF=成長率見通し、マイナス幅を2倍に修正
ドイツ連銀
「ESMに銀行免許を付与することは依然反対」
「ECBの債券購入、危機対応の最善策ではない」
「EFSFによる債券購入には反対しない」
【米国】
アップル
・指紋認証技術のオーセンテック買収へ
シェブロン
・4-6月期の1株当たり利益3.56ドル(予想3.22ドル)
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欧州金融不安は抜本的な問題解決には至らないが、ECB総裁や各国首脳の「できる限りのことを頑張ってやる」的発言を好感し、二週間のリスク回避トレンドから反転。しかし、マクロの悪化に歯止めがかからず、欧米共に中央銀行による金融緩和を待つ催促相場となっている。その為、今週の英・欧・米の中央銀行による金融政策決定会合とその後の要人発言には注目が集まる。
特に米国では、製造業に関する指標と週末の雇用統計の結果によっては、バーナンキFRB議長からQE3に関する発言があるかないかがとても重要で、それいかんで残る日本と中国の金融政策の行方が左右される。
又、中国の製造業・非製造業の指標も、アジアからオセアニアはもちろん欧米の景気の今後を左右し、中国国内のインフレ圧力と政情不安など、隣国の安全保障のモンダイと無縁ではなくなる為、要注意。
今週の重要指標
7/30(月)
日 鉱工業生産‐6月
7/31(火)
欧 財政収支・4‐6月期
8/1(水)
中 製造業PMI‐7月

伊 財政収支‐7月
米 ISM製造業‐7月
米 ADP雇用統計
米 FOMC:結果公表

8/2(木)
欧 イタリア・スペイン首相会談
企 BNPパリバ、RBS:決算発表
英 政策金利発表、資産購入枠公表
欧 ECB理事会:政策金利発表

欧 ドラギECB総裁:会見

米 製造業受注指数‐7月、他
8/3(金)
中 非製造業PMI‐7月

欧 PMI
米 雇用統計‐7月

米 SM非製造業景況指数‐7月
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7/30(月)の予定
07:45 NZ 住宅建設許可‐6月
08:50 日 鉱工業生産‐6月
16:00 欧 スペインGDP・4‐6月期
17:30 英 消費者信用残高‐6月
17:30 英 マネーサプライM4‐6月
18:00 欧 ユーロ圏 消費者信頼感、経済信頼感‐7月
19:00 英 CBI流通取引調査‐7月
23:30 米 ダラス連銀製造業活動指数‐7月
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市場結果(7/27)
◇日本
日経平均株価:8,566.64(+123.54)
TOPIX:8,710(+265)
シカゴ日経先:8685(大証:+125)

◇アジア/新興国市場
上海総合指数:2,128.77(+2.77)
香港ハンセン指数:19,274.96(+382.17)
シンガポールST指数:2,998.49(-6.08)
インドSENSEX指数:16,839.19(+199.37)
ブラジルボベスパ指数:56,553(+2,550)
◇欧州株式市場
英FT100:5627.21(+54.21)
仏CAC40:3280.19(+73.07)
独DAX :6689.40(+106.44)
◇米主要株価
ダウ平均株価:13075.66(+187.73)

S&P500種 :1385.97(+25.95)
ナスダック :2958.09(+64.84)
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商品/債券/為替(7/27)
☆NY金 =1オンス:1618.00ドル(+2.90)
☆NY銅 =1ポンド:342.60セント(+3.25)
★NY原油=1バレル:90.13ドル(+0.74)
●日本国債=2年債:0.10%(0.10%)・10年債:0.75%(0.74%)
●米国債 =2年債:0.24%(0.23%)・10年債:1.55%(1.44%)
●欧州債 =ECBが債券購入との観測で、スペインとイタリア債上昇
◆NY外為=ユーロが週間で上昇、独仏のユーロ防衛宣言を好感
◆VIX指数=16.70(-0.83)
☆CRB指数=299.60(+2.10)
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指標結果(7/27)
日本
・全国消費者物価指数-6月(前年比):-0.2% (前:0.2%/予:0.0%)
[除食料エネ](前年比):-0.6% (前:-0.6%/予:-0.5%)
[除生鮮食品](前年比):-0.2% (前:-0.1%/予:0.0%)
・小売業販売額‐6月
(前年比) :0.2% (前:3.6%/予:1.1%)
・大型小売店販売額‐6月
(前年比):-2.6% (前:-0.8%/予:-1.6%)
中国
・工業利益[年初来]‐6月(前年比):-2.2% (前:-2.4%)
フランス
・消費者信頼感指数‐7月:87 (前:89/予:90)
ドイツ
・消費者物価指数‐7月
(前月比):0.4%(予:0.4%/前:-0.1%)
(前年比):1.7%(予:1.7%/前:1.7%)
イタリア
・景況感‐7月:87.1 (前:88.7/予:88.5)
スペイン
・失業率‐2Q:24.63% (前:24.44%/予:24.70%)
スイス
・KOFスイス先行指数‐7月:1.43 (前:1.15/予:1.20)
米国
・GDP‐2Q(前期比年率) :1.5%(予:1.4%/前:1.9%)
・個人消費‐2Q(前期比):1.5%(予:1.3%/前:2.5%)
・ミシガン大学消費者信頼感指数‐7月:72.3(予想:72.0/前:72.0)
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