欧州懸念加速、米中景気減速、円高と消費増税…の巻
リンクしていながら、似て非なるものとして存在する実体経済に対しての各種マーケット。株式市場などは半年先の景気を織り込むと言われる。為替相場はその時間的利益の損失をヘッジするために存在したのだが、日本にとっての対ドル・ユーロでの円高は社会問題化している。本来、自国通貨の安定は国民にとっての利益なはずだが、製造業から金融等サービス主体になりつつ有る輸出産業の構造変化に戸惑う今の日本にとっては相当の負担になっている。しかも、日米欧の先進各国に匹敵する経済規模を持った中国の人民元と日本円の直接取引の開始がこのタイミングで始まったことで、相対的な為替の先行きを占うことは至難の業だと言わざるをえない。
で、欧州に端を発する世界的な景気後退により原油等の商品相場とリスクの高い株式相場が暴落し、米FRBの追加緩和に依る米ドルのインフレヘッジのための金価格の急反発など、混乱のまま週末のマーケットは閉じた。特に気になるのは米中の経済指標の悪化で、政治的思惑によって多少の化粧を施していると思われてきた両国の指標が素直に悪いという事実。高インフレを警戒する米中がリーマン・ショック後のように巨額の金融緩和を実行できるかどうか、或いはそのタイミングも注目されている。
欧州各国が散々財政規律について槍玉に挙げられる中、日本も財政再建の一環として増税について盛んに議論されている。その内容についてあれこれ考える前に、ユーロ・ドルとも弱含む相場展開の中で毅然とした日本の当局の姿を世界に示すことが、一段の円高を招く可能性があるという、とても皮肉な展開になりそうだ。とは言え、日経平均も8500円を下回る現在、20年前の不動産バブル崩壊後の7700円が現実となれば日銀・財務省も本腰を入れて下支えすることになると想像するが、いかが?
為替?わかんね。介入?金曜日に急落を支えたのでは?との噂も、財務省は否定。ただし、ヘッドラインに敏感な情勢なので注意が必要。金バブル復活?なきにしもあらず。週末に集中する中国の経済指標に注意。それでは、今週も張り切ってまいりましょう!
( ̄皿 ̄)y-゚゚゚ ウヘ
―――――――――――――――――――――――――――
ニュース/要人発言
ブルームバーグ
・【日本株週間展望】欧州と米景気警戒しじり安、ECB会合で変化も
WSJ
・【今週の米株見通し】欧州情勢、FRB高官の発言が焦点 一部でQE3観測も
ロイター
・円急伸で市場参加者は臨戦態勢、「円包囲網」狭まるか
20120601
夜トレ6/1
【日本】
野田首相
・4日の内閣改造を表明、機能強化で
内閣府
・欧州危機や中国景気減速などが世界経済リスク
財務省
・中尾財務官「(日本の介入実施)ノーコメント」
証券取引等監視委員会
・米SECに協力要請へ、増資インサイダーで海外調査も本格化
オウム真理教(アレフに改称)
・相模原市内で菊地直子容疑者の身柄確保
任天堂
・E3で新型Wiiの最終形を公開へ 試される「ゲーム専用機」の復権
【アジア/オセアニア】
中国
・非製造業PMI‐5月=55.2に低下、サービス業伸び鈍化
・スパイ事件で秘書拘束、停職次官は日本専門家か
グーグル
・中国の検閲強化に対抗措置 「この切断にグーグルは関与していない」と暗に批判
【欧州】
ドイツ
・メルケル首相は共同債への反対強固、米大統領は危機終息求める
・メルケル首相「いかなる状況でもユーロ共同債の受け入れないだろう」
アイルランド
・国民投票=新財政協定を支持、賛成約60%
ギリシャ
・ムーディーズ=ギリシャのカントリーシーリング格付けを下げ
・ロイター=経済危機のギリシャ、国の未来を蝕む「心の傷」
スペイン
・ラホイ首相「われわれは危機にひんしていない」
【米国】
◎ISM製造業景況指数‐5月=拡大ペース鈍化、生産が減速
◎自動車販売‐5月=年率1400万台割れ、予想下回る
コダック
・産経「なぜコダックは破綻したのか、日独とは違う企業観」
◆米雇用統計‐5月◆
・非農業雇用者6.9万人増、失業率8.2%に上昇
ロイター
・世界的な景気減速が顕著に、FRBの行動強く促す
・米経済も他地域と同様に減速
・次回FOMCで金融緩和される確率高まる
【その他】
ブラジル
・ブルームバーグ「1‐3月期の景気減速で、消費主導の成長に疑問符」
エジプト
エジプト
・軍最高評議会「1981年から続いた非常事態が終わる」
・デモ隊殺害に責任でムバラク前大統領らに終身刑、判決後に心臓発作
・不服の市民らは抗議デモ
―――――――――――――――――――――――――――
6/4(月)の予定
EU・ロシアサミット(3日迄)
休場=ウェリントン、ロンドン
13:30 日 白川日銀総裁:講演@内外情勢調査会
18:00 欧 ユーロ圏 生産者物価指数‐4月
23:00 米 製造業受注指数‐4月
熱くなれ/デーモン小暮
―――――――――――――――――――――――――――
市場結果(6/1)
◇日本株
日経平均株価:8,440.25(-102.48)
TOPIX:708.93(-10.56)
シカゴ日経先:8255(大証比:-165)
◇アジア/新興国市場
上海総合指数:2373.436(+1.202)
香港ハンセン指数:18558.34(-71.18)
シンガポールST指数:2745.71(-26.83)
インドSENSEX指数:15965.16(-253.37)
ブラジルボベスパ指数:53,402.90(-1,087.51)
◇欧州株式市場
英FT100:5260.19(-60.67)
仏CAC40:2950.47(-66.54)
独DAX :6050.29(-214.09)
◇米主要株価
ダウ平均株価:12118.57(-274.88)
S&P500種 :1278.04(-32.29)
ナスダック :2747.48(-79.86)
――――――――――――――――――――――――――――
商品/債券/為替(6/1)
☆CRB指数=268.31(-4.66/-1.71%)
☆NY金 =1オンス:1622.10ドル(+57.90)
☆NY銅 =1ポンド:331.35セント(-5.20)
★NY原油=1バレル:83.23ドル(-3.30)
●日本国債=2年債:0.08%(0.09%)・10年債:0.82%(0.82%)
●米国債 =2年債:0.25%(0.27%)・10年債:1.45%(1.57%)
●欧州債
=イタリアとスペイン国債が上昇、ECBが購入するとの観測
=ドイツ2年債利回りが一時マイナス、スペイン10年債は6.5%超
●英国債 =上昇、あらゆる年限で利回り最低-安全逃避
◆人民元=週間で1月以来の大幅安-予想下回る製造業PMIで
◆NY外為=円が上昇、米雇用統計悪化で-対ユーロでは下落
◆VIX指数=26.66(+2.60/+10.81%)
――――――――――――――――――――――――――――
指標結果(6/1)
日本
・自動車販売台数‐5月(前年比):66.3% (前:92.0%)
中国
・製造業PMI‐5月 :50.4 (前:53.3/予:52.0)
・HSBC製造業PMI‐5月:48.4 (前:48.7)
・鉄鋼業PMI‐4月 :48.8 (予:55.7)
韓国
・HSBC製造業PMI‐5月:51.0 (前:51.9)
・海外貿易収支‐5月:24億300万USD (前:21億1800万USD/予:25億USD)
・輸出‐5月(前年比):-0.4% (前:-4.8%/予:-1.1%)
・輸入‐5月(前年比):-1.2% (前:-0.2%/予:-2.3%)
◆製造業PMI‐5月◆
・欧州 :45.1 (前:45.0/予:45.0)
・英国 :45.9 (前:50.5/予:49.7)
・フランス:44.7 (前:44.4/予:44.4)
・ドイツ :45.2 (前:45.0/予:45.0)
・スイス :45.4 (前:46.9/予:47.4)
・イタリア:44.8 (前:43.4/予:43.8)
・スペイン:42.0 (前:43.4/予:43.5)
欧州
・失業率‐4月:11.0% (前:11.0%/予:11.0%)
イタリア
・失業率(季調済)
‐1Q :9.8% (前:9.1%/予:9.6%)
‐4月:10.2% (前:10.1%/予:9.9%)
スイス
・実質小売売上高‐4月(前年比):0.1% (前:4.7%)
南アフリカ
・カギソPMI‐5月:53.6 (前:53.7/予:52.6)
米国
◆雇用統計‐5月◆
・失業率:8.2%(予:8.1%/前:8.1%)
・非農業部門雇用者数:6.9万人(予:15.0万人/前:7.7万人)
・民間部門雇用者数:8.2万人(予:16.4万人/前:8.7万人)
・製造業雇用者数:1.2万人(予:1.5万人/前:0.9万人)
・個人所得‐4月(前月比):0.2%(予:0.3%/前:0.4%)
・個人支出‐4月(前月比):0.3%(予:0.3%/前:0.2%)
・ISM製造業景況指数‐5月:53.5(予:53.8/前:54.8)
・建設支出‐4月(前月比):0.3%(予:0.4%/前:0.3%)
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リンクしていながら、似て非なるものとして存在する実体経済に対しての各種マーケット。株式市場などは半年先の景気を織り込むと言われる。為替相場はその時間的利益の損失をヘッジするために存在したのだが、日本にとっての対ドル・ユーロでの円高は社会問題化している。本来、自国通貨の安定は国民にとっての利益なはずだが、製造業から金融等サービス主体になりつつ有る輸出産業の構造変化に戸惑う今の日本にとっては相当の負担になっている。しかも、日米欧の先進各国に匹敵する経済規模を持った中国の人民元と日本円の直接取引の開始がこのタイミングで始まったことで、相対的な為替の先行きを占うことは至難の業だと言わざるをえない。
で、欧州に端を発する世界的な景気後退により原油等の商品相場とリスクの高い株式相場が暴落し、米FRBの追加緩和に依る米ドルのインフレヘッジのための金価格の急反発など、混乱のまま週末のマーケットは閉じた。特に気になるのは米中の経済指標の悪化で、政治的思惑によって多少の化粧を施していると思われてきた両国の指標が素直に悪いという事実。高インフレを警戒する米中がリーマン・ショック後のように巨額の金融緩和を実行できるかどうか、或いはそのタイミングも注目されている。
欧州各国が散々財政規律について槍玉に挙げられる中、日本も財政再建の一環として増税について盛んに議論されている。その内容についてあれこれ考える前に、ユーロ・ドルとも弱含む相場展開の中で毅然とした日本の当局の姿を世界に示すことが、一段の円高を招く可能性があるという、とても皮肉な展開になりそうだ。とは言え、日経平均も8500円を下回る現在、20年前の不動産バブル崩壊後の7700円が現実となれば日銀・財務省も本腰を入れて下支えすることになると想像するが、いかが?
為替?わかんね。介入?金曜日に急落を支えたのでは?との噂も、財務省は否定。ただし、ヘッドラインに敏感な情勢なので注意が必要。金バブル復活?なきにしもあらず。週末に集中する中国の経済指標に注意。それでは、今週も張り切ってまいりましょう!
( ̄皿 ̄)y-゚゚゚ ウヘ
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ニュース/要人発言
ブルームバーグ
・【日本株週間展望】欧州と米景気警戒しじり安、ECB会合で変化も
WSJ
・【今週の米株見通し】欧州情勢、FRB高官の発言が焦点 一部でQE3観測も
ロイター
・円急伸で市場参加者は臨戦態勢、「円包囲網」狭まるか
20120601
夜トレ6/1
【日本】
野田首相
・4日の内閣改造を表明、機能強化で
内閣府
・欧州危機や中国景気減速などが世界経済リスク
財務省
・中尾財務官「(日本の介入実施)ノーコメント」
証券取引等監視委員会
・米SECに協力要請へ、増資インサイダーで海外調査も本格化
オウム真理教(アレフに改称)
・相模原市内で菊地直子容疑者の身柄確保
任天堂
・E3で新型Wiiの最終形を公開へ 試される「ゲーム専用機」の復権
【アジア/オセアニア】
中国
・非製造業PMI‐5月=55.2に低下、サービス業伸び鈍化
・スパイ事件で秘書拘束、停職次官は日本専門家か
グーグル
・中国の検閲強化に対抗措置 「この切断にグーグルは関与していない」と暗に批判
【欧州】
ドイツ
・メルケル首相は共同債への反対強固、米大統領は危機終息求める
・メルケル首相「いかなる状況でもユーロ共同債の受け入れないだろう」
アイルランド
・国民投票=新財政協定を支持、賛成約60%
ギリシャ
・ムーディーズ=ギリシャのカントリーシーリング格付けを下げ
・ロイター=経済危機のギリシャ、国の未来を蝕む「心の傷」
スペイン
・ラホイ首相「われわれは危機にひんしていない」
【米国】
◎ISM製造業景況指数‐5月=拡大ペース鈍化、生産が減速
◎自動車販売‐5月=年率1400万台割れ、予想下回る
コダック
・産経「なぜコダックは破綻したのか、日独とは違う企業観」
◆米雇用統計‐5月◆
・非農業雇用者6.9万人増、失業率8.2%に上昇
ロイター
・世界的な景気減速が顕著に、FRBの行動強く促す
・米経済も他地域と同様に減速
・次回FOMCで金融緩和される確率高まる
【その他】
ブラジル
・ブルームバーグ「1‐3月期の景気減速で、消費主導の成長に疑問符」
エジプト
エジプト
・軍最高評議会「1981年から続いた非常事態が終わる」
・デモ隊殺害に責任でムバラク前大統領らに終身刑、判決後に心臓発作
・不服の市民らは抗議デモ
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6/4(月)の予定
EU・ロシアサミット(3日迄)
休場=ウェリントン、ロンドン
13:30 日 白川日銀総裁:講演@内外情勢調査会
18:00 欧 ユーロ圏 生産者物価指数‐4月
23:00 米 製造業受注指数‐4月
熱くなれ/デーモン小暮
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市場結果(6/1)
◇日本株
日経平均株価:8,440.25(-102.48)
TOPIX:708.93(-10.56)
シカゴ日経先:8255(大証比:-165)
◇アジア/新興国市場
上海総合指数:2373.436(+1.202)
香港ハンセン指数:18558.34(-71.18)
シンガポールST指数:2745.71(-26.83)
インドSENSEX指数:15965.16(-253.37)
ブラジルボベスパ指数:53,402.90(-1,087.51)
◇欧州株式市場
英FT100:5260.19(-60.67)
仏CAC40:2950.47(-66.54)
独DAX :6050.29(-214.09)

◇米主要株価
ダウ平均株価:12118.57(-274.88)

S&P500種 :1278.04(-32.29)
ナスダック :2747.48(-79.86)
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商品/債券/為替(6/1)
☆CRB指数=268.31(-4.66/-1.71%)
☆NY金 =1オンス:1622.10ドル(+57.90)

☆NY銅 =1ポンド:331.35セント(-5.20)
★NY原油=1バレル:83.23ドル(-3.30)
●日本国債=2年債:0.08%(0.09%)・10年債:0.82%(0.82%)
●米国債 =2年債:0.25%(0.27%)・10年債:1.45%(1.57%)
●欧州債
=イタリアとスペイン国債が上昇、ECBが購入するとの観測
=ドイツ2年債利回りが一時マイナス、スペイン10年債は6.5%超
●英国債 =上昇、あらゆる年限で利回り最低-安全逃避
◆人民元=週間で1月以来の大幅安-予想下回る製造業PMIで
◆NY外為=円が上昇、米雇用統計悪化で-対ユーロでは下落
◆VIX指数=26.66(+2.60/+10.81%)
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指標結果(6/1)
日本
・自動車販売台数‐5月(前年比):66.3% (前:92.0%)
中国
・製造業PMI‐5月 :50.4 (前:53.3/予:52.0)
・HSBC製造業PMI‐5月:48.4 (前:48.7)
・鉄鋼業PMI‐4月 :48.8 (予:55.7)
韓国
・HSBC製造業PMI‐5月:51.0 (前:51.9)
・海外貿易収支‐5月:24億300万USD (前:21億1800万USD/予:25億USD)
・輸出‐5月(前年比):-0.4% (前:-4.8%/予:-1.1%)
・輸入‐5月(前年比):-1.2% (前:-0.2%/予:-2.3%)
◆製造業PMI‐5月◆
・欧州 :45.1 (前:45.0/予:45.0)
・英国 :45.9 (前:50.5/予:49.7)
・フランス:44.7 (前:44.4/予:44.4)
・ドイツ :45.2 (前:45.0/予:45.0)
・スイス :45.4 (前:46.9/予:47.4)
・イタリア:44.8 (前:43.4/予:43.8)
・スペイン:42.0 (前:43.4/予:43.5)
欧州
・失業率‐4月:11.0% (前:11.0%/予:11.0%)
イタリア
・失業率(季調済)
‐1Q :9.8% (前:9.1%/予:9.6%)
‐4月:10.2% (前:10.1%/予:9.9%)
スイス
・実質小売売上高‐4月(前年比):0.1% (前:4.7%)
南アフリカ
・カギソPMI‐5月:53.6 (前:53.7/予:52.6)
米国
◆雇用統計‐5月◆
・失業率:8.2%(予:8.1%/前:8.1%)
・非農業部門雇用者数:6.9万人(予:15.0万人/前:7.7万人)
・民間部門雇用者数:8.2万人(予:16.4万人/前:8.7万人)
・製造業雇用者数:1.2万人(予:1.5万人/前:0.9万人)
・個人所得‐4月(前月比):0.2%(予:0.3%/前:0.4%)
・個人支出‐4月(前月比):0.3%(予:0.3%/前:0.2%)
・ISM製造業景況指数‐5月:53.5(予:53.8/前:54.8)
・建設支出‐4月(前月比):0.3%(予:0.4%/前:0.3%)
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「情熱をなくすより、情熱に溺れたほうがいい」
~ジャック・マイヨール~
~ジャック・マイヨール~