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杞憂ならば、儲けモノの巻…

 明治時代の足尾銅山鉱毒事件に苦しむ庶民を見かねた田中正造が、明治天皇に直訴を決行し、警官に取り押さえられて失敗してから100年以上経ったが、この地域の回復工事は100年後の今でも続いている。その後も水俣病や薬害エイズ問題、B型肝炎問題などの被害者達とその時々の政府当局との争いを追っていくと、この国の為政者達には以下に武田邦彦氏が述べられている「予防原則」の意識がいかに低いかがわかる。

 「予防原則」という観点から見た低線量被曝の人体への影響については、前出の様々な公害や薬害問題よりも更に深刻で、広島・長崎への原爆投下後の長期に渡るデータは不十分かつ公にされないまま、被爆者達が後遺症に悩まされれ続けたことは語るまでもなく、科学的分析が広範囲に始められたのは、チェルノブイリ原発事故が実質的なスタートと言って良いかもしれない。

 しかし、以前にも述べたことがある通り、チェルノブイリ原発事故周辺での幼児・子供の奇形や小児癌の爆発的な増加は、統計学的に徴候が認められるだけで、直接的な因果関係はハッキリしないとされていて、コレは劣化ウラン弾が使用されたイラク戦争後の住民に起こった、妊婦や幼児の障害の増加が認められた時にも出たレポートと同じである。平たく言えば、「関係はあるようだが、直接的な因果関係は現在の科学ではハッキリしない。だから責任の所在は確定できない。」というもので、責任ある立場の人達がコレを利用して安全宣言をしてしまうのはいかがなものか?というわけである。



武田邦彦「予防原則・・・ダイオキシンと放射線」2011.8.13


石橋は、叩いて壊れてから新たにかけ直して渡れの巻…

 子供の頃、マッド・サイエンティストとは、金や栄誉に目の眩んだ人格破綻者に最高の知識が宿ってしまった悲哀のようなものを感じた。いや、子供だから頭がイイのに頭がおかしい人はコワイと思った程度だったかも知れない。しかし、福島の惨事を経た今になっても「プルトニウムは飲んでも平気ですよ」とか「被曝はちょっとした火傷みたいなものです」なんて平気でメディアで語る科学者がいる現実は、地球征服を企む悪の秘密結社並に陳腐だと感じてしまう。だけど、そんな少数者達の方が社会的ステータスは高いという皮肉は、受け入れなくてはいけない現実ですね。

 …書き疲れたのでこの辺で( -(ェ)-)ノ

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