
①米国
経済指標が発表される度に、QE2・ブッシュ減税の延長等の
財政拡大路線の是非が問われ続ける。
景気は好調をキープしていて株式市場は堅調な展開だが、
失業率などの雇用関係と住宅販売関連の指標は未だ改善せず
悪化しているデーターもある。
これがオバマ-バーナンキの金融緩和政策が正当化される理由だが、
予想外の貿易赤字の拡大などが根拠に長期債が売られ、
格下げの見込みまで出てしまっている。
よってドル高方向に為替が振れているので、
景気回復が止まるような事になると
日本より先にトリプル安になってしまう懸念がある。
また、米議会のなかでも最大の対輸入国である中国に対して
元切り上げを迫る圧力が出てくる可能性もある。
良い金利の上昇・悪い金利の上昇②欧州
EUサミットでは2013年に期限切れとなる、
欧州金融安定化ファシリティ(EFSF)に代わる
恒久的な危機管理制度設立への合意に向けて話し合われている。
スペインの信用格付け・ギリシャ国債格付けの引き下げや、
スペイン国債入札の利回り急上昇など、
もう一段のユーロの下落があってもおかしくない状況下で、
ECBは証券買い入れプログラム(SMP)を再び強化。
50億ユーロの自己資本の積み増しを決定した。
これはECBの定款で定められている最大の許容額で、
勿論ドイツの負担増となる。
「欧州版IMF」ESM創設や欧州の恒久的な危機管理制度設立への
各国の合意が得られないようだと再びユーロ下落の引き金になる
可能性がある。
・・・といいながらもドイツ経済は底堅く、
ユーロ圏も貿易黒字を保っているだけに簡単にはデフォルトしない
という見方もあるが・・・ドッチヤネン
ユーロの構造的問題③中国
元の切り上げ圧力が高まりながら、
金融機関の貯蓄準備率引き上げに止めたのは、
景気拡大の障害になるという判断だが、
政府内部からのインフレ抑制の声は高まっている。
しかし、年末から旧正月(新年2月)を経て全人代までは、
政府の求心力低下に繋がるような景気減退の要素になる事は、
細心の注意をもって避ける時期に入ったのかもしれない。
そうなると金融引き締めに対する警戒感が継続するし、
アメリカとの貿易摩擦も激化する可能性がある。
すると・・・日本にも外交上の駆け引きから、
しわ寄せが来るのかもしれない。
戦えるのか、ニッポン?
しかし、中国はすぐ切れるようになった・・・
まるで思春期を迎えた男子中学生みたいに・・・
中国・バブルと引き締め④半島情勢
極東アジアの緊張感は周辺国・関係国のパワーバランスに
変化をもたらす。
前回の砲撃事件時には、ドル・金の安全資産が上昇したことから、
対中貿易の赤字拡大に苦しむ米国に新たなチャイナバッシング
を生み出すキッカケになりうるドル高を増々加速させます。
むしろ適度の緊張関係は、ウォン安を持続したい韓国経済にとって
追い風になると見るのは穿ち過ぎか・・・
半島情勢China Grove/The Doobie Brothers
China Groveって・・・ダジャレってか?
いえいえ、全てがそういうわけでは・・・
The Doobie Brothersが大好きだった時期がありまして、
この曲をかけながらカナディアンロッキーを疾走したのは
今は昔の思い出・・・気が向いたらいつか書きます。
え、必要ない?
そうですか・・・
・・・それでは、よい週末を☆
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市場結果(12/17)
◇日経平均株価:10303.83円(-7.46)
◇欧州株式市場
英FT100:5871.75(-9.37)
仏CAC40:3867.35(-21.01)
独DAX:6982.45(-41.95)
◇米主要株価
ダウ平均株価:11491.91(-7.34)
S&P500種:1243.91(+1.04)
ナスダック:2642.97(+5.66)
☆NY金市場:1オンス=1379.20ドル(+8.20)
★NY原油市場:1バレル=88.02ドル(+0.32)
●独10年債利回り:3.029% -0.036
●英10年債利回り:3.557% -0.074
※独債・英債はリスク回避で買い優勢
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【国内】
・来週の東京株は上値重い、海外勢の休暇入りで戻り売りが圧迫
・丸紅の社債保証コストが上昇、商社3年物の取引目立つ-CDS
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【アジア圏】
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半島情勢
・韓国=ウリィ・ファイナンス<053000.KS>株の入札プロセスを中止
・北朝鮮=韓国が予定通り砲撃演習を行えば攻撃へ(KCNA)
・北朝鮮=延坪島での射撃訓練、韓国に中止求める-報復を示唆
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中国
○香港金融国庫局長官
「海外からの資金流入への対応、『備えは十分』」
○中国人民銀行総裁
「金利を段階的に自由化する方針示す」
・中国=台湾の銀行5行に支店開設を認可、土地銀など-銀監会
・人民元の利用拡大、香港の不動産・株式の値上がり要因に-CLSA
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【欧州圏】
・EU首脳会議=閉幕も市場は安心感得られずとの声
○メルケル独首相
「EUは『安定的で強いユーロ』持つ重要性で合意」
○ウェーバー・ECB
「ユーロ圏共同債、財政への信認を改善しない」
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・ムーディーズ=アイルランド国債を「Baa1」に5段階格下げ
・ムーディーズ=アイルランドのデフォルトの公算は「極めて小さい」
・アイルランド国債のCDSスプレッド、上昇-11月30日来の高水準
・アイルランド中心に欧州債保証コストが上昇-ムーディーズの格下げで
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・独・IFO景況感指数-12月=109.9に上昇、予想外-過去最高
・EU統計局=ユーロ圏貿易収支-10月は、52億ユーロの黒字
・スペイン中銀=銀行の10月の不良債権率が15年ぶり高水準に
・英国債(17日)=上昇→アイルランド格下げで質への逃避
・ECB・英中銀=100億ポンドの通貨スワップ協定
「アイルランドの銀行支援100億ポンド相当の通貨スワップ」
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【米国圏】
・米景気先行指数=8カ月ぶり高い伸び、入荷遅延が寄与
・米下院が減税法案を可決、大統領署名を経て成立へ
・オバマ米大統領=大型減税延長法案に署名
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