
今日は、要人発言やら指標やらで記事が長いので、
めんどくさい方は音楽と最後のニュースのチェックでもどうぞ。
FOMCの結果・声明文の結果は概ね予想とおりの前回と変わらぬNo Surpriseでした。
好調な経済指標と回復しない雇用をバックアップするための追加緩和は正当化されました。
問題は財政拡大のために、米国債の見通しがネガティブと捉えられ、
長期金利が上昇してしまったことです。
そのため、望んだドル安誘導ができなくなっていることでしょう。
FOMCとEUサミットに合わせるように、日本の財政・金融政策も動き出しました。
もちろん年明けからのマーケットの方向性が決まる大事な局面ですが、
「欧州の債務不安とユーロの枠組み」&「世界を惑わす米追加緩和」の行く末は、
事によると今後数年の世界経済のパワーバランスを決定してしまう可能性があるからです。
このFOMCの動向と合わせた政策の表明は今後も増々増えることが予想されます。
少し気になるのは、比較的財政の安定していたベルギーの債券を
S&Pがネガティブに格下げしたこと。
文化・経済ともにフランス・オランダ・ドイツ・イギリスに準ずる国ですが、
政府がハングパーラメントに陥っており、政府の財政緊縮への取り組みが滞る可能性が
あることを市場に突かれた格好となりました。
もちろん米経済圏の周辺国であるカナダも自国通貨高に悩み、
経済指標が振るわなくなってきていますが、
いざとなれば金利引き下げや追加緩和に踏み切ることができます。
しかし、独自の通貨を持たないユーロ加盟国の場合、
財政引き締めに依って不況を耐え忍ぶことを求められるため、
構造的に出口戦略が遠い事が泣き所。
もちろん世界の投資はそこを攻めているわけです。
各国の財政拡大傾向は政治家の力量を測り、
今や世界中がチキンレースの様相を様相を呈してきました。
良い金利の上昇・悪い金利の上昇-----------------------------------------------------
中国=金融引き締め策の格下げ(利上げ回避→貯金準備率の引き上げ)
米国=QE2の是非論に対するバーナンキFRB議長の見解
※FOMC声明文は前回と概ね一致→No Surprise
欧州=債務危機の伝染防止策立案の可否と要人発言
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You're still the one/Shania Twain
関係者は、
世界の金融市場が消えてなくなることは有り得ないかの如く話をする。
しかしそれは間違いである。
~ジョージ・ソロス~
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市場結果(12/14)
◇日経平均株価:10316.77円(+22.88)
◇欧州株式市場
英FT100:5891.21(+30.46)
仏CAC40:3902.87(+10.43)
独DAX:7027.40(-1.99)
◇米主要株価
ダウ平均株価:11476.54(+47.98)
S&P500種:1241.59(+1.13)
ナスダック:2627.72(+2.81)
☆NY金市場:1オンス=1404.30ドル(+6.30)
★NY原油市場:1バレル=88.28ドル(-0.33)
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経済指標結果(12/14)
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日本
鉱工業生産(前月比)-10月:-2.0%(前:-1.8%)
鉱工業生産(前年比)-10月:4.3%(前:4.5%)
稼働率指数(前月比)-10月:-2.3%(前:-1.1%)
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豪州
NAB企業信頼感指数-11月:6(前:8)
NAB企業景況感指数-11月:4(前:2)
新規住宅-3Q:-13.2%(予:-5.0%)
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欧州
仏・消費者物価指数(前月比)-11月:0.1%(予:0.1%)
独・ZEW景況感調査-12月:4.3(予:3.9)
ZEW景況感調査-12月:15.5(予:10.5)
ユーロ圏鉱工業生産(前月比/季調済)-10月:0.7%(予:1.3%)
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英国
消費者物価指数(前月比)-11月:0.4%(予:0.3%)
小売物価指数(前月比)-11月:0.4%(予:0.2%)
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米国
小売売上高(前月比)-11月:0.8%(予:0.6%・前:1.7%)
(除自動車/前月比)-11月:1.2%(予:0.7%・前:0.8%)
生産者物価指数(月比)-11月:0.8%(予:0.6%・前:0.4%)
(除食品&エネルギー/月比)-11月:0.3%(予:0.2%・前:-0.6%)
加・景気先行指標指数(前月比)-11月:0.3%(予:0.5%・前:0.3%)
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要人発言・トピックス・メモ
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日本
○野田財務相
「71兆円枠・44兆円以下の国債発行は予算編成の基本」
「中小企業法人税、引き下げの方向で検討」
「証券優遇税制については、まだ協議中」
○仙谷官房長官
「法人税引き下げは、日本で投資・雇用増やすのを促進させるメッセージ」
「2011年度新規国債44.3兆円以上発行しない前提で財務省がしっかり取組む」
「法人税5%引き下げの財源、財務省がかならず掘り出すと確信」
○自見金融担当相
「中小企業金融円滑化法、12年3月まで延長」
○海江田経済財政相
「法人税引き下げで、企業が設備投資・雇用増を期待」
「国債発行44兆円・歳出大枠71兆円は守る」
「法人税の中でペイ・ゴー原則守るの難しい」
○五十嵐財務副大臣
「『新規国債発行44兆円以下』は重大な国際公約」
○自見金融担当相
「証券優遇税制めぐり、財務相と交渉する」
○日銀
「資産買い入れ基金によるETFとJ-REITの買い入れ準備整う」
「15日以降市場状況に応じて実施」
※日銀=共通担保資金供給:8000億円(12月20日-1月17日)
※日産・三菱自動車=軽自動車開発で協力
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中国
※中国財政省=600超の原材料と主要部品の輸入関税を一時的に引き下げると発表
※香港市場=人民元取引は一日に4億ドルを突破
※温家宝首相=インド訪問
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欧州
○トリシェ欧州中央銀行総裁
「欧州金融安定ファシリティ(EFSF)に柔軟性や解決力を最大限にするよう求める」
「前もってユーロ共同債に反対する」
○欧州連合
「欧州に景気回復の広がりがみられる」
「国家の財政にある程度の改善が見られる」
「2011年について成長は鈍化すると見ているが、2012年は再び上向くと見ている」
「欧州は安定のために必要な措置を講じるつもりだ」
※S&P=ベルギー国債の格付け見通しを「ネガティブ」に
アイルランドの債務問題とEFSF
ユーロの構造的問題-----------------------------------------------------
米国
○FOMC声明
「FOMCは保有証券の元本償還資金を再投資する政策を維持」
「2011年第2四半期末までに期間が長めの国債を追加で6000億ドル購入」
「ペースは1月で750億ドル」
「長期的なインフレ期待は引き続き安定している」
「基調インフレを示す指標は低下傾向が続いている」
「証券買い入れのペースと資産購入プログラムの規模を定期的に見直す」
※FOMC声明文は前回と概ね一致・・・no surprise
○カーニーBOC(加中銀)総裁
「金利の引き上げやモーゲージルールにより、
家計の借入れは減速していくだろう」
「家計は利上げの可能性に備えるべきだ」
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ニュース
【国内ニュース】
・法人減税を産業界は歓迎、投資活動や株価への影響は限定的
・法人税5%下げ・証券優遇税制2年延長、財源ねん出後回し
・印で3万切るエアコン販売 パナソニック、市場開拓へ (産経新聞)
・「光の道」孫・原口ライン不発 総務省、NTT分割せず (朝日新聞)
・創業家企業 上場相次ぐ 大塚、ポーラ…成長持続迫られ (産経新聞)
・仙谷官房長官=尖閣問題、中長期的には間違っていない
【海外ニュース】
・英国債=3日続落、利回り6カ月ぶり高水準付近←インフレ統計に反応
・独IFO経済研究所=2010─11年独成長見通し上方修正、設備投資や個人消費がけん引
・S&P=ベルギーの格付け見通しをネガティブに引き下げ
・スペイン国債相場=7日続落-国債入札で借り入れコストが上昇
・欧州債=スペイン債が7日続落、入札不調で-ベルギー債も下落
・米医療改革法案=違法の判決
・アサンジ容疑者24万ポンドで保釈
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