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「自分が何を感じて、何を思って、何がしたいのか?」
本当にまさに、人生とはそういった事柄を考え続けるのが目的なのかもしれません。

「我思う、故に我あり」16世紀のフランスの哲学者、デカルトはそう言いました。しかし英訳の内容は少し違っていて、

「I am here, because I think.」と言うそうで、日本語に訳すと、「『私が考える』という行為が、『私が此処に存在する』事の証明だ」となるそうです。

瞑想の時間には、「自分が何を感じて、何を思って、何がしたいのか?」を考えます。
誰かの言った言葉では無く「自分自身が此処に存在する事を証明する」ために、自分が感じた言葉を紡ぎ出していくのです。

そう言った意味では「自分が感じたものを、形あるものへと変えていく」行為は、自分自身が此処に存在する理由を作っていく行為そのものなのです。

感覚的に感じたものを芸術性がある形あるものへと変えて作り上げていく事、そしてそれらの絵や本、あるいは様々な芸術品などを感覚的に感じて心を動かすという事は、「自分が今、此処に生きている」という事を証明する事なのです。

自分の感覚を信じて、真摯に自分に向き合い、自分にとって真実の言葉を紡ぎ出そうとする姿は美しい。

そして「自分が此処にいる」という事を信じて証明しようとする、生命の輝きを感じるのです。