「人のふり見て、我がふり直せ」とか、「人は鏡」とはよく言いますが、気をつけて人間観察していくと、人を通して自分のこころの奥底の深層心理が見えてきます。

 

自分の性格で変えた方が良いと思えるところ、こころの中に抱えていて手放した方が良いと思われるところが浮かび上がってきて、手放せる準備が出来てきます。

 

その時に、「このままで良いや」と現状維持を思う気持ちと、「自分を変えたい」と思う気持ちが交錯しますが、この一連の流れの中で、一番必要なのは、「腹を据えて決断する勇気」です。

 

何をするにつれ、何かを変えるというのは大きなエネルギーが必要で、そのエネルギーを生み出すには前に進む勇気が必要なのです。

 

怖がって、前に進めなかったら、その時は次のタイミングがやって来るのを待って、立ち止まるしかありません。

 

それが良いとか悪いとかでは無く、自分がその事を決めた。そしてその事を実行したという責任を自分がとる事が大切なのです。

 

 

自分で責任を取らないで、いつも誰かのせいにしていると、自分の人生に向き合わないで逃げてしまう癖がついてしまい、そのままずっと一生 何も変わる事なく過ぎ去ってしまう。そんな人生になってしまう。

 

 

平凡な日常の中で、人生を変えるような何か重大な事が起きて、自分を変えてくれる。


白馬に乗った王子様のような誰かが現れて、自分の人生を変えてくれる。

 

そんなふうに他力本願な思いで待っているだけじゃ、何も起こらない。

チャンスは自分の手で掴んで、自分の人生を変えていかなきゃ始まらない。

 

そんな自分を変えるチャンス、ターニングポイントというのは、人生の中でそんなに多くあるもんじゃ無くて、本当に限られていて、掴み損なうと二度とやって来ないかも知れない。

 

「あの時、あんなふうになっていたら。ああしていれば」などと過ぎ去った後にタラレバと思っていても後の祭りだ。

 

 

そんな偉そうな事を言っても、実際のところ「これまで後悔しないでチャンスを掴んできて、これからも掴めるのか?」と聞かれたら、「タラレバ」と考えてしまう。

 

それでもこれからチャンスが来るとしたら、せめてその時には「この手で掴んで、絶対に手放さない!」と自分に何度でも言い聞かせるのです。