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最近お問い合わせの多いMRSA検査、
シャープのキムウンフェ先生がご説明します💖
こんにちは、韓国シャープ整形外科のキムウンフェ院長です。
最近日本の患者様からMRSA検査についてお問い合わせが多く、今回はMRSAに関してご説明させていただきます。
結論から言いますと、手術前にMRSA検査を受けられる必要ありません。
もし、基礎疾患をお持ちの方は専門医にご相談ください。
MRSA、スーパーバクテリアとは？
最近スーパーバクテリアが話題になり、韓国に入国する前に検査が必要かお問い合わせが本当に多いです。
今回はMRSAスーパーバクテリアとは何か、また予防するにはどうすればいいか、ご説明させていただきます。
抗生剤を習慣的に服用される方がいると思います。
抗生剤を習慣的に使用すると菌が自ずから抵抗できる力を伸ばします。
これを抗生剤に対する耐性ができたと表現します。
最近問題になっているMRSA(Methicillin-resistants Staphylococcus aureus: メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)はメチシリンを始めベータラクタム剤に耐性を持っている黄色ブドウ球菌を称します。
Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)はブドウ球菌(ブドウの房のように丸く固まった形)のことで、人の皮膚に寄生または常在しているばい菌です。普段、何の問題もありませんが、皮膚のある部位が破れたり、傷がある際にブドウ球菌が浸透すると膿が溜まる化膿性感染ができやすいです。
感染がひどくなると敗血症、肺炎、骨髄炎、などが現れ、2次疾患に繋がる可能性があるので注意が必要となります。
ただ、これは腎臓異常で透析を受けていたり、癌の確診によって免疫抑制剤を服用している方、臓器移植、老人、慢性基礎疾患など、免疫力が正常の方に比べ相対的に低い方から主に発生するという特徴があります。正常免疫をお持ちの方なら、免疫細胞作用で菌に対抗できるので、よりひどい2次疾患に発展される可能性は低いです。
しかし、感染されないことが重要であるため、予防方法を知っておくことが最も重要です。
MRSA、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の予防方法とは？
1. 衛生管理
菌がついた状態で皮膚に接触したり、傷部位を触ったりする場合に頻繁に感染する恐れがあるため、手をきちんと洗い傷がある場合、触らず軟膏やバンドエイド、包帯などを利用し傷部位に触れないようにすることが重要です。
2. 抗生剤の使用
MRSAの予防方法は悪化する前に適切な抗生剤を使用することです。
MRSAの場合、普段過度な抗生剤を使用することで発生し、使用している抗生剤は効果が落ちるので、菌に合わせたバンコマイシン、テイコプラニン、リネゾリドなどが使用されます。このような抗生剤の場合、強い作用で正常細胞にも影響を与えるため専門医とのご相談の上、適切に使用する必要があります。
3. 耐性が起きないよう抗生剤はこまめに服用しない
皮膚常在菌である黄色ブドウ球菌の耐性は、習慣的な抗生剤の服用及び適切な服用法を守らなかったため発生します。
感染がある場合(風邪、鼻炎、扁桃炎など)、菌に合わせた抗生剤の処方及び服用期間を守り、皮膚常在菌に耐性ができないようにしなければならないです。
4. 手術する場合、手術部位や手術器具の消毒
MRSAの場合、抗生剤の耐性ができたのであり、効果が落ちたわけではないので手術前、手術部位を広く消毒し患者様及び保護者様が滅菌状態で手術器具を利用すると、手術中の感染可能性は低くなります。
5. 免疫歴の管理
疲れたり、過度なダイエット、飲みすぎる場合、免疫力が落ちるので手術を予定しているのであれば、就寝時間の管理及び正しい食習慣を守ることが望ましいです。
上記からもご案内したよう、手術前にMRSA検査を行う必要はありませんが、基礎疾患をお持ちの方であれば専門医にご相談ください。
当院では手術前/後に手術室や手術器具など、徹底した消毒を行っているので安心してご来院いただけます。
他にお問い合わせなどございましたら公式LINEにお気軽にお申し付けください！
