2024年社会保険労務士試験 受験の皆様、いかがお過ごしでしょうか?
自己採点なども終わり、「合格間違いなし」の方や、45点付近や救済待ちで不安な日々を送る方もいると思います。

私が実際に択一式を解いてみての感想です。
・面を食らう問題もあった
・択一式は深掘りをしてくる問題が多くなった。今までは労働基準法などで「原則こうです。ではこの場合はどうなりますか?」というのを他の科目で出題するようになった
・健康保険法が難化傾向。一般常識は昔に先祖返りした?と言いたくなるような問題だった。

①労働基準法&労働安全衛生法→7点確保で、合格するのなら8点以上は欲しい。
問1,2,3,6,7,8で確実に点数を取る!
問4のデジタル解禁の話はマニアックすぎ。これは出来なくても仕方ないです。

②労働者災害補償保険法→6点確保で、合格するのなら7点以上は欲しい。
前半戦がしんどい問題。問2,6、7は確実に正解したい。
問10は実務やっている人が有利な問題だった。

③雇用保険法→6~7点確保。
比較的解きやすい方かな。問1,2,3,5、8で確実に点数を取る!
問7の雇用調整助成金は出来なくても仕方ない。実務的にもトレンドでないものを出題してきた。

④一般常識→4点確保で、合格するのなら6点は欲しい。
問1,2は対策していないと撃沈でしょうね。問3,4,5、9で点数を取るしかないかな。
社会一般の方が難しい。

⑤健康保険法→4点確保で合格するためには6点以上ほしい
今回この健康保険法が一番難しい。現役社労士でも、協会けんぽ等で仕事をしていないとこんなの知らないよという先生が多いというのが実態だと思います。
正答肢になっているのが比較的わかりやすかった。問1,2,4で点数を落とさない。
問10のDは言っていることはわかる。最初は適用除外だった人だけど、途中から適用対象になってしまった。届出4月15日で良いのか?という話だよね。
「5月1日から契約変えてあげれば面倒な事は起きないのに」と問題を読みながら思いました。

⑥厚生年金保険法→7~8点確保。9点もいける!
得点しやすいものが多かった。

⑦国民年金法→7点確保。
年金の好き嫌いがはっきり出る問題が多かったかな。


一般常識と健康保険法が難易度高く、年金科目が正解になっている肢が容易に正誤判断できる問題が多い。41点から48点取れるような問題だったので、個人的な今年の合格点予想は44±1点ぐらい。昨年より難しいことは間違いないけど。45点取れていれば間違えなく合格だと思います。
でもね、合格発表を待つ身だったら45点ギリギリは嫌だと思いますよ。マークミスしていないか不安になりますし。

私は現在社労士事務所を経営していますが、何で試験問題を解くか?というと、実務で必要だからです。
年金事務所で相談員をやる場合は年金は完璧にしておかないといけないですし。
合格した後も大事だよというのは、身に染みてわかります。

一人でも多くの皆様が合格していますように!