男女雇用均等法ができて女性の保護規定は無くなりました。


女性は男性と同じように長時間労働に組み込まれました。


一方で社会は「育児、家事、介護」を女性がやるものだとしています。


会社のマタハラは「妊娠、育児」で深夜業や、長時間労働を出来なくなった女性を戦力外とみるから起こると思われます。


男が働いて女が「育児、家事、介護」をするという考えは国の専業主婦優遇制度にも表れています。


夫の給料に配偶者手当がつく

年金保険料も不要     年金はもらえる

健康保険料不要

夫の所得が配偶者控除が受けられる


年間103万までの働き方は税金がかからない

年間130万までの働き方は社会保険料がかからない

                                  など

そのために甘んじて最低賃金周辺で働く女性が多いです。

私の周りでも11月ごろになると休んで年間所得を調整する人もいます。



しかし、これからの若い人たちは専業主婦になるのはほんの一部の恵まれた人で大部分の人が夫婦働かなければ生活していけない状況です。


非正規雇用が男性労働者にも多くなり夫の収入だけで生活するゆとりがない若い夫婦が大部分を占めている現状です。


また女性の期間雇用者は1年以上勤めると育児休業を取得できますが、次回の契約更新はされないことが多いです。



安倍総理は「女性の力」を活用すると明言していますが、女性が「育児、家事、介護」をしながら男性並みに世界的に過酷な長時間労働を強いて女性の管理職登用を目指しているのではないかと懸念します。


個人的な意見ですが、女性は管理職を目指しているのではないと思います。

人間らしく生活できる職場環境を求めているのではと思います。


「ワークライフ、バランス」という言葉が聞かれるようになりました。


男性も「育児、家事、介護」に関わって欲しいと思います。


そのためにはやはり、長時間労働をしない働き方を考えなければなりません。