このブログ最初の話題は、保険料を取り上げます。

 

もしもの時のために、保険は心強い味方です。人生のリスクに対して、私たちの生活を守ってくれるものが保険です。

皆さんも、生命保険や医療保険など、さまざまな保険に入っていらっしゃると思います。

でも、毎月の保険料って、案外負担になるものですよね。必要のない保険に入って、多額の保険料を払っている場合もありますので、時々見直すことをお勧めします。

 

でも、私的な保険と違って、やめたくてもやめられないのが公的保険、つまり国や自治体が運営して、強制的に入らなければならない保険です。

公的保険には、健康保険年金雇用保険介護保険労災保険といった種類があります。

その中でも、退職しても高齢者になっても、一生払い続けなければならないのが、

 

          健康保険料介護保険料

                                         です。

 

健康保険は、おなじみの保険ですね。

この保険のおかげで、病院で診療を受ける時にも、1割~3割の自己負担額で診療を受けることができます。

 

介護保険は、2000年(平成12年)に始まりました。介護が必要な人を、社会全体で支えるための制度です。日本は急速に高齢化が進み、介護認定を受ける人がどんどん増えています。今や無くてはならない保険となりました。

保険料を負担する人は40歳以上です。40歳~64歳までの人(第2号被保険者)は、加入している健康保険から保険料が徴収されます。65歳になると(第1号被保険者)、ほとんどの人は年金からの差し引きとなります。この徴収方法は、特別徴収と呼ばれています。

 

64歳までは、健康保険から保険料が支払われるので、あまり意識することはないかもしれません。ところが65歳になると、楽しみにしている年金から、少なくない金額の保険料が天引きされるようになり、違和感を覚える方が多いです。

以前、私が年金相談をしていた頃も、どうしてこんなに少ない年金から、介護保険料がたくさん引かれているの?という質問をよく受けました。ちなみに私の義母も、2か月に1度、20万円に満たない年金から、毎回6,000円近い介護保険料が引かれています。これが一生続くわけですから、けして少ない負担ではありません。でも、このおかげで、義母は、わずかな自己負担で介護を受けることができているのです。

 

介護保険料は、収入によって決まります。

次回は、保険料の決まり方について、お話ししようと思います。