みなさん、こんにちは
アロマセラピスト&ハーバルセラピスト Kikoです
しばらく晴天に恵まれて、空が高いですね・・・
空気が澄んでいるので、
今が旬の「金木犀」の甘い香りが、どこからともなく
漂っているのではないかと思います
金木犀は樹齢が長くなってくると、こんもりしたまあるい樹形のことが多く
葉も密集して生い茂るので、そうなると、あまり香りがしなくなるようです
こんもりまあるい樹形の中にも日が差し込むように、
大胆に剪定するのが良いそうです
さて、この香りが嫌いな方もいらっしゃるでしょうし、
甘い香りなので、体の力が抜けてホッとする方もいらっしゃることと
思います
今日はこの「金木犀」のお話
【学名】
Osmanthus fragrans ver aurantiacus Makino
あれ、Makinoって??
これを命名したのは、
9月まで放送されていたNHK朝ドラ「らんまん」の主人公
「牧野富太郎」博士です
金木犀は、
春先に咲く沈丁花、
初夏に咲くクチナシとともに
三大香木で、香水にも使われるので、好きな方も多いかな
この金木犀を3年ワインに漬け込んだのが桂花陳酒です
金木犀は、リナロール、αーツヨン、パルチミン酸、Γデカラクトンを
含むと言われ、鎮静作用、抗酸化作用があり、咳を鎮めて血流をよくすると
言われているので、お酒にしたり、お茶(桂花茶)にします!
ハーブの一種です。薬膳かな、どちらかというと。
今年は我が家の金木犀がほとんど花をつけなかったので
作業が出来ませんが、
その他に、
花だけを摘み取り、ウォッカに漬け込みチンキ(ティンクチャー)にします。
漬け込みが完了したら、それでお化粧水つくります。
お肌には、抗酸化作用や鎮静作用でお肌を守ったり、
気持ちをリラックスさせたりと言った効果がありますね・・・
他にも、スプレー作ったり、ルームフレグランス作ったり
出来ますよ
また、クリームの機材になるシアバターに香りを転写させて、
金木犀のハンドクリームを作ることも可能です
金木犀は精油がありまして、
ジャスミンやローズと同様、非常に繊細な花を精油として採取する方法で、
アンフルラージュ法という方法があるのですが、
花の香を油脂に転写させ、一度だけではなく、
何度も花を取り替えて花の香が飽和状態になるまで油脂に転写させ、
その後アルコールと混ぜたり、いくつかの工程を経て精油が採取されます
季節ものですから、今だけのお楽しみですね
金木犀の香りがお好きな方で、ご自宅に金木犀が有る方は
ぜひ楽しんでみてください!