みなさん、こんにちは
アロマセラピスト&ハーバルセラピスト Kikoです
東京は暑さがぶり返してきました・・・
明日からは雨のようですし、
台風がやってくるんですね
さて、今日はハーブの活用方法をお伝えしようと思います
自宅庭にローズゼラニウム3鉢ありまして、
春先に枯れかけましたが、生命力が旺盛!!
復活しました
今はモリモリ伸び放題なので、
このゼラニウムから、芳香蒸留水を作ろうと思います
ローズゼラニウムの花は、このような感じです↓
園芸種のゼラニウムは、葉が丸いのですが、
ローズゼラニウムは【ハーブ=香草=薬草】でして、
バラに似た香りがしますよ・・・
植物は形状の似たものが多くあります
朝ドラ「らんまん」でもありますように、
すべて学名で判断します!!
このローズゼラニウムの
葉と花からは精油が採取されます
ちなみに
みなさんは、バラの精油ってお幾らくらいするものだか
ご存知でしょうか?
非常にお高いもので、
ニールズヤード社 ローズオットー2.5ml 16,500円です
ニールズヤード社 ローズアブソリュート2.5ml 6,820円です
↑のオットーとアブソリュートというのは、
精油の抽出工程を表しています
(今日ここでは、精油の抽出方法の説明はしません)
いずれにしても、たった2.5mlですよ
精油一滴はどこのメーカーもだいたい、0.05mlです。
2.5mlですと、40滴ですね・・・
この高価なバラ精油の値段をさげるために、
バラの香りに近いゼラニウム精油をローズ精油に
混ぜているメーカーもあると言われているくらいです
ですので、極端に安い精油は怪しいです
話が脱線しましたが、
今日のお話は、ローズゼラニウムの芳香蒸留水づくりです
芳香蒸留水とは
精油を蒸留する際に精油とともに採取できる副産物です
精油の作り方は、水蒸気蒸留法という方法を用います
精油メーカー以外で、個人で水蒸気蒸留をする場合は、
いわゆる理科の実験機のような立派な装置が必要になりますが↓
芳香蒸留水だけつくるのであれば、
理科の実験機のような立派な装置がなくても
家庭でお鍋があれば可能なんです
採取された芳香蒸留水は、
濃度の濃い精油は採取できていませんが、
芳香成分は蒸留水に含まれていますので、
採取できた芳香蒸留水は、当然ローズゼラニウムの香りがしますし、
有効成分も含まれています
精油のように希釈する必要はありません
今日、初めてハーブや精油のことを目にした方は、
この芳香蒸留水を何に使うの?って思われると思います
この芳香蒸留水には、
精油に含まれる有効成分が若干溶け込んでいますので、
精油の薬理作用を有効活用いたします
では、ローズゼラニウムに含まれる有効成分は?
ゲラニオール、シトロネラール、リナロール
と言われる成分で、
鎮静が期待できる成分が含まれており、
アロマの世界でローズゼラニウムといえば、
ホルモン調整
利尿
収斂
がメインと言われています
作り方
作業で使用する道具は、すべて煮沸消毒しましょう!!
①鍋を煮沸消毒する
②鍋にローズゼラニウムの「葉」「花」「水500m」を投入
③鍋の真ん中に芳香蒸留水を貯めるための小さいボールを置く
④鍋の蓋を裏返す
⑤蓋の上に保冷剤を置く
⑥鍋の蓋に穴が空いている場合は塞ぐ
⑦火にかける
⑧火にかけたあと、保冷剤が溶け切ってしまったら保冷剤を交換して
追加で投入
⑨鍋に投入した水が芳香蒸留水として採取できる量は、
半量程度
ご家庭の環境によりますが、40分くらいで出来上がるのではないかと
思います
蒸留している最中も、ゼラニウムの香りが漂って、
おもわずウットリです
出来上がった芳香蒸留水の活用は?
採取された芳香蒸留水を何に使うのかというと、
収れん作用があるといわれているので、
私はお化粧水を作ります
グリセリン
ヒアルロン酸
その他、精油でフランキンセンス、ローズゼラニウム、ラベンダーなどを
加えて、オリジナルの化粧水の出来上がりです
今年の春先に、こちらの化粧水を数ヶ月使用したところ、
お肌がスベッスベになりました
もし、試してみたい方は、
自己責任でやってみてくださいね
この方法で自宅で可能であれば、
あとはハーブを入手すれば、
芳香蒸留水が作れますよ・・・
よかったら、試してみてください