今日もご訪問有難うございました。

シドニー旅3日め、1日フリータイムです。この旅程があったからこの旅に決めた👍とも言える大事な1日がやってまいりました👏。

おひとりさまツアーとは言え、出国から2日目までは添乗員さんと現地ガイドさんにおんぶに抱っこの楽々旅。そりゃあ楽で楽しいには違いないけど…せっかくの英語圏、英語を話さなきゃね〜、という事で、この日と最終日のフリータイムは1人で歩こう🚶と決めていました。

当初は、初日と2日目に行った所の再訪でも良いかと思っていましたが、思いたって現地ツアーにトリップアドバイザーから申し込む事にしました。
トリップアドバイザー、といえば我が浅草ツアーでも参加者を募集するサイトで、口コミをヒヤヒヤ読ませて頂くサイトです😅。今回は逆にお客さんになってみよう🙋と思いました。



どうせ参加するなら、同じような設定の歴史深掘り
ウォーキングツアーがいいな〜😀と思って探したら…ありました!

ザ、ロックスウォーキングツアー
入植時代の歴史の残るロックス地区の街並みを、ガイドさんと共に90分間歩いて巡るツアーです。これは通常のパッケージツアーの旅程では経験できない深掘りツアーで、同じく歴史深掘りツアーを提供しているガイドとしても、まるで研修のようなツアーだな、と思いました。ワクワクすると同時に結構緊張もしていました。😂

まずは集合場所をかなり慎重に調べて、ガイドさんにも聞いて集合時間より30分も前に到着!(真面目〜😅)あたりをウロウロ🚶、開いてるお店を覗いたり、何をしていても全てが旅!楽しみつつスタート時間になりました。日本からの申し込みもちゃんと通っていてひと安心、(地球は狭くなりましたね〜👏)ガイドさんにも挨拶してスタートしました。


(シドニーで最初に舗装された石畳の道)

このロックス地区は元々原住民族のアボリジニーの居住地でしたが、18世紀の入植時代は本国イギリスから流刑として連れて来られた囚人、管理する側の兵士やその家族の街として発展したそうです。19世紀に流刑制度が廃止されてからは、港町として栄える傍らギャングが支配する街となった時代もあったらしく、それを思わせる酒場が今も営業していたり、外観はそのままにお店が変わっていたりと見所がいっぱいありました👀。



ガイドさんのお話は、歴史の細部に渡っていて、しかもかなりの弾丸トークだったので、8割方の理解に留まりましたが、この地域でコレラが大流行して、終息させる為に住居を国が買い取った(接収した?)事や、港湾地区の再開発のプランを住民が大反対して実現できなかった事など、興味深い話を次から次へと聞かせて下さいました。

何度も投獄されながら反対したヒーロー(Jack Mundy)の存在を知り、その方の写真も壁に貼ってありました。彼らの活躍がなければ、現代の私達が目にしている古い街並みは近代的な建物ばかりになっていたかもしれない、と思うと感慨深いものがありました。


(昔の住居跡も見学できるようになっています。)

地震の少ないオーストラリア、しかも石造りのロックス地区、普通ならそのまま残るはずの建物も国の政策で取り壊される危機にあったとは…。こうして歴史を伝えてくれる建造物を目にする事ができるには、人々の命がけの戦いがあったのだな〜😭と、しみじみ思えた感動のツアーとなりました。


(入植時代、このあたりのお役人さんの住居跡)

何の予備知識もなく、ふと参加したツアーでこんなに楽しめて、オーストラリアの歴史にも興味を惹かれるなんて…

あ!そういうことか💡
逆の立場で私達の浅草深掘りツアーの役割が理解できた気がしました。それまでは「外国の方に日本の歴史をここまで詳しく話して…わかるのかな、つまらなくないかな…」なんて気にしながら説明している部分がありました。でもそんなことはない!年号を言われたら、「日本の江戸時代か〜」と、自国の歴史と比較したり、似たような史実、自国にはない史実など、興味深く聞けるものだと思いました。

これは、逆の立場になって初めて体感できた事です。また、ガイドさんの資料の見せ方も参考になりました。その地域の昔の絵や写真を見せながらの説明は、私のように英語が母語ではないゲストにはわかりやすいと思ったので、これはパクろう!と思いました。

想像以上に収穫があったこのツアー、ライトラインという路面電車にも1人で乗れたし、明日も1人で歩くぞ〜🙋


(ライトライン…クレカで乗れて便利)


(お昼はフードコートでサーモン丼…久々の米!
味噌汁はインスタントだった😅)


 

 これをツアーに使って深掘りツアーをより深くしようかと。昔の街並みを見るだけでも楽しい本です。