この記事では、給与計算実務能力検定(以下給与計算検定)1級を実際に受けて感じた事を書きます
 

私の立場上、社労士試験勉強中の方や社労士試験合格直後で社労士事務所や社労士法人に転職を考えている方向けの内容になると思います



以下項目


①受験した理由
②給与計算検定の概要
③2級と1級の違いは?どっち受ければいい?
④実際の勉強方法とオススメyoutubeチャンネル様、note様
⑤テストを受けてみて
⑥あとがき





以下詳細

①受験した理由

試験範囲が社労士試験と一部被ってる部分もあり、私自身が社労士法人に転職希望なのもあって、

業界の情報収集をしている内に、取得を推奨されているところが多い印象を受けたからです
 

知識もまだ残ってる内に、せっかくなので取っとこうといった感じです



②給与計算検定の概要

国家資格ではなく、民間の資格になります
直近の合格率は2級が60~70%、1級が40~50%

試験の実施回数としては
2級は、3月と11月の年2回
1級は、11月のみの年1回

3月分に関しては2級のみで午後の14~16時
11月分に関しては2級が午前の10~12時、1級が午後の14~16時になるそうです


11月分に関しては勤労感謝の日が試験日になっているようです

ちなみに次回2024年の3月17日(日)の2級の申し込み期限
2024 年 2 月 19 日 (月) 23:59まで
となっておりますので、2級の受験を考えておられる方はお早めにどうぞ

WEB出願だと顔写真や振込明細の写真をアップロードする必要もあったので割と面倒でした(私が慣れてないだけかもしれませんが)


試験の出題形式は択一式の問題と計算問題になります
2級は択一35問、計算5問

1級は択一30問、計算10問

電卓持ち込みは可ですが、慣れてないと普通に時間ギリギリです
 

計算問題用の参考資料は配られますが、そこそこの量があるのでペラペラ捲ってたら時間がヤバいです
どの問題でどの資料使うかは一目見て分かるぐらいまでは仕上げたいですね

2級は計算問題含めて、正答を選ぶ形式なのである程度の逆算は出来ますが

1級の計算問題は最後の答えだけ書く形式なので、中々にヒリ付きました

受験料は
2級で8,000円
1級で10,000円
と少々強気のお値段です、もちろん振込手数料も別途かかります(簿記2級で4,720円+事務手数料550円)

更に合格すると追加で認定登録料3,000円を支払わないと、履歴書に書いてはいけないそうです

しかも2年毎に更新案内が届くそうで、更新料は6000円だそうです...
一応、更新料を払うと最新のテキスト(税込2200円)と
前回の認定時からの2年間に施行された給与計算に関わる法改正情報等、給与計算実務に関する最新情報
が郵送されてくるとの事ですが、諸々ありまして私は更新しないつもりです


個人での申し込み手順としては、基本はFOSSYというサイトを通してのWEB出願か、
WEB出願が難しい場合は郵送の方法もあるそうです、私はWEB出願を選びました

指示の通りFOSSYに登録して申込んだのですが、謎のエラーが頻発してヒヤヒヤさせられました
特に、振り込みも済ませて顔写真と振込明細をアップする段階で、画像が受け付けてもらえなくなったのにはかなり戸惑いました
Q&Aを見たところ、アップする画像が大きかったのが原因だったようで画像サイズを小さくすると上手くいきました

認証が済んでから数日経つと受験票(白黒可、A4orB5)がFOSSYから印刷出来るようになるので、それを自分で印刷して持っていくといった感じです

試験範囲としては、1級には年末調整と退職手当や、複雑な賃金形態の処理が含まれる様になるとのことです

合格基準としては、2級が7割以上の正答率、1級が7割以上の正答率+計算問題6割以上の正答率だそうです

計算問題は種類によって難易度に結構な差があるので、簡単なところは絶対に確保したいですね


③2級と1級どっち受ければいい?

いきなり1級から受験も出来ますが、正直どちらでもいいというのが答えです

私はほぼ給与計算ソフト頼りとはいえ経験もあり、社労士の知識に加えて同年の1月にFP3級も受験していたので1級にしましたが、

ところどころ2級で学ぶ知識前提のような部分もありましたし、試験の点数も基準点ギリギリといった感じでした

 

仮に事前知識が社労士試験のみの人でも、ちゃんと1級受かろうと思えばノー勉は無理にしても合格できるとは思いますが、実務を学ぶ前段階の勉強であるといった側面からも考えると2級から丁寧に学ぶのもありかもしれませんね





④実際の勉強方法とオススメyoutubeチャンネル様、note様

・youtubeの有志で投稿して下さっている講義動画を見る
・買ったテキストの前半部分にある例題と後半部分にある計算問題を各3周ずつ

・本家サイトの例題数個や、有志の方が作ってくださった問題を2周

 

といった感じです、あくまで社労士とFP3級の知識がある前提です

 

テキストに計算問題と計算用資料が付いてるので、テキストは買った方が良いと思います

テキストの本文は問題の解説が分からなかった時にちょっと読んだぐらいで殆ど見てないです
 

対策講座や模試なんかもあるみたいですが、コスパ悪いと思うのでいらないと思います

 

ただ模試に関してはかなり近い問題が出るらしいので、

絶対に落ちたくない人は15,000円払って模試講座だけ買うのは奥の手として良いかもですね、

中には過去の模試問題をメルカリ等で買う人もいるみたいです



以下私の使用したyoutubeチャンネル様、note様

 

※あくまで善意による動画投稿であり、

投稿当時の税率や計算方法等の箇所もあるので、

基本はお持ちのテキストに従って下さい

 

無料で見れる講義動画を上げて下さっているyoutubeチャンネル様です

再生リストから一覧が見れます

 

 

社労士の先輩様が作ってくださったありがたいnoteになります

テキストの付属の計算問題だけだと変化球に対応出来ないので

全ての問題に一度は目を通されることをオススメします



あとは本家のサイトにある例題なんかも、本試験では近しい論点の問題が出ていたので

それも出来る限りマスターしておきましょう



⑤テストを受けてみて

 

1級を受けてみた感想としては、

落とす試験ではなく、一定ラインを越えた人は全員受かる試験といった感触です

 

特に択一式の問題は思った以上に例題と似てるものが出るので、もうちょっと気合入れて回せばよかったなという後悔と同時に、たしかに過去問出回ったら嫌だろうな~とも思いました

(あと無駄に良い紙使ってて、光の反射で見にくいし書き辛いしで地味に面倒でした)
 



⑥あとがき
 

後から聞いた話なのですが、

私の参加した会場では午前の2級のテストが急に中止になったらしく

中止の理由としては、ミスで会場に係員が1人も手配出来ていなかったからだそうです

 

結局後日再試験みたいな話にはなっていましたが

割高な受験料の割にはこの体たらく、私が資格を更新するつもりが無いと言ったのはこういう理由からです

 

 

出来る限りコンパクトにまとめるつもりだったのですが、3000字オーバーしてしましました...

 

だらだら書いてても仕方無いのでこの辺で締めさせていただきます

 

 

次回以降の記事の流れとしては、FP3級と年アド3級をまとめて紹介、従事期間証明書ルートでの実際の登録までの流れ、社労士としての転職活動日記みたいな物を書いていこうと思います

 

 

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