1部.「やる気の維持と実際の勉強法」

 

 

今回の記事の内容を簡潔にお伝えすると、時期毎の勉強計画と1日のノルマについて掘り下げてます。



以下目次です

①入門書から読み進める

②5月までの大まかな勉強計画を立てて、1日あたりのノルマを設定

③テキスト初周における勉強法

④テキスト2週目における勉強法

⑤5月以降は模試も始まるので本腰を入れる、正直ここからの努力が全て

⑥8月以降は新たに計画を練り直してから、本試験に向けての最後の調整

⑦試験日2週間前からは、インプット8アウトプット2ぐらいの比率に変えて1日ノルマもガラッと変更


⑧試験前日




以下詳細です


①入門書から読み進める

入門書は薄いので、1日のノルマは半科目から1科目にして、流し読みでもいいので全体の流れを掴みましょう

ポイントは時間をかけすぎない事です、序盤の前置きとかは全部飛ばしてとりあえず1周しましょう

期間にして2週間前後が目安です、これはもう使わないので読み終わったらメルカリで売るなりしてOKです



②5月までの大まかな勉強計画を立てて、1日あたりのノルマを設定

理想としては5月に入るまでにテキスト、問題集、1問1答集を各2周終わらせましょう

1日のノルマは、ユーキャンの市販書(総ページ数約925P、総レッスン数は約92)で例えると

  • 前回範囲の問題集と1問1答の復習
  • テキストのレッスンを1~3(ページ数に換算で10~30P分)
  • テキストの範囲内の問題集と1問1答
  • 既習範囲の科目を過去問ランドのテスト形式で10問
  • 既習範囲の科目を秒トレアプリで50問


といった感じです

初学なのも加味すると、1周分が2~3ヶ月

2周目も合わせると大体3~4ヶ月ぐらいで終わらせるのが理想です

ここのポイントとしては、1日「辺り」のノルマというのが大事で

億劫な日は早々に切り上げて翌日に回すのもOKです

その代わり必ず3日以内には精算するようにしましょう



③テキスト初周における勉強法

初周の1日のノルマは前述の通りです

テキストを読み進める際に、重要、横断、難解に分けた3種類の付箋を使い分けるのがオススメです

また労基等の科目が終わるタイミングで、社労士過去問ランドというサイトを使ってその科目の問題を毎日テスト形式で10問ずつやるのもノルマに追加しましょう、このサイトの詳細は後に述べます

ここでのポイントとしては、何回読んでも理解が苦しい箇所が出てくると思いますが、そこには時間を使わずに難解の付箋を貼って保留して次に進む事です

聞ける相手もいませんし、仮に理解したところでこの段階だと間違いなくすぐに忘れます

また、範囲が膨大であり忘却曲線との戦いなので、少しの量でも前回の範囲の問題を解いて反復する事が超重要です

問題集とテキストを交互に見返しながら、知識を自分の武器にするイメージで頑張りましょう



④テキスト2週目における勉強法

2周目の1日のノルマは、1周目と同じものに対して

・過去問ランドを使って付箋分けした問題を1科目ずつ復習する

という作業を追加します

億劫になる日もありますが、そういう時は秒トレの選択式のアプリを起動してゲーム感覚で解いてると、危機感を覚えてやる気が出てくるので勉強の導入に最適です

休日の勉強法として、午前中は過去問ランドでそれまでに付箋管理した問題全てを復習、午後はテキスト読み、問題集と1問1答を解くといったルーティンがオススメです


そして2周目が終わったタイミングで、問題集についてる付録の模試や過去問ランドを使って実戦形式で模試や過去問10年分を時間測ってやってみましょう

1日で解答と復習の全てを終わらせるのが大事です、10年分実戦形式でやると試験用のスタミナが段違いに向上するので騙されたと思ってやってみて下さい

解説は過去問ランドでもいいですが、直近の回はYoutubeに解説動画が上がってたりもします


ここでのポイントとしては、難解な論点や横断的な要素、大事な数字を自分なりに整理出来るように、PCかスマホのメモ機能を使って、要所を箇条書きに抜き出したまとめ用メモを必ず作る事です

見返して復習するのにも便利ですし、試験範囲の全体像を掴むのにめちゃくちゃ役立ちます

ノートはデジタル化するのを強くオススメします、訂正しても消しカスは出ませんし、文字検索も出来る上にクラウドに保存するといつでも整理出来るのでかなり便利です

私は基礎、横断、数字、難解の4つに分けて管理していました、後にまとめて公開します


ここまではブランクを空けない限り、つめつめにせずとも時折休みながらペースを守れば問題無いです

ただし進行度が遅すぎると、せっかく覚えた知識も容赦なく忘れていくので注意しましょう



⑤5月以降は模試も始まるので本腰を入れる、正直ここからの努力が全て

1日のノルマは

  • テキスト精読の際、端にある補足も全て記憶するようにして、読む量も3~5レッスン程度に増やす
  • テキスト精読に合わせた範囲の問題集等を解く
  • 前回範囲の問題集等の復習
  • 過去問ランドでテスト形式で10科目×10問の100問解く
  • 過去問ランドで付箋管理している問題を2科目全て解く
  • 秒トレアプリ50問


といった感じです

判例白書統計法改正についてもこの辺りから取り組みますが、詳しい方法は後に述べます


テキスト精読の際は間違えて覚えている論点や、難しくて後回しにしてた論点の理解にも比重を割くようにしましょう

過去問をしっかり取り組んでいると、テキスト精読の際に選択式で抜かれそうな部分が直感的に分かるようになってくるので、

そこにマーカーを引く作業を追加すると、テキスト読みもダレにくく、後に読み返した時の選択式対策にもなります、色は重要度によって2色で十分です


そしてこれくらいの時期から、Youtube上にある条文、白書、統計等の読み上げ動画を移動食事運動就寝前等全ての時間を費やして聞くようにしましょう

私はこの時期から一切の音楽を断ちました、白書読み上げに対して無意識でツッコミを入れれるぐらいの精神性になる時が来ます

おすすめの動画は後にまとめて紹介します


ここでのポイントとしては、問題を説いてる最中に、分かり行くい論点や何度も間違える問題があれば、該当するテキスト部分の余白に自分用の解説や間違える理由を書き込む事です

難しい論点の理解はネットで解説を探したり、e-Govで条文に検索をかけて自分なりに噛み砕いてみましょう、時間はかかりますが独学する上では有意義な作業でした

また、3日に1回ぐらいの頻度で過去問ランドの日を設けるなりでアウトプットする作業を多めに取ることで、択一対策をこの期間でほぼ完成させましょう

過去問ランドの日は付箋管理による復習や対戦テストを活用して1日600~700問ぐらいが目安です


模試はLECが超オススメです

お値段の割に難易度がかなり本試験に近く、法改正等もかなり良い問題が出ますので耐性が出来て、勉強する際の目安になります

解説書の後半の付録もそこそこなボリュームがあって有用でした(ファイナル回にはついてませんでした)

しっかりと過去問ランドでアウトプットが出来ていると、模試でかなりの成績を残せるので自己肯定感がめちゃめちゃ上がります


8月入るまではこの流れを繰り返します

テキストで考えると少なくとも2周、出来れば3周はしたいです



⑥8月以降は新たに計画を練り直してから、本試験に向けての最後の調整

このタイミングになると自分の弱い分野が明確になってくるので、新たにやるべき事をリスト化し試験日までの計画を再度練り直します

そして1日のノルマに

  • 主要な法律1本の条文10条までの音読
  • 過去問ランドの日課の問題数を全10科目×3回に増やし、復習の付箋管理も5科目に増やす


を追加します


この時期になると過去問ランドが正しく使えていれば、過去問を無作為に300問選んでも正答率98%台で安定していたので、もう択一対策の足切りは怖くないです

年々読ませる方向に難化しているのは事実ですが、頻出論点は姿形を変えて何度も登場しているというのが実感出来ているな~というのが肌で実感出来ているはずです

音読に関しては私は否定的な考えだったのですが、いざやってみるとすぐ終わりますし、細かい部分での気付きが多く体系的なおさらいにもなるので試験日の前日まで計画立ててやってました




⑦試験日2週間前からは、インプット8アウトプット2ぐらいの比率に変えて1日ノルマもガラッと変更


1日ノルマとしては、

  • 秒トレ50~100問
  • 過去問ランドの付箋管理を使って、前日に読み終えた科目の問題を復習
  • テキスト1科目分の全部or半分を渾身の力で精読
  • 過去問ランドのテスト形式で全科目1周
  • 過去問ランドで付箋管理している理解度の低い厳選した問題リストを復習(全科目通して100問弱に抑える)


といった感じです


知識に穴が無いように軽いアウトプットだけ挟んで、テキストの1字1句を暗記するのに心血を注ぎましょう

ユーキャンのテキストは補足まで含めとても綿密なので、かなり有用でした


ここでのポイントとしては、時間が余ったタイミングで、まとめノートの最後の整理をしましょう

試験当日に読みやすくもなるし、忘れかけていた箇所を再度補う事が出来ます

また試験前々日を最終日と考えて、苦手科目が試験前々日に来るように調整しましょう

お察しの通り時間が足りないので、可能な限り有給を使って時間を捻出する必要があります



⑧試験前日


もう出来ることは限られているので、勉強量自体は軽くでOKです

 

やる事としては

 

  • 秒トレ50~100問
  • 過去問ランドのテスト形式で全科目1周
  • 過去問ランドで付箋管理している理解度の低い厳選した問題リストを復習(全科目通して100問弱に抑える)
  • テキストで暗記用のマーカー引いたところを全科目視認だけして雑に流し読み
  • まとめノートに目を通す


といった感じです


テキストのマーカー読みは全科目通しで、理解する必要も無いです

 

1ページ2秒ぐらいの感覚で抜け落ちてるなって気づいたところだけ軽く読んで覚悟を決めましょう


事前に体内時計を調整しても全然寝れないので、17時ぐらいにはベッドで横になりましょう

 

ポイントとしては、労働保険徴収法や労一、社一は試験直前に見てたところが意外と出たーってこともあるのでその辺を行きの電車や当日朝にサラッと読み直すのもありだと思います