【大阪・堺市東区】出雲大社大阪分祠 | 英語の音韻論と、英語の発音と、ときどき日常。

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このブログは、筆者の大学・大学院での主専攻である英語音韻論や英語音声学を主とし、英語学、言語学、日常のこと、私の興味のあること等を纏めたものである。

筆者は2024年3月に大学院博士前期課程を修了。

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2021年1月26日、出雲大社大阪分祠を参拝。

 

“出雲大社”大阪分祠とある通り、島根県出雲市にある日本で一番有名と言ってもいい縁結びの神社「出雲大社(いずもおおやしろ)」の大阪分祠になる。

 

ただ、出雲大社からの分祠ではあるものの、出雲大社の主祭神である大国主命(オオクニヌシノカミ)の御分霊を拝受する前は、「愛宕大権現 河内分社」という別の神社であった。

 

愛宕大権現 河内分社は1946年に創建。火之迦倶槌神(ヒノカグツチ)を主祭神として祀っていた。その2年後(1948年)に出雲大社から大国主命の御分霊を拝受し、現在では大国主命と火之迦倶槌神の2体が祀られているため、縁結び以外にも、悪因縁解除などに御利益のある神社として有名である。

 

また、出雲大社大阪分祠は一般の神社と異なり、独立した宗教法人「出雲大社教・河内大教会」に属している。

 

出雲大社教とは怪しい宗教団体ではなく、1882年に当時の出雲大社前大宮司であった千家尊福(せんげたかとみ)が創設した教団で、大国主命を「主神」として祀っており、大国主への祭祀を担う出雲国造家の始祖である天穂日命(アメノホヒ)を「教祖」として崇めている。出雲大社の境内に本部があり、出雲大社の職員が出雲大社教の職員も兼務しているようだ。

 

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1.鳥居

 

 

2.手水舎

このころは新型コロナウイルス感染症対策で、紙コップで清めるという斬新な方法をとっていた。

 

 

3.社殿

1枚目の写真には、本殿(右側の建物)と神楽殿(左側の建物)が写っている。本殿には御祈禱を受ける方以外でも近くまで上がることが可能。これは結構珍しいのではないか。

 

出雲大社特有の参拝方法(二礼四拍一礼や唱えるおことばなど)でお参りしよう。

 

また、神楽殿には、神和水と呼ばれる祭神の罔象女神(ミヅハノメ)の御神水が湧いており、田畑の作物の育成や、病気平癒や身体健康のためにと、参拝者は拝受し持ち帰っているようだ。

 

主祭神:大国主命・火之迦倶槌神・武甕槌大神(タケミカヅチ)

ご神徳:縁結び・悪因縁解除など

 

 

本殿・神楽殿以外には、駐車場を超えて、金剛不動明王社(2枚目の写真)や祖霊社(4枚目の写真)があり、所謂「神仏習合」の体を成している。これには出雲大社大阪分祠、その前の愛宕大権現 河内分社の歴史が深くかかわっている。

 

なお、「不動明王」とは、空海より興った真言密教の根本尊である「大日如来」の化身であると見なされている仏様で、アジアの仏教圏の中でも特に日本において根強い信仰を得ている。

 

 

 

 

4.その他

 

大国主命と因幡の白兎。出雲大社関連の神社には、必ずと言っていいほどある。

 

 

大国主命と因幡の白兎の関係については、以下の出雲大社HPをご覧いただきたい。

 

 

 

あと、鳥居近くの御手洗いが凄くきれい😄

 

(これも珍しい)

 

 

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《今回訪れた神社》

出雲大社大阪分祠

〒599-8114

大阪府堺市東区日置荘西町7丁1-1

TEL 072-285-2431

 

○ アクセス

1.電車でお越しの方

南海高野線 初芝駅より徒歩11分。

 

2.お車でお越しの方

〈高速道路でお越しの方〉

☆ 大阪・京都方面からは阪和自動車道美原北インターチェンジより15分。

☆ 神戸方面からは阪神高速6号大和川線常磐出口より20分。

☆ 和歌山方面からは阪和自動車道堺インターチェンジより20分。

 

〈一般道でお越しの方〉

大阪・京都・兵庫・和歌山方面、いずれも大阪府道199号西鳳東線を経由し、大野芝交差点で左折、およそ3分。

 

○ 駐車場

 

 

 

※ 出雲大社大阪分祠の支部の方の専用駐車場があるので、そちらには止めないように。

 

《注意点》

・出雲大社大阪分祠では、夜間の参拝は認められていない。

・ご朱印帳への記帳は、出雲大社大阪分祠では実施していない。

・電車で初めて訪れる方は南海高野線 初芝駅方面から来ることをおすすめ。