日本の政治史に大きく刻まれる事となった安倍晋三・元総理の死。

この元総理の死は、公衆の面前で撃たれて殺された事から、否応なしに世界が注目する暗殺事件として、その多くの関心と悲しみを人々から引き寄せた事でありましょう。

それでは安倍晋三・元総理は何故、公衆の面前で見世物のように殺されなければならなかったのか?

それは、殺人儀式だったのか?生け贄としてだったのか?口封じであったのか?別の人物への警告メッセージだったのか?グロテスク・ショー・タイムだったのか?謎を呼ぶものである。

 

【いったい何がそうさせたのか?】

確かな事は、元総理が大勢の居る前で、撃ち殺されたという事実である。その間、誰も、元総理が撃たれて倒れるまで、身代わりの盾になっていないオール傍観者であった。何故、そのようになったのか?隣に居た者、警護の役目の者、その者達は怯えていたのか?逃げようとしていたのか?自分の身を守る事で精一杯だったのか?腰が抜けてしまってたのか?ただただ、元総理が撃たれて倒れるのをじっと待っていたのか?だから元総理は撃たれてしまい、現場で即死であった事でしょう。

 

【容疑者の目的は?】

殺しだけをしたかったのなら、確実に仕留める方法として、必ず時間と場所を選ぶのが行動原理となりましょう。その際は、ターゲットとなる元総理が単独で居るのが、ベストなタイミングであるのは明らかとなりましょうが、今回の犯行は、そうした状況下ではなく、むしろ警護の者は複数居るし、聴衆はそれなりに居る中で、しかもスマホカメラや防犯カメラが至る所に撮影録画機として点在していましたでしょう。その状況で、犯行を強行したのは何故でしょうか?見世物として観覧させたかったのか、という疑問が出るでしょう。

 

【暗殺犯としての駒だった?】

容疑者は、犯行の成功率と犯行後の逃亡を考え、路地裏でも、公衆トイレ内でも、それこそ自宅付近やホテル宿泊先、それにプライベートでの行動の隙を見て、実行する事が確実性を高め、逮捕を逃れる事になるのであろうが、この容疑者は、犯行後、現場で直ちに取り押さえられている事から、そもそも捕まる事を絶対的条件とした暗殺計画だったと言えるのではないでしょうか?まさに犯行直後の逮捕の必要性があるのなら、犯行を指示した黒幕の存在を大いに感じさせるでしょう。それは、ケネディ米国大統領の暗殺、リンカーン米国大統領の暗殺、を思い浮かべる人々は多いのではないでしょうか。

 

【容疑者は工作員か?】

凶器を自分で製造して、尚且つ、その凶器を犯行に使用し、人を撃ち殺した容疑者は、PDCAサイクルを行うスペシャリストであるのは、確かなようでありましょう。計画し、実行し、評価し、改善をする。この一連の行動は、特定の能力水準を有する者として見る事が出来ましょう。更に言えば、この容疑者は元自衛隊員と言う事らしいので、尚の事、スペシャリストとして確定する事が出来る、そうした判断を下せますでしょう。ですので、何らかの形で、何かの属性を持つ工作員、という憶測は出来る事でしょう。

 

【国に責任はあるのか?】

元自衛隊員の犯罪という不祥事が世間で起きれば、当然、防衛省自衛隊を退官した者たちの、その後を追う必要性が出るのは、自然の成り行きでありましょう。何故なら、国家のお金で、訓練して教育を受けた技術や能力があるのですから、国家としては、その技術や能力を使って公共秩序を害する行為や犯罪には、断じて許さない指針で臨むのは、政治の確かな国民との約束事になりますでしょう。まずもって、法の精神、自衛隊法の意義を深める為、必要な措置を講ずる事になりましょう。それが今のある政府の責任でしょう。

 

【とばっちりか自衛隊?】

容疑者が、新興宗教団体によって人生を破壊されたとする供述を本当にしているのなら、それは、防衛省自衛隊にとって死活問題になる事態を露呈させます事でしょう。何故なら、洗脳することで騙して、親の金を奪い去ったのは、紛れもなく元総理ではないのでしょうから、その元総理を狙い撃ちにする行為は、論理的思考方法に欠陥がある者となりましょう。だからそうした人物を自衛隊は採用していたのか?となりましょう。自衛隊は、いわゆるアタマノ弱い者を採用したのか?そしてアタマノ弱い者を採用しているようでは、国防に欠損が生じるのは、目に見える事となりましょう、となるのであります。

 

【容疑者と新興宗教団体の因果は?】

論理的に進めると、この場合、復讐なり報復する対象は、元総理ではなくて、その新興宗教団体へとなるはずでありましょう。ですから、破壊行為で憂さ晴らしたいのなら、新興宗教団体へ小包爆弾を送り付けるとか、火炎瓶を投げ入れるとか、施設を丸ごと放火するとかの手段で決行し、怒りを鎮めるのが犯行の範疇と言えましょう。言い換えれば、論理的行動が可能でない人物が、今回のような凶器を自作して、犯行を実行し、計画を成功させる事が出来ましょうか?容疑者は、計画通りに自作の凶器を製作成功させ実行を問題なくできて、人を殺害したのでしょうから、この容疑者の知能の低さを主張するには、余りに論理破綻を招きましょう。つまり容疑者は、街中に居るような一般人よりも優れた思考回路を持ち得ていたと言えましょう。あえて意図的に混乱を期待し、新興宗教団体の名を持ち出した可能性は、高いと言えましょう。元総理への腹いせで殺したとする点も、嘘の供述と言えましょう。

 

【民主主義への挑戦で政治テロか?】

容疑者が、民主主義への挑戦であるとの主張や犯行声明を上げるなら、何で国会議事堂や権力となるメディアのテレビ局を爆破しないの?となりましょう。それこそ、ダンプカーを走らせ、その数10台、20台、100台を標的の建物に向けて衝突させれば、凶器を作る時間や手間は要らないで、より手早く目立たないで出来ましょう。そしてまた、政治テロだと言うのなら、何で現在の総理や閣僚を狙わなかったのでしょうか?従って死傷者は、元総理のみ。犯行結果を見る限り、怨恨による動機を現場で演出しましたが、その動機もかなりの矛盾がありましょう。

 

≪ まとめます。≫

もしも、安倍晋三・元総理が、幽霊となって発言したら、こう言われるでしょう。「君たち、僕の死を喜んでないか?そうでないのなら、何であの時、僕を守らなかったの?僕が撃たれた時、僕を必死になって君たちが守れば、僕はレーガン米国大統領のように死なずに済んだんだ。確かに僕は末期癌かもしれないが、あと少しは生きていただろうし、生きていたかった。だってそうだろ。2日後の参院選挙を圧勝させ、憲法改正を執り行い、平和構築への第一歩として、軍事均衡に重要な軍備を高め、抑止力としての戦争に巻き込まれない国家を作る、その道すじをこの目で、はっきりと見てみたかったからね。死ぬのは、その後でよかったよ。我が人生は、この国と共にある」。

安倍晋三・元総理は、2022年7月8日に殺された。問題もいくつか取り沙汰されたが人だが、志はいつまでも失わず志士として生き、そして誠の国士であった。それが、安倍晋三さんであろう。

 

『いったいどうなっている?岸田総理は、この件の後処理で、国民からの支持率低下を恐れ、激怒しているであろう』。

 

公安調査庁は、今まで何をしてきたのか?要人の不倫疑惑を調査していたのか?愛人宅の迷子の犬猫を探していたのか?元自衛官が政治家を殺したのだぞ。何をしていたのだ?公安調査庁の存在価値はどこにあるのか?公安調査庁幹部の結果責任は免れない。

内閣情報調査室は、今まで何をしてきたのか?元総理の危険を察知していなかったのか?遊説の予定変更の経緯は明らかにしたのか?誰の指示だ?見殺しにしていなかったか?内閣情報調査室幹部の結果責任は免れない。

警察庁は、國松幸次長官の狙撃を教訓にした警備体制のアップロードをしてこなかったのか?現場は、所轄は、身辺警護班は、今まで何をしてきた?警察庁幹部の結果責任は免れない。

 

安倍晋三・元総理の国葬が待たれる。それは天皇陛下の御心にも適うであろう。日本国を愛し、自由主義を愛した、安倍晋三さん、67年間お疲れ様でした。

人は誰でもいつか死ぬ。死ぬからこそ、いつ?どこで?どのように?が決め手となる。我が人生を悔いなしと言えただろうか?与野党国会議員たち。

国会議員になる事を目的化した野党議員が多数居る中、何をしたいか?何をするのだ?を明確に示した潔い人物は数少ない。この国の政治の貧困化を憂う。

それにしても安倍晋三さんは、あの世で第1代総理の伊藤博文・従一位大勲位公爵と共に苦笑いしてそうである。みんないつかは死んでゆくと談笑しながら。