皆さん、お読みでしたよね。

この作品「クロコーチ」は傑作であると述べてきた私ですが、ここにきて政治の闇が実在するという確信を得た気が致します。

 

例えばです。

元総理が、選挙応援中に弁士として登場するや、何者かに撃ち殺されたら、その容疑者の犯行動機をコメンテーターや評論家が突き止める事よりも、「何で元総理を警護ができなかった、死なせてしまったか」をマスメディアは問うべきだと言う事です。

これはアメリカ政治史に残る1963年・第35代ジョンFケネディ大統領の暗殺と同じ構成を見るからです。

 

まず、ミスと失敗を犯し一番に悪いのは、元総理の身辺警護を担当する警察官と言えましょう。何故なら、応援演説に駆け付けた弁士となる元総理の生命を守り抜けば、容疑者は未遂か又は犯行そのものを諦める事になっていたでしょう。厳格に言えば、「身辺警護をするのが、あなたの仕事でしょうが。なに怠けていたの?」となりましょう。

 

こうした事は、犯罪抑止の効果を最大限に駆使した方法を執らなかった警察の警護体制に不備と怠慢があったと言えましょう。これは警察側の猛省どころの話ではなく、警察側の業務上過失という罪に該当すると言えましょう。よって現場警察官、警備隊長および直属上席そして警察庁幹部は辞職となる運びでしょうね。

 

このような、抑止の力学を用いる考え方は、武力行使における核抑止力の効果と同じものになります。政治上であれば、核保有国は他国から攻撃されずに戦争回避を実現し易くなるので、それを基に軍事力を背景とした威圧で、支配力の均衡を図る事が可能となります。

 

 

 

≪ いったい何故?元総理経験者は殺されなければならなかったのか?  ≫

 

理由①:タレントを含め軽薄な立候補者が乱立した選挙だから、見せしめに元総理は殺された?

 

理由②:詭弁と嘘で当選した多くの野党国会議員がいるから、生け贄として元総理は殺された?

 

理由③:個人的な私利私欲で贈収賄や隠蔽に加わったから、口封じで元総理は殺された?

 

理由④:総理時代の国策執行による因果応報から、罪人として元総理は殺された?

 

理由⑤:単に顔や容姿がキモくて嫌いだから、極左連合によって元総理は殺された?

 

理由⑥:警護体制の見直し派や警察関連予算獲得組の公安族から、犯罪テーマとして元総理は殺された?

 

理由⑦:与野党にとって不都合で不要な存在となったから、邪魔者扱いで元総理は殺された?

 

理由⑧:秘密結社の友愛団体から、宗教的儀式として元総理は殺された?

 

理由⑨:抑止の重要性は軍拡でありその為の憲法改正と信じる国防族議員から、殉教者として元総理は殺された。

 

理由⑩:野党の傘下にある過激派右翼左翼の工作部隊(ロシア系、韓国北朝鮮系)が仕掛けた、暗殺計画で元総理は殺された?

 

 

まとめます。

『時の権力者として指揮をふるった経済政策の功罪が、今では国会外の一般人にまで騒がれ始め、且つ政治権力が落ち目になる自分を卑下して、昨今は少々うつ状態になっていた矢先に、側近から得た忠告で心の覚醒が起きた事でしょう。

それは、英雄として名を残す、という離れ業だったはずでしょう。

 

つまり、政治家として、名誉の死、を遂げる事で、あの有名なリンカーン米国大統領のようになれる、との考えに行き着いた事でありましょう。

それでは、どのようにすれば英雄としての死を迎えられるのか?と自問自答したことでしょう。

 

すると、思い浮かんだのが、自分が死んだ後に、遺産を残せば、死んだ後に崇められ、今ある数々の侮蔑から、無限の尊敬へと人々の心は動くだろうと、悟ったのでありましょう。

 

それだけ昨今のネット上でのマスコミからの批判や侮辱的記事と悪口のコメントには、相当な精神的ダメージをきたし、尚且つ、リアルな党内議員から放たれた冷遇には心を折られ、まさに心身ともに疲れていたと言えましょう。

だからこそ、死んでお詫びをする覚悟のような心境で、自殺を決心したのでありましょう。

それには、事故死や行方不明では、問題の解決にはならないと、精神のナイーブな元総理は懸命に思考を巡らしたことでありましょう。

 

「元総理が死んで、ホットした自民党議員は多いはず。勿論、全ての野党議員は腹の底で、元総理の死を大喜びしているであろう」。

 

元総理は、自分が自殺する事で、自分を嫌う党内議員からも大衆からも、全てに愛されるであろうと、腹づもりをした悲壮感で、計画プランを練り上げ、そして実行に移しましたことでしょう。

 

最後の最後で、自殺を願望したことで、その自殺ほう助を信頼できる側近に、虫の息で頼んだのでありましょう。

 

選挙応援演説中に殺された、となれば、その死後、世の中は、同情にかられ、弔い選挙となり、党に歴史上稀に見る追い風となり、党の公認候補者9割強が当選する好況となり、同時に政界の浄化が進み、付和雷同の政策不一致な政党や徒党は皆無となって、売名行為やその候補者議員は政界から姿を消し、政治家とは切腹覚悟の武士の心境で執り行うもの、とした政界の新常識が誕生するであろう、と願ってのことでしたでしょう。

 

そうした志に共鳴した同士が、選挙応援中に元総理を殺したという人物・志士となりましょう。

 

これは誠に哀しい政治史の1ページであるのは言うまでもなく、『ここに登場した者は國士であり、その國士の為に殺人を行い世間を敵に回して人殺し役となった志士の、自己犠牲の物語』と言えましょう。

 

兵士は戦場で逃げはしない。

兵士は死ぬ事を覚悟して戦場にいる。

兵士は民衆の為、国民の為に自らが犠牲になる死を拒まない。

兵士とはそういうものである。

 

だから、「選挙期間中であったから、民主主義を壊す行為で蛮行だ」と決めつけるのは幼稚な意見でありましょう。

(命を賭けないで、国民に命を賭けさせるのは、野暮の政治というものである)

政治家は命を懸けて政治をしているのであろうか。

その政治決断は、兵士の運命を人生を左右するのである。

人の人生を破壊できるのが、政治であるのだ。

 

(原子炉電力供給再開、インフレ経済格差拡大是正、コロナ禍の給付不正とバラマキ税制改定、第6次産業革命でデジタル社会実施、ウクライナ・ロシア戦争の再発スタートで需要喚起、自衛隊派遣の他国内政干渉問題、専守防衛での改憲開始)

 

選挙期間だろうとなかろうと、兵士は命懸けで戦場に向かい、戦場に居るのである。

 

國士となる兵士に、栄光あれ・・・合掌。

 

 

 

とは言え、実のところ、元総理を殺めた犯人は勝共連合の工作員(在日コリアン人)であって、思想信条では親米派の手下としてゴリゴリの売国系右翼(右翼に日本国籍者は滅多に居ない)だったら笑えるね。しかし手製の銃もどきを製作し犯行で使用し成功するあたり、おつむはしっかりとしたスペシャリストだ。まるで極左派のダイナマイト作りを連想させる。よって公安警察は、未然防げるはずのこの特殊部隊出の工作員を警察としてマーク出来ずに犯行を強行させたのだから、公安警察は共犯といっていいだろう。だから一番損したのは、枯れた元総理であり、元総理は公安警察にとって邪魔だったのだろう。まさしく、クロコーチの世界だ。

 

枯れた元総理は撃たれて殺された。

現場でほぼ即死だっただろう。

でもカメラ目線で、やってる感を出したい暗殺シナリオ班は、救急救命活動を行っている様子を演出した。

これにより、悲劇ヒーローの元総理を手当する善良者達といった、選挙広報のネタを好印象付けられる考えで行った。

元総理は既に末期癌だったから、早かれ遅かれ死ぬ定めだったのだろう。

ならばヒーローとして、英雄として、死にたかったのだろう。

元総理は、こうして歴史に残る有名な政治家の仲間入りをした。

リンカーン大統領、ケネディ大統領らと、あの世があるなら、談笑しているであろう。

それはまさに、元総理の夢の実現だったかもしれない。

 

安倍晋三さん、お疲れ様でした。

 

それでは。。。