コーポラティブハウスクローバー


東京では1980年代の後半あたりから外国人向けのシェアハウスが
出始めたようです。
東京では参入業者も増え、いまおしゃれで暮らしやすい、レベルの高いシェアハウスをR30世代が牽引しています。
20代から30代前半の、特に女性の市場がググっと上昇しています。


建築業界にいる私が、シェアハウス的なものを知ったのは「コープラティブハウス」というものからです。
もう20年以上前のお話になるでしょうか。


日本の住宅地というものは、開発されて同時に入居するケースが非常に多くて、そこに住む人は同じような子育て時代から住み始め、子どもが成長し、同じような時代を同じように年を重ねて行くケースがとても多いです。


同じように年をとって夫婦ふたりきりの生活になり、老後をどうしようかというときに、仲の良い数件の家のオーナーがそれぞれの老朽化した家を壊し、土地を寄せ集めて、一つの大きな敷地の中にマンションを所有するという「協同組合共同住宅」を建てよう、となったものです。


このコーポラティブハウス。仲良し家族がお互いの存在感を感じながら声を掛けあって暮らしていけるし、夫婦ふたりだけじゃなくお茶をするのは楽しい事だったようです。


ただ、やはり問題がないわけではありませんでした。
一つのマンションをつくるときそれそれの家族の要望や好みが必ずしも一致しないということ。
外壁のタイルの色からしていろいろな意見が出るわけです。
建築費の予算の問題もあります。
同じような家計や財産をもつ家族同士でなければ、そもそも暮らし方も違和感が出るでしょう。
自宅ならば思う様、好きなように青にしたり赤にしたり、出窓を作ったり止めたりすればいいのでしょうが、みんなでつくるとなると個人の好みにはある程度妥協が必要になります。一つのマンションなのに、統一感が崩れるケースも有ります。みんながみんな出した金額の分だけの満足がえられるとは限らないのです。


それより何より、何階のどの場所にウチが入るのか、は大問題でした。
優秀で信頼のおけるコーディネーターが居なければ納得できそうにありません。


入居後も様々なトラブルに耐えてこられたら、それはそれで良いのですが、時間が経ち新たな問題が生じてきました。年をとって亡くなる方が出てきました。
空き家になったその家を、誰が、どう扱うのでしょう。
財産を継ぐ人も、その処理に困り果てます。他の人を入居させようにも、そこは一種の固定した「家族」ですから、
なじむことはなかなかむつかしいと言えます。相続した人にとっては、売り様にも売れないものになります。
ただの土地であったなら、とそんな形にした親に恨みがましい気持ちになるかもしれません。


シェアリングの「コーポラティブ」という考え方も、土地所有やその地域に住むことにこだわった一つの形ではあるのでしょう。
年をとると、他の土地に移り住みたいくないというおはなしもよく聞きますし。


今急上昇中のシェアハウスの発祥がゲストハウスであることを考えると、コーポラティブハウスとは似て非なるものですね。


なんか、いろんな呼び方が出てきましたね。
コープラティブハウス
シェアハウス
ゲストハウス・・・


名古屋話題に入る前に、この用語をまず整理してみましょうか。



あたらしい男と女の暮らしクローバー


不動産業界が変わりつつある目
名古屋に沈殿していると、ツイなごや時間に染まります。
そして、ビジネスマンと付き合っていると、おやじ感覚に染まります 笑
あ、これ、レディスもね。キャリアを積むことを至上と考え、選り抜かれた自己ブランディングにのめり込んでいる女性は、ホモソーシャルのレッキとした一員ですあせる


猫のようにしなやかに、軽やかに、楽しんで飛び跳ねている不動産業界の若手たち。
シェアハウスから続々誕生しているという感じです。


友達のニュ-ヨーカー。今は彼と彼の家に暮らしているけれど、落ち着く前はルームシェアは当たり前の様子でした。
日本に帰ってくると会うのだけれど、しんみりと言うのですよ。
「日本が合わなくてアメリカに住んでるけど、向こうに骨をうずめるかどうかは・・・。多分ないだろうね。」


彼にもしものことがあれば、他に身寄りもない外国よりはやはり、母親や兄弟や昔からの友達が住む家に帰るだろうって。
シェアリングの快適さや楽しさを知ってしまったら、やはり、日本に帰ってもシェアハウスに住みたいだろうと思う。
ほぼ30歳以下対象のアンケートでは60%以上がリピートするというおはなしですし。


外国からの留学や転勤で、日本に暮らすことになった外人向けのシェアハウスから始まり、
シェアリングの合理性と快適性に味をシメた帰国組が参入し、
そして、外国人ハウスへの国内留学的に英語をタダで習得しちゃおうというちゃっかり組で、日本でのシェアハウスが今とても熱くなってきたようです。


単身者世帯が42%も超えた東京。
テレビドラマでもシェアハウスに住み、いま、成長市場ですね。


さて、翻って名古屋はというと・・・







守護女神おとめ座


海の安全と勝利を守る女神様


シェアハウス応援団in名古屋

サモトラケ島で発見されたルーブル美術館の『サモトラケのニケ』
は船の舳先で勝利をもたらします。


船の上の守護をしたのですね。
家の守護。
今の日本ではこんな感じ。
シェアハウス応援団in名古屋

棟上式の時に、小屋裏の中心の一番高いところにお祀りします。
昔の家には大黒柱があって、家を守っていましたが、見たまんま、今の家に大黒柱は消え去りましたね。
名実ともに。


「いらないや」


新しい建築工法が輸入されたり、開発されて、大黒柱の存在が無くなって、「いらないや。お祝儀もかかるし」といって棟上式のこんなお守りをしない家も多いでしょう。


神棚はとうになくなり、新家に仏壇もありません。
家の中に手を合わせる場所が無くなりました。


私が育った家は長男の家で、たくさんの位牌のある仏壇がありましたし、神棚もあり、何かしらごちそうというと仏壇や神棚に母や祖母がお供えして手を合わせるのを見て育ちました。


今いる家も古く、義母が毎日仏壇に水を運んでいるのを、まだ保育園に上がる前の小さかった娘がお供をしていました。
一緒に手を合わせて のんのんあん といって。
お線香をどれから使うのか、義母が無くなってすぐの頃は、娘のほうが詳しかったほどです。


家の中になにかしら、大人が手を合わせておじぎをする存在がある
そんな、空気でしか、空間でしか理解し得ないような原体験もあるんだと、感じています。



シェアハウス応援団in名古屋