前回に引き続き、タイトルだけ見るとややネガティブなイメージがありますが、そうじゃありません。
日本人は、とかく「頑張ってね!」と人を元気づけるために声をかけたりしますが、そんなに頑張らなくてもいいんじゃないかって思うのです。
「頑張る」という言葉は、なんとなくエネルギッシュなイメージがありますが、「頑」という字は「かたくな」と読みます。「頑固」とか「頑迷」などにも入っています。「張る」というのは、「気張る」「緊張」「張り詰める」というような意味で、力の入った状態のことです。
つまり、「頑張る」とは、「困難に立ち向かって我慢してやり抜く」っていうような意味でもあり、「自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我(が)を張る」という意味でもあります。「我を張る」というのが「頑張る」の語源だとする説もあるようです。
こうして考えると、「頑張る」というのは、あまり人におすすめできる状態ではないような気がしませんか?確かに、エネルギッシュな感じではありますが、決して外向きで前向きな感じとは言い切れません。「頑張って!」って言われると「無理しろよ!」って言われているような気がします。
「頑張れ」の前に「もう少し」なんてついてくると、もう完全に相手は上から目線でモノを言ってるんだと感じてしまいます。
頑張らなくてもいいじゃん!とはいっても、努力や勉強、学びは大切です。頑張らない=怠けてもいい、というわけではないです。頑張って勉強したり、頑張って努力する必要はありませんが、勉強や努力は必要です。
じゃ、どうすればいいのか。僕は、努力や勉強を楽しんでやればいいと思ってます。楽しむのです。
「そんなこと言っても、努力や勉強は嫌い」って思う人も多いでしょう。それは、辛い努力や勉強の経験しかないからです。
もしかすると楽しんで努力している人は、自分でそれが努力だと気づいていないかもしれません。
周りから見ると、すごく努力している、頑張っていると見えるかもしれませんが、本人にとってはとても楽しいことをしているに過ぎないのです。
怠けていてはいけませんが、辛い思いをしてまで頑張ることもないのです。じゃ、どうすればいいのか?
まずは、明確な目標、ゴール、夢を持つことです。それさえしっかりしていれば、頑張ろうと思わなくても、必要な努力、勉強を楽しみながら出来るようになります。
そして、自分を信じることも大切です。こんなことをしても、どうにもならんだろうとあきらめてしまうと、努力も勉強も辛くなります。
頑張らなくてもいいじゃない。一度きりの人生を楽しもう、っていう気持ちがあれば大丈夫です。