前々回まで、「共同経営型シェアードサービス」に関して書いてきました。しかし、「共同経営型シェアードサービス」が、めざした最終的な姿ではありませんでした。


本日から、「共同経営型シェアードサービス」を発展させて最終的に目指した姿に書いていきます。残念ながら、このスキームは今も実現していませんが、近い将来実現されることを期待しています。


私が、最終的に目指した姿は「シェアードサービスコンソーシアム」という名称で推進することを想定していました。


コンソーシアム」とは、みなさんご存知のように2つ以上の団体・企業・政府・個人が共通の目的でリソースを共有して活動することです。


京都には「大学コンソーシアム京都」というのがあります。京都の多くの私立大学が共同して、単位互換制度などを行い個別の大学ではできない教育を学生に提供することを目指しています。京都私立大学をあたかも一つの大学とみなし、お互いのよいところを共有することができます。これにより、個別の大学ではできない教育を学生に提供することができます。また、大学では教師や設備などリソースを投資することを行わずに、大学独自の個性的な教育に集中することができます。したがって学生に対して専門的な教育の深化をすることも可能となるのです。



同じように「コンソーシアム」という名前はつかなくても同じような考え方での取り組みは多くのところで行われています。たとえば、グローバルな競争に打ち克つために、大きな投資が必要な業界では、企業の枠を越えて開発を共通して行われています。また、ITの業界でも個別の企業ごとではシステム投資が大きくなるため、企業の投資負担を減らすためシステムを共有するというスキームがあります。クラウドというビジネスモデルは「システムの共有化」の具体的な姿です。


間接部門でも、「コンソーシアム」の持つ考え方を適用しようとするのが「シェアードサービスコンソーシアム」です。「シェアードサービスコンソーシアム」という名称は、その考え方をO社のある経営トップに説明したところ、賛同され命名されたものです。



次回は1/14の投稿を予定しています。