従来のコンサルティングファームは、高い目線から経営に向かって提言することを旨としていました。
私もコンサルを受ける立場である有名なコンサルファームから指導を受けたことがあります。凄い情報力を駆使して、有無を言わさぬ論理力で提案をしてきました。しかし、その提言を実行するのは現場ですが、提言内容と現場状況とはギャップがありました。そのため、実現するのは大きな障壁がありました。また提案の実現の為には現場の課題を埋める打ち手を考えなければなりませんでした。その打ち手は自分たちで考えざるを得ませんでした。
しかし、障壁がおおき過ぎて実現は困難でした。これは、コンサルが企業の現状や課題を把握していないため仕方ない面もありました。一方では従来のコンサルティングファームが、経営的な視点のみを重視して現場の状況を軽視してきたことも実現ができない理由になったように思います。またコンサルティングファームは、改革の提言のみで実行ステージでの課題に関してはノータッチであることも実現できない理由のように思います。
このようなコンサルティングファームに比べて、O社のコンサルティング方法は、実際現場で中心になってきたメンバーが対応しただけに、実現することに重きを置きました。そのため、現場の一人一人から事実や課題を全て聞き取り、その声を改革に結び付けるという地に足が着いた取組みを行ったのです。また、シェアードサービスの実行ステージに移っても、その悩みを聞き取り、顧客とともに推進していくというスタンスをとったのです。顧客の皆さんと共同プロジェクトを組み、一緒に汗をかくという取り組みの仕方をしたのでした。このように、現場の課題を踏まえつつ改革の理想に向けて対応をしたのでした。
コンサルティングに参画したメンバーは、慣れないサービスであり寝食を忘れて取り組んだのでした。このコンサルティングを通じて顧客からも大きな評価をいただき、コンサルメンバーも社内の取り組みでは得られない大きな喜びを感じたのでした。この顧客の取り組みが、その後外販を進めていくうえでの大きな糧になったのです。