シェアードサービスの検討プランがまとまれば、次は具体的な実行プランの策定になります。




実行プランでは、検討プランでまとめた改革の背景・課題などを踏まえ、次のようなことをまとめる必要があります。


まず、新たな本社とシェアードサービスセンターの双方に関して、共通的に次のような内容を策定する必要があります。

 目指す姿(ビジョン)

 ミッション(役割)

 ミッションにもとづき保有機能の明確化 



特に詳細に検討が必要なことは、上記③の「保有機能の明確化」です。以前に述べたように、「保有機能の明確化」にはミッションと詳細な業務分析に基づいて実行するのが必要です。管理職レベルでの情報に基づき実行すると実際内容と異なる場合が多いのが実態です。この場合再び修正が必要になるので、この段階である程度時間かけても詳細な業務分析を行うのがベストです。

また業務分析により、具体的な改革目標も明確になります。


以上が終われば、次はシェアードサービスセンターの運営に関する内容の明確化です。

運営に関しては、次のような内容を明確にすることが必要となります。

 ビジョン・ミッションにもとづき中期的な目標とマップの作成

 ・バランススコアカードにもとづく視点別(顧客・人材・業務・財務)目標

  づくり

 ・目標達成までの戦略マップ作成

 実行を効果的に運営するためのマネジメントの変革内容

 ・事業体としての運営のしくみ

 ・効果をはかるしくみ

 ビジョン・ミッションにもとづき社員への期待

 経営・事業部門への貢献

 運営する組織案



なお、実行プラン策定の段階では、次のような内容を心がけて対応すると運用段階で速やかな実行が可能となります。準備を十分して実行が速やかなキックオフできることが肝要です。

 実行段階で実運営するキイマンを予め想定して、キイマンが中心になって策定する。

 経営トップにはシェアードサービスの中期的での導入効果で了解を得る。

 運営レベルで年度別実行計画が策定可能となるようなレベルまで行う。



以上ができれば、改めて経営の了承を得て実行段階に入ります。

次回は、更に実行プランでポイントになる項目に関して詳細に述べます。