「業務推進力」については、専門性に裏付けされて身に着く能力です。よって、「業務の専門性」の項で重要な点を述べましたので、この項では多くは語る必要はないと思います。
そこで、この項では業務を遂行するうえで大切なキイワードである「セルフコントロール」について述べてみます。まず担当者個人に求められる日常業務に関する言わばミクロ的な「セルフコントロール」です。
ここで言う「セルフコントロール」とは、自らの業務を他の人の助けを借りずに完遂することです。業務を「正しく・安く・早く(納期通り)」完遂する過程で、自らの基準を保有して対応することです。
「正しく」という面では、「チェックポイントを明確にして対応すること」「通常以外の結果が出てきた際は原因を追究すること」など、結果に関して品質管理の責任を自ら負うという対応が必要です。
また、安くという観点では「超勤を避ける。」「経費のできるだけ掛からない手段ですすめる」など、コストを意識した対応が必要です。
更に「早く」という面では「業務カレンダーを予め作成して、それに沿って業務を進めること」で、自ら時間という評価軸を取り入れて対応することが必要です。
間接業務は担当者一人一人が支えている要素が強く、「セルフコントロール」出来るか否かが業務推進を円滑にすすめる鍵になります。
もう一つ大事なのは、管理者が担当者に業務分担させる仕事の与え方です。私は、業務を担当者に「Plan-Do-Check-Action一体型」で遂行させることが必要だと考えます。
この考え方が、先に述べた「セルフコントロール」の前提にもなります。
ここで言う「セルフコントロール」とは「目標をたて計画し、実行し、評価して、修正を講じる。」を自ら行うことに他ならないからです。これが言わばマクロ的な「セルフコントロール」です。
これと反対の考え方は、担当者には「Do」のみ与え、残りは管理者が対応するような考え方です。このやり方では、先に述べた「セルフコントロール」は根付かず、QCSの管理が管理者任せになるばかりか、担当者も専門性が身につかないことにもなります。
明日ももう少し「業務の推進力」について述べます。