久しぶりの投稿です。先週の土曜日から富山に行ってきました。青空のもと立山連峰の稜線もくっきりして雪が少しの残り、絵のようでした。近くの海も太陽に煌めいていました。
さて、今回は関係会社間接部門のシェアードサービス化について書きます。実はこの件はシェアードサービスに関して重要な点をはらんでいます。
関係会社のシェアードサービス化は、効率化だけではなく、親会社から見ると、連結経営や内部統制の観点から大きなメリットがあります。シェアードサービスセンターという組織で、一体的かつ専門的に対応することで、いわゆる「見える経営」や「業務品質の向上」が図られるからです。
一方、関係会社は、別法人であることでレベルの差はあるにせよ経営の自律性や独立性が認められています。したがって、親会社の命令(ガバナンス)だけで、シェアードサービスセンターへの業務の移管に関して、関係会社の納得をえることは少ないと思われます。したがって、シェアードサービスセンターは、関係会社のメリットが明確になるようにする必要があります。具体的には、関係会社の課題を捉えての提案の中で、シェアードサービスが効果的だということを示すことが必要です。つまり、シェアードサービスセンターに委託するとQCS(品質・コスト・スピード)の観点でどのように効果があるのかを「提案書」の形で提示するのです。
ですから、シェアードサービスセンターは、課題の発見や解決策の明示を行う能力がなければなりません。言い換えれば、一般の事業部門が保有しているSE力や営業力が必要になるのです。このように考えると、人材という観点でもシェアードサービスセンターは前に書いた意識改革だけでなく、新たな能力の開発が必要になるのです。
次回も、もう少し、関係会社のシェアードサービス化について書きます。