先日、旦那さんとベビーカーに乗ったベビの3人で梅田にお買い物に行った帰り、駅でエレベーターに向かいました。


既に車いすのおじさんがエレベーターを待っていて。


エレベーターが着いて、扉が開きました。

するとそのおじさん、エレベーターの奥にささっと乗った途端、

すっと車いすから立ち上がり、そして車いすをたたんでスペースを作り

ボタンを押して、私たちに「どうぞ」と。


車いすの方が立ち上がり、わざわざたたんでくれたことに驚きつつも、

何なに?頑張れば立ち上がれる程度の障害なのかな?

と瞬時に思いが錯綜し、そのおじさんを見ました。


すると、片足がない。


一瞬驚きましたが、なんとかありがとうと普通にいう表情を作り、3人で乗り込みました。


エレベーターの扉が閉まり、その瞬間・・・


く、くさい。。


本気でくさい。このおじさん、汚い格好をしているし、くさいよ~。



思わず私は息を止めて、そのおじさんから息子をかばうような姿勢で、背を向け。


無事ホームについて、おじさんはまた「開」のボタンを押しながら「どうぞ」といってくださり、

立ち位置から私たちが先に降りました。


車いすのおじさんは、片足でエレベーターを降り、

もう一度車いすを広げて、手で車いすの車輪を回し、

あっという間に前にどんどん離れていきました。


私はちょっと驚いて、旦那さんに、思わず

「驚いた。片足がないのにすごい人だね・・・。でも、くさかった!!!!」

とバカ正直な感想を。


するとだんなさん

「聞こえるよ」

と、私を優しくいなし。


そのとき、私は「ずいぶん前にいるけど・・・やだ、きこえちゃったかな!?」とごまかしながら、

顔が多分真っ赤になるほど恥ずかしくなってしまいました。


照れ隠しか、思わず「気づいてた?くさかったよね?!」と同意を求める私。


旦那さん「うん。気づいていたよ。くさかったね」


私「びっくりしちゃった。片足だった」


旦那さん

「義足、あうのがなかったんだろうね。

お休みの日に一人で梅田にいるから、たぶん独身かな。

お世話してくれる人もいないから、一人暮らしなんだろうね。


きっと、生きていくので精いっぱいのはずなんだ。

サービスもあるんだけど、毎日じゃないし・・・・

お風呂にもそうそう入れないと思うよ

洗濯だって、なかなかできない。」


私「・・・・・・。くさいのもしょうがないね。(←まだ言う)

それなのに、私こそ、下品な人間だね」


旦那さん

「いや、下品じゃないよ」


私「片足で立ち上がってエスコートしてくれたのに、私、下品」


旦那さん

「下品じゃないけど・・・そういうのはね、驕り。恵まれた人の驕り。」


「・・・・。」


旦那さん

「ななは、普通の会社員だし、そう思ってしまうのが普通さ。


でも、医者はね、そういう人に接するときにそれじゃだめなんだ。

昔研修医で、ああいう患者さんに会って、明らかに顔がこわばった子がいてさ。

エレベーターの中のななと同じ表情だったから、思い出したよ。

お嬢さんだった(笑)。注意したら、だんだん治っていったけどね」


私「いや、職業じゃないよね・・・」


旦那さん

「あのひとの日々の暮らしは、きっと僕には想像できないくらい小さなことも

大変だと思うんだよね。

だから、普通は余裕がなくなるんだけど・・・、

そういう障害者や病気の人をたくさん見てきたけど・・・


あの人は紳士だったね。

服は汚れていたし、くさかったけど、心は腐ってなかった。

心はさ、金ぴかなわけよ。


だからさ、そういう人には、くさいって思ってもいいけど、心にしまって、感謝だけ口にすればいいの」



以上、備忘の話。

私は本当に口が悪いし、未熟で、おごりのある人間。。

久々に(泣)、思い出した。。だから、備忘。


あ~~~~、だめだ、いい年して、性根はなかなか治らない!!