綺麗になった足元をオレンジ色の陽の光が照らす。


今頃きっと、一日の勤めを終え


ホッとしている人が大勢いるんだろうなと


取り残されたような気分で思い耽る。


洗濯したての衣服はとても良い香りで、


少しばかりうっとりしながら干してゆく。


開け放った窓からは、


爽やかさを纏った風が流れ込んで


甘い香りを部屋中に行き届かせた。





暮れ始めたら


闇は素早く世を包んで、


安らぎを与える。


もう大丈夫だよ、と


月が微笑んでくれる。