こんな出来事がありました。
5月ごろから、鳥たちは忙しそうに巣ずくりを始めます。
6月の爽やかな日、私はベランダのイスにかけていました。
屋根の接合部分に、キツツキが丸く穴を開けてありました。
ヒガラが、その穴を使って産卵し、ふ化させて2羽の赤ちゃん鳥を育てていました。
ヒガラ夫婦が口ばしに虫をくわえては、赤ちゃん鳥にせっせと与えていました。
ところが、ヒガラ夫婦が、私の目の前に来て、口ばしに虫をくわえたまま、上下50センチ幅位を、
何回も鳴きながら奇妙な飛び方をしたのです。
急きょ、梯子をかけて懐中電灯で、巣の中を調べてみたところ、赤ちゃん鳥がいないのです。
耳を澄ませると、巣から離れた奥のほうに、幼鳥の動く音が聞こえました。
驚いたことに、親ヒガラ一羽が、作業をする家族の横に並んで、心配そうに、
じーとその様子を見ていたのです。
その時、私はディズニー映画のワンシーンを思い出して、よく自然の出来事を観察し脚色され、制作さて
いたことを感じて、さらにディズニーフアンになりました。
何事もなかったかのように、無事に巣に戻った幼鳥に、せっせと餌を与えていました。
森の暮らしは、たくさんの不思議が詰まっています。