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一年を通して、森で暮らす小鳥のガラたちは、厳しい冬の間、餌を求めて我が家にもやってきます。

馴れた態度で木に止まって、ヒマワリの種をえさ場に入れている間、静かに待っています。

準備ができると大声で仲間を呼びます。


えさ場には、5種類のガラがきて、競い合いながら、ヒマワリをくわえて、

枝に移っては、上手に種を食べています。


ヤマガラは、ガラの中では一回り大きく、胸からお腹に掛けて、レンガ色の美しい鳥です。


ガラス窓に映る景色を、本物と見間違えて、まれにぶつかる鳥がいます。


ヤマガラのヤマちゃんが、窓にぶつかって、目を閉じ、口を開けて横たわっていました。

低体温になる前に、保護したヤマちゃんを、しばらく両手で温めながら、「もう一度お空を飛び回ることができますように」と声を掛けていました。


暫くすると、手のひらの中で、動き始めました。

私の目を見てから、飛び立とうとしたのですが、まだ完全に回復していない状態でしたので、

えさ場の箱の縁に止めてやり、様子を見ることにしました。


其処に、同じ仲間のヤマガラが、向き合って止まり、弱っているヤマガラを見ていました。

そのヤマガラは、今までに一度も聞いたことがないような高い声で、抑揚をつけて「ピピピィ、ピせかいもピピィ」と

早口でさえずるや、弱っているヤマガラの胸を目掛けて、自分の胸をぶつけました。

弱っていたヤマガラは、我に返ったように、空に飛び立ちました。


鳥の世界も、人間と同じように、相手のことを心配したり、喜んだり、豊かな感情があって、

生あるものは、みんな侮れない、大切な仲間なのだと思った一件でした。