40才を過ぎたぐらいから一年が強力に早くなって来たんだけど、今年は特に早かった。
今年の仕事初めは1月5日6日の八メタで、それが終わったらさっそくソロアルバム『SHARA』の準備。
メジャーでの初ソロ・アルバムは 二井原実 在籍時代の『第二期EARTHSHAKER』を音源化出来たことが嬉しかった。
18～20歳の頃につくってた曲を当時のままのアレンジでレコーディングしたんよ。
にーちゃんも、クドーもめちゃ頑張ってくれて、凄く刺激的な最高の音源が残せたのはそれぞれのシェイカーに対する愛だね。
自分で言うのもなんだけど、今から30年以上前によくこんなことをやってた。
あの頃も今と同じように音楽が好きで好きで、ギターが好きで好きでたまらなかったんだと思う。
そのソロ・アルバムに mintmints の音源を入れれたのも良かった。
アルバム発売時は僕の宅録音源だった Ghost や Hell Dance を今のメンバーでレコーディング出来たのも嬉しかったし、ツアーでのライブテイクもたまらない。
新曲『Space mints』もかっこよかったでしょ？
mintsは来年もぶっちぎるんでお楽しみに。
アルバムの最後のアコギでのソロ2曲も評判よくて、なんだか次の展開も考えないと～。
まだ、聴いてない人はここクリックしてちょこっと聴いてみてね。
あっ、そうだソロ・アルバムはほとんど自分で録音しミックスしたんだけど、Protoolsを使い始めてから～今までの経験が一冊の本になったのも嬉しかった。
必要な事だけをめちゃくちゃ分かりやすく解説したし、レコーディング秘話もたっぷり入ってるんで、これからコンピューター導入して自分の音楽を極めようとしているミュージシャンには是非チェックしてほしい。
頑張って学んだことが本になるってことはめったに無いことなんで、素晴らしい体験でした。
ソロアルバムのマスタリングが終わる前にシェイカーのデビュー30周年アルバムの『The Earthshaker』の作曲に入ったんだけど、なんせ時間が無い上により早く作曲とアレンジを済ませ、mintmints のツアーの前にメンバーに音源を渡し練習してもらわないといけなかったんで、焦り方も集中のしかたも半端じゃなかった。
悩んでる暇すら無く、一日中ただひたすら作曲しアレンジしたのもいい方向にでたし、ソロアルバムで学んだ事がそのまま生かせたのも良かった。
レコーディング中に股関節を痛め、一時的に歩けなくなったのは大変だったけど、今から考えるとそれも良かった（笑）
ちょうどライブの無い時だったし、それ以降同じ姿勢で何時間も延々作業しないようになったし、今まで気にしてた以上に姿勢を気にすることができるようになった。
股関節を痛めた時は僕に聞いて。
飛びきりの痛いツボを教えてあげるよ（笑）
けど、めちゃ効くからね。
アルバムリリース後のシェイカーのツアーは6月から始まり、計40本でこれがまた凄い刺激になった。
人前で演奏することは上達への一番の近道。
今回もいっぱい練習して挑み、いっぱい学んだ。
しかも、ツアー中にメンバーそれぞれの誕生日を迎えるなんて凄いことだよね。
デビュー30周年を祝ってくれて、メンバーの誕生日を祝ってくれたみんなにありがとう。
ツアー中のほとんどのライブをZOOM Q3HDで録画し、ライブ終了後に自分でチェックしてたんだけど、それがまた自分の向上につながった。
音源だけじゃなくステージ全体の映像で見るといろんな事が分かってくるね。
簡単に録れて簡単に見れる。
テクノロジーの進化は素晴らしい。
ツアー最後のブリッツも素晴らしかった。
みんなの愛を深く感じたよ。
ブルーレイ楽しみにしててね。
毎月マーシーとやってるシェイカートリビュートユニット『SMC』はすでにライフワークな感じなんだけど、テクニック的には相当難しい事をやってるんで毎月気持ちが引き締まる。
終わった後のファンの人達との話もいろんな事が聞けたり発見があったりで楽しいんよね。
次のSMCは1月8日八王子 XYZ→A Barだよ。
いろんなセッションに参加できたのも良かった。
セッションはほとんど洋楽のコピーなんだけど、人の曲をコピーするのは強烈に自分のためになる。
でもコピーして覚えるのは時間がかかるし、めちゃくちゃ大変なんで出来ればしたくない（汗）
だけど、それではミュージシャンとして前に進めないんで、誘われたらドンドン出て行くようにしてるんよ。
今年も八メタ、オキメタ、D_Drive、ジョージ紫さん、CRJ、ジェイル大橋、キョージさんといろんなセッションに参加した。
同じステージで弾くことは凄く刺激になるし、今の自分の立ち位置を確認できるから素晴らしい。
「ここはこのままでイイけど、ここは僕に足りない部分なんで学び練習しないと」と魂に火がつく。
中でもアドリブ合戦で毎日あれこれ違うことを出来たキョージさんとのセッションツアーは刺激的だった。
ツアー最終日に松江出身の恭司さんと行った松江は多分スーパースペシャルな松江で、僕は松江がめちゃ～くちゃ好きになった（笑）
恭司さんが御両親を紹介してくれたのは凄く感動したな～。
上の写真の真ん中が恭司さんのお父さん。
ステキなお父さんでした。
御両親とも90才超えなんで、恭司さんもきっと長生きだね。
恭司さんファンはまだまだたっぷりあのギターが聴けるよ。
気絶しそうなぐらい多忙だったけど、素晴らしく実りの多い一年でした。
応援し、励まし、協力してくれたみんなにありがとう。
僕のギターと僕の音楽を愛してくれてありがとう。
このブログを読んでくれてありがとう。
来年はMacとかの音楽制作環境をあれこれ一新することからはじまり、しばらくいろんな音楽を時間を気にすること無くあきるまで聴きまくり、曲のコピーとかじゃない自分のための自分のやりたいギターの練習をしまくり、吸収したものが消化され曲が書きたくてたまらなくなったらひたすら作曲しまくる。
今年一年で学んだ事はめちゃくちゃ大きい。
早く形にしたいけど、焦らずじ～っくり制作していくんで、楽しみに待っててね。
デビュー30週年は素晴らしかった。
デビューした頃はこれほど長い間ギターを弾くとは思わなかったし、
こんなに長い間みんなに愛されるとは思ってなかった。
今年もいっぱいありがとう。
よい年を迎えて下さい。
みんなが幸せでありますように。
SHARA