テールピースをアルミから亜鉛ダイキャストに変え、ブリッジもナッシュビルに交換。
こういった地味な作業でギターの音が太くなる。
フレットもディマジオに交換してもらった。
コントロールもワンヴォリューム、ワントーン、一個はダミー。
タップも使わないんで、これもダミー。エスカッションもマホガニーのがついてたけど、これもプラスチックに交換。ピックアップはフロントがダンカン59、リアがダンカンJB。
シールはヴィレッジヴァンガードで購入。
ヴォリューム横についてあるシールは、クリーントーンの時の目印。
これをヴォリュームの2と合わせると、クリーン標準。1.5~1.8でメチャクリーン。
2.5~3.5でウォームな歪みの混じったクリーン。
これプラス、ピッキングの強弱で色気のあるクリーンをつくる。
市販のこのモデルに上記の改造を加え、さらに新しいアイデアを加えたシャラモデル。
このギターの方が重量があるんで、若干重めのサウンド。
アルバムQuarterでは右チャンネルのバッキングの音が全部これ。
しかし、バックのマホガニーをくり抜き、その中にメイプルトップをはめ込むって言う技は凄すぎだよね。
フジゲン恐るべし。
久しぶりのシグネーチャーモデル。
シェイカーデビュー25周年という大切な時期に、このギターに出会えた事は単なる偶然じゃないよね。ネックはメイプルで、タイムレスティンバーって言う湖のそこに100年以上沈めてあった木を使用。今まで「大切なのは木の種類と組み合わせ、パーツの選択だ。」と思ってたんだけど、このギターを弾いて考え方が変わった。「ギターで大切なのは木だ。」まさに木が鳴りまくるサウンドは、弾いてて凄く気持ちいい。色はシースルーホワイトで、照明の角度でトップのトラ目が綺麗に浮きでる。このギターもマホガニーをくり抜き、メイプルをはめ込んであるんだけど、さらにブリッジテールピースの下にもタイムレスティンバーをはめ込んである。右手のタッチのほんの少しの差についてくる、そのレスポンスの良さは、こういったところにもあるんだと思う。ボディに入ってる貝のバインディングもめちゃくちゃ綺麗。座って弾く時にボディが肋骨に当たらないよう、裏面を斜めにカット。
あと、右下の腿に当たる部分の裏面も斜めにカット。立ってギターを弾く時の体のストレスが、なくなった。ネックの付け根のカットも絶妙で、弾きやすい上に、ちゃんと低音も出る。
QuarterのメイキングDVDを見てくれた人は知ってると思うけど、アルバムQuarterの左のバッキング(欠片をのぞく)とギターソロの全部がこれ。今2号機をつくってもらってるんだけど、ヴォリュームの位置が少し変わり、ポジションマークが変わる。
あとアンクの足も少し長くなり、より弾きやすく、男前になる(笑)
2号機は6月21日のO-eastで初披露となるんだけど、会場内にフジゲンブースを設置してもらい試奏できるようになってるんで、ライヴに来たら試奏してって~。
その2号機は市販されるんだけど、フジゲンカスタムショップでの完全受注生産。
予約受付は6月21日のO-eastの、フジゲン試奏ブースから始まります。
お楽しみに。
① フロントピックアップにテープが貼ってあるのは1弦の引っかかりを防ぐため。理由はわからないんだけど、たまに引っかかるギターがある。なんでかな?
② ハウリングの防止に、ピックアップを固めのスポンジでがっちりガード。
③ クリーントーン用の目印。使い方は前記の通り。ヴォリュームノブに右手が当たって痛いから、自分でノブを道路に擦り付けて角をとった。ノブに細かい穴をあけて滑り止めにしてるのもわかるかな?
堂々とMADE IN JAPANって入ってるのもいい。
ペグ、ブリッジ、テールピースは全てゴトー製。
メキシコ貝のアンクが綺麗だね。
マーシーがくれたアンクをオキニのジョディヘッドのストラップにつけた。
ストラップのピンは後ろがジムダンロップで前が普通のやつをパーツでロック。
ジムダンロップのロックピンは斜め上から引っ張られる力に弱く、僕みたいにギターを下げると前のピンがいきなり外れる時がある。
外れた時の左手にかかる衝撃と負担が凄く危険なんで、この位置にピンがついてるレスポールタイプのギターは全てこうしてる。
見ての通り6弦側が少し高くなってる。ネックのトラスロッドを自分で調節して、毎日ギターの状態をベストに持って行くから、僕のギターにはトラスロッドのカバーがついてないのが多い。
でもタイムレスティンバーはほとんどネックが動かないから、ついたまま。植林で管理されガンガン日光浴びてどんどん大きくなる木と違い、ジャングルで少しづつ育った木は強いよね。
タイムレスティンバーの年輪の細かさはみるとびっくりするよ。
同じメイプルとは思えない。
音の密度が変わってくる。