石原"SHARA"愼一郎 official website

昨日の懐かしい写真でも着てた愛用の皮ジャンが、風変わりな色に染まった事件があった。
その時はメンバーで幡ヶ谷の○○荘に合宿してたんだけど、蒸暑い梅雨の時期のツアーで一週間以上家を空けてた。
○○荘は1階で、日当りが悪く湿気が多い部屋だった。
特に奥の部屋の湿気はもの凄く、いろんな電化製品にそっこーガリがきてたけど、
いつもいろんな人が来てにぎやかな茶の間は比較的ましな方だった。
僕の自慢の皮ジャンは、その茶の間の柱の横が定位置で、いつもそこにいた。

その夜ツアーから帰って来て、部屋の鍵を開けたら湿った暑い空気がどんより重く、息を止めたくなるぐらいだった。
さっそく部屋中の窓を開けて換気、すぐにお風呂を沸かして順番に入る。
順番待ちの人はファンの人達にもらった大量のビール券で大量のビールとおつまみを買いにいった。
デビュー間もない僕らが何の気兼ねもなく楽しく飲めたのも、ファンの人からのプレゼントのおかげだったんよね。
感謝。

ロードマネージャーやローディーもいたんで、いつものように長く楽しい宴会が始まった。
で、かなり時間が経ち、みんなかなり酔っぱらって来た。
にぎやかな中でふと「こんな家でもやっぱ帰って来たらホッとするな~。」となにげに部屋を見渡したんだけど、その時に変なものを見たような気がした。
何が変だったかも分からなかったんで、もう一度ゆっくり見渡した。
そして酔いが一気に冷めるぐらいびっくりした。
「あれ、何???」
僕のあまりのビビりかたにみんなもビビり、僕の指差す方を見た。

つづく。