行きも帰りも無駄話はせず。

ただもくもくと、目的地に向かいました。


毎回、開門時間の少し前に、門の前に着いていました。

どんなトラブルがあっても、間に合うように、かなり余裕を持たせるようにしました。

あと、私の信条として、集合時間や、待ち合わせには、相手より先に来ている方が心の余裕が持てるって、何かで読んだので、いつもそれは心がけているのです。


息子は、ちょっと早いとぼやきながらも、開門と同時に入っていきました。

着て行ったダウンはいつも脱ぎたがるので、毎回預かるのが儀式のようになっていました。


門に送り出す時、頑張って、だの、大丈夫、だの、息子は色々言われたくないようで、一言いってらっしゃいくらいしか言わなかったです。

アイコンタクトはしたつもりです。

(私からだけかな)


初戦の慶應志木の三田会場では、大階段を登っていく息子を見えなくなるまで見てました。


私は駅の反対側の商業施設で待ちました。

初日、私も緊張。

要領を得ず、落ち着きもなく、息子のかさばるダウンを抱えながら、カフェをあちこち移動してしまい、寒い思いもして、疲れてしまいました。

連戦の初日、動かない方が良かったです。


終了後は、ぞろぞろと受験生が色んな表情で出てきました。

お迎えの方もたくさん来ていて、狭い歩道がちょっとした混雑でした。

息子はかなり時間がたってから出てきました。


試験監督の先生が、とても良い印象だったと柔らかい表情で言っていました。

お手伝いの在校生も優しかったようです。


とっても安心しました。

行くかもしれない学校に良い印象が持てて、良かった。

そんな素敵な人がいる学校、ご縁がいただけたら本当に嬉しいな、なんて、より一層心を掴まれました。

こういうのって、目に見えないご縁みたいなものもあるような気がするんです。

うまく行く時は、うまく行く。

結婚とか就職とか、決まる時ってとんとん拍子なような。

なんとなく嬉しい気持ちでした。

口には出しませんでしたが。


帰宅してから、ささっとお昼を作りました。


翌日は試験はなし。


もうジタバタするより、今日の疲れをとるためにも、ゆっくりお風呂につかり、早めに寝ました。


ここから1週間、本当に特別な1週間でした。

受験生の精神力、すごい、と感心です。