私のライフスタイルの極上の贅沢は、ほぼ放置農で自家栽培した野菜や果物を子供達と収穫し食す事。


そしてたまに食べる鳥肉も自分で育てたい。

 

今は肉屋やスーパーで買っていた肉類。

私が好んで買うのはフリーレンジと言われるケージ飼育ではなく、ある程度動ける飼育のされているもの。

または RSPCA と表記される動物の肉。

 

英国王立動物虐待防止協会 

The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals (RSPCA) は英国の非営利団体である。

 

簡単に言えば 飼育上、動物虐待の受けていない動物達を証明するもの。

 

 

↑写真はオーストラリアの4大スーパーマーケットのW○○L W○RTHで約10ドルで売られ、既にローストクッキングされてる鳥の丸焼き。美味い。 オーストラリアに来てローストチキンを買う機会があったら是非注意して色々買い物を楽しんでみてほしいな。 

 

オーストラリアの好きなところは、食の意識がこういった所で高いと感じる。

 

商品表示 - 表記がとてもいい。

比較的消費者の為にしっかりしている。

 

私の旦那さんも自然保護などのストライキ*プロテストに参加するような人で、このしっかりした表記にあるストーリーを簡単に教えてくれた。

少しでも質のいい食べ物を食べれるように 安心して消費者が食せる安全な食べ物の為に国民と政府が長い間戦っていたこと。

 

残念なことに日本にはないこの、政府を動かそうとする国民の力はすばらしい。


我々日本人ももっとみんなと一緒文化をやめて、意識高めていけば戦っていけるのではないかと思う。戦わなければならないと思う。

 

ただやっぱり安い肉など海外からの輸入肉は、短期間で急成長+充分太れるように 餌にホルモン剤が使われる確率が非常に大きいと良く聞く。

 

日本人の大好きなコ〇トコ。ここで売られるローストチキンは600円くらいで売られてる大量生産の鶏と聞いた。私は食べたいと思えない。

 

安さと質の問題。

 

この動物に与えるホルモン剤。これが子供たちの体を蝕んでいる。

 

現代の子供たちはすっきりした体系に長い脚。30年前の子供達にはあまりいない体系ではないかい?

 

また 男の子におっぱいができてたり、女の子の初潮が早まっていたり、70〜80%日本の男子の精子が健康ではない時代となったものだ。

 

これらの原因はやはり食べ物だと指摘する研究者が多く出ているのも確かだ。私もそう思う!

 

 

私はオーストラリアに来てからますます食に対する好奇心が高くなり、また子を身ごもってからはもっともっともっと気にするようになった。

 

自分という大きな木のルーツがこれからもっとどう元氣で健康で力強く根を伸ばしはっていけるのか、どうやって持続できるか、どう伝えていくか、私の中の大きな課題となっている。

 

我が家には一匹の若いルースター(雄鶏)と5匹の可愛い雌鶏がいる。

 

以前、子孫繁栄の為にもらったルースターは、朝方だけでなく夜中も数回鳴くため苦情が来て 我が州のレンジャーから処分命令を下され、殺すのはできなかったので、ファームを営む友達にあげた。

 

そしてまた懲りずに雄か雌かもわからない赤ちゃん達を愛情もって育て、わかったのが ルースターだった。

他の家でもルースターを飼う家は近くにいて、私達はこの鳴き声がいっこうにうっとうしいと思う事はなかったんだが、近所の夜が明ける前から仕事に行く友達から、真夜中起されると数回苦情がきた。

 

さて、どうしたものか。

 

貰い手もいなく 森に置き去りにしてかわいそうな思いもさせたくない。

 

ならば 私がこれからも肉を食べていくならしたい事。 

 

自分で育てた健康な鶏を自分でしめてその命を頂く。

 

その鶏の健康状態も何を食べてどんな暮らしをしているのかわかるから安心だ。

 

もちろん 二度と帰らない命を取ってしまう事。考えはそうとう重かった。

 

週末を使って充分考え、一番ストレスなく 痛い思いをしないで素早く出来るか、沢山調べて聞いて、頭の中でイマジンをフル使った。

 

そして その日。

 

ガールズ達(雌の鶏)を林に離し、見られないよう準備完了。

 

ルースターはとても力強く大きい。

 

長い時間だっこをして話をかける。

 

羽を片手で固定。 

まだ暖かい体。 

首の動脈の動きも伝わる。

命がそこにはあった。

 

ものすごい緊張感が襲ってきた。

 

大きな呼吸とともに、鶏の目を覆い素早く動脈静脈を切った。

 

彼の命を奪った瞬間だった。

 

彼の魂はナイフと私の手、体を通りぬけて自由になっていったと思う。

 

それを感じた時から私の体内は当分震えていた。

 

命の重さは思ってたよりも遥かに尊く、重かった。

 

もちろん彼の体には感謝をして皆で美味しくいただいた。

 

これが私の初めての鶏を絞めた日。

 

 

いただきます

 

そして

 

ありがとう。


勝手な決断だったけど

身をもって経験させてくれた事。

身をもって教えたこと。


サイモン。貴方の元気が私達の元気になります。本当に有難う。


たった一匹の命。

けど

600円では買うことは無理。


だからもう一度。



ありがとう。


 

 

 

Shanti Shanti Shanti.......Thank you for sharing your time....