風邪
2週間ほど前に風邪を引いて2日ほど寝込んでいたきっと疲れがたまっていたのだろう。。。薬をほとんど飲まない私が医者に行って4種類だったか、薬を一週間飲み続けた。ライブがあったし人にうつすわけにはいかない。お医者さんに聞いたんです、この風邪は感染しますか?って。そしたら普通にお仕事していれば大丈夫ですよ。私の普通の仕事は口を大きく開けて人に向けてうたう。歌手であることは体調管理が何よりも大切。自分の楽器のコンディションのメンテナンス。


薬を飲むともちろん体調が変化する。風邪菌をやっつけたとしても、喉は乾くし、胃はあれる。薬のせいかは分からないけど、薬を飲み終えてからは食欲がない。食欲がないのはこれまた歌に影響する。食べ過ぎもいかんが、空きっ腹は禁物だ。この三日間あまり食べていない。食べたいのに食べれない。今日は食べなきゃ。

楽器
私は2年ほど前に喉に結節が出来て、それいらい沢山喉や歌に使う筋肉のことを学んだ。とてもいいボーカルトレーナーにも出会い、いろんなことが分かった。歌を学ぶのではなく、自分の楽器のメンテナンスに通った。肩こりも、重い荷物を持つことも、ハイヒールを履くことも、食べている食事の成分(タンパク質なのか穀物なのか)。毎日の生活習慣、スケジュール、体験、ストレス料、成長から気温や湿度まで、自分の楽器に影響のあるもののことをもっともっと良く学んだ。この楽器は分解してクリーニングできないし、弦を張り替えることも、ましてやチューナーでピッチを440から442にすることも出来ない。とてもデリケートな楽器なんです。

喋ること
人が話すときって歌うときよりも声帯の振動数は多い。特に私は日本語と英語を話すので、話し方や声の使い方が喉に影響するそして歌に影響する。私は元々話し声が高い方ではない。英語で話すときは声が低くても、女性も男性もしっかり話す言語なので、誰も何とも言わないけど、日本語は別物だ。
低い声で話すと、女性として人に与える印象が重いとか暗いとか。。。知らず知らずのうちに自分の声を高くして話していたらしい。今の司会の仕事も話すことが仕事なのでそこが難しい。きっと今は英語も少し高めに話していると思う。この仕事には必要かもしれないけど、喉には良くない。私は歌手だからそういうことが悩みになる。

出来ることはやる
かかせないのは朝のホット蜂蜜ミルクティー。身体のストレッチ。無理をして、詰まっていた身体のこりをほぐす。蒸気吸入器は乾燥してる時、ライブの合間に使う。ステージ上はとっても乾燥していて、しかもホコリが舞っていて、知らぬ間に沢山吸い込んでいる。睡眠が一番大切!!声の出が大きく変わる。
悩み事も会っても出来る限りそこに意識を集中させないで、ヨコにおいておく。それより大切なことがあるから。それはうた。歌が一番大切。


モニターとPA
昨日のライブで辛かったのは、体調がベストでない時にモニターやPAの音が良くなかったこと。ステージ上で自分のモニター(音の返し)は全てだ。会場のフロアーにはカーペットがしかれていて、音をすってしまう。会場のACOUSTICS(響き)はDEADだった。PA(外音)はずっと自分では確認できない。会場のPAの人は自分の声を知らない。ライブでどんなふうにいろんな声を使うのかも知らない。こういう時に耳のいい信頼できるアシスタントが欲しくなる。ミュージシャン仲間が外音を確認して助けてくれるけどそれより中音。それよかモニターエンジニアを毎回同じ信頼できる人に頼みたい。エンジニアたちは一緒に演奏しているミュージシャンと同じくらい誰を選ぶかが大切だ。中音、モニターの音のバランス、自分の声の成分のいい所が引き出されているか、リバーブの種類、リバーブの長さ、使っているマイクの値段やクオリティーよりも大切。ノイマンのマイクを使ったって、そのマイクの良さを引き出さなければ意味がない。モニターを操作するエンジニアの耳、センスと腕にかかっている。中音が良ければ、演奏しているミュージシャンたちは楽しいしハッピー、いい演奏が出来るということは会場のACOUSTICSがあまり良くなくても、お客さんに伝わるものが出る。