EMの本質的な効果は?抗酸化作用と非イオン化作用、触媒的にエネルギーを与える波動の三つです。
①抗酸化作用
そもそも、生命が衰退したり、物質が劣化したりするのは、酸化によって、エネルギーを失うためです。
私たちが普通に吸っている酸素には、酸化力はありませんが、酸素が活性化して、フリーラジカルになった時、全てを崩壊させる力を持つのです。この酸化に抵抗する力が「抗酸化」です。
私たちが吸っている空気の21%は酸素です。酸素は人がエネルギーを生み出すために不可欠なものですが、体内に取り込まれた酸素の何割かは、使われることなく、そのまま酸化して、老化や病気の引き金となってしまいます。
体内で、常にこうした反応が起きているにもかかわらず、人間がが健康を保っていられるのは、抗酸化力と免疫力があるからです。
ところが、現代社会に生きる我々は、農薬や化学物質による食品汚染、環境汚染など、あまりに多くのフリーラジカルにさらされているため、太刀打ちできない状況になっています。
その結果、免疫力も低下し、各種のアレルギー反応や、原因不明の難病など、有害微生物やウイルスにコロリと負けてしまうのです。
酸素が多くを占める大気中においては、酸素を使って有機物を分解する微生物の勢力が強く、その酸化力が、腐敗や悪臭につながっています。
この連鎖的な環境悪化を食い止めるには、強力な抗酸化作用を持つEMを活用して、有害な微生物を無力化し、周囲の微生物相を「蘇生」の方向に導いていくしかありません。
EMを使い続けると植物が非常に良く育つのも、環境を浄化させるのも、資材を強くするのも、元を正せば、この抗酸化作用や抗酸化物質をつくり出す力によるものです。
このように、これまでの常識では説明できない各種の蘇生現象は、すべて抗酸化反応を、基本としたものであり、物質の劣化対策や有害物質の抑制など、あらゆる分野で活用されています。