「延命」とは「命をのばす」という意味です。全部で「十句」の短いお経で、観音様にお願いを送り届けるお経です。


かんぜおんなむぶつ よぶつういん よぶつうえん

観世音  南無仏  与仏有因   与仏有縁  


ぶっぽうそうえん じょうらくがじょう 

仏法僧縁     常楽我浄


ちょうねんかんぜおん ぼねんかんぜおん

朝念観世音      暮念観世音


ねんねんじゅうしんき ねんねんふりしん

念念従心起      念念不離心


観音様、仏様、私たちは仏様の子供です。出合う人、出合う物、みんな仏様の子供です。

私たちは仏様の子供なのですから、永遠であり、喜びそのものであり、宇宙いっぱいであり、決して汚れることがない、そんな存在です。

朝から晩まで観音様の愛にくるまれ、温かい御心の中に寝起きしています。

どんなことがあっても、決して観音様は、私たちを見棄てたりなさいません。常に、私たちの成長を見守って下さっています。


「延命十句観音経霊験記」の記録によれば、瀕死の重病だった方が回復した例がたくさん書かれています。


すなわち、このお経は「命の可能性をのばす」と考えられているのです。


*私は、毎日書くようにしています。


参考文献