先生がおっしゃるには、「ABO型不適合」による黄疸ではないか、と。


黄疸は、血中に「ビルビリン」というものが増えておこるものだそうです。

通常の新生児黄疸は、光線治療をすることで、数値がさがるようです。


でも、母親がO型で、子供がAもしくはBのときに起こる黄疸で、

へその緒を通じて、胎児の血液が母体に入り、母体が異物だと判断し、抗体を作ってしまう。

要は、異物を攻撃し、やっつけてしまおうとする物質を作る。


私はO型、夫はB型なので、娘はB型の可能性がある。


そのB型に対しての抗体をもった私の血液が、娘のほうになんらかの作用で、

入り込んでしまう。


その抗体は、B型の血中細胞を破壊していくわけで、それにともない「ビルビリン」がどんどん増殖していく。


この「ビルビリン」が増えることで怖いのは、脳にこの「ビルビリン」が溜まっていくと、「脳内麻痺」に繋がり、障害となってしまうこと。


こうしてる間にも、娘の血中細胞はどんどん破壊されている。

光線治療を続けることも出来るが、増殖するスピードの方が速いようだ。

であれば、早めの判断で、NICUでの処置の方がいいように思う。


光線治療では追いつかない場合、「交換輸血」と言って、娘の血液を入れ替え、血液ごとB型の抗体を出してしまう処置になるかもしれない。


そんな話を、一人で聞いていました。

なるべく冷静に、取り乱さずに。



やっとの思いでの、セックスレス解消で子作り開始。

陽性反応がでるまで、泣きまくった2年8ヶ月。


だから陽性が出てからも、無事に産まれるまでまとわりつく不安があった。


もしもなにかがあったら・・・と、心のどこかでそういった事態への覚悟をイメージし、うれし涙を流すことが怖くて妊娠期にはただの一度も泣けなかった。


だから、娘の産声を聞いて、元気な娘の誕生を確認して、ずっと張り詰めていた想いも緩んで、油断していた。


冷静に、表情を崩さずにじっと先生の話を聞きながら、溢れてくる涙はこらえきれずにいた。